UVIがDRUMなんちゃらを出している。
UVIだと。
DRUM関係だと。
きっと良いに違いない。
と、なんのエフェクターかもわからず、手に入れてしまったが。
・・・これ、ボクには必要ないやつじゃないか。
録音したドラムの音源を差し替えることができるエフェクターらしいです。
ボクはDAWでしか曲を創らないので、差し替えなんてエフェクターを使わなくても、差し替えられる。
しかたがないので、ボクに必要なものにするための方法を編み出してみた。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
UVI PORTALというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
基本的な使い方
キックの音源にこのエフェクターを挿して、この黄色の部分に、差し替えたいキック音源を持ってくるわけです。
差し替えたい音源は、右上のフォルダマークをクリックして選択することもできますし、ファイルを黄色の部分にもってくるだけでも大丈夫です。
選んだら、Thresholdを下げます。
この画像ではわかりませんが、元の音源を再生したら、上のモニタに表示されます。
Thresholdの設定を超えたら、差し替え用の音源が再生されるという仕組みですね。
元の音源の音量はDry、差し替えた音源の音量はWet。
つまり、完全に差し替えたいならDryを0にする。
重ねたいのであれば、DryもWetも鳴らせばよいわけです。
ということで、音の差し替えではなく、音を重ねるプラグインと考えれば、ボクにも使い道があるわけです。
が、音を重ねるだけなら、TEXTUREというプラグインがあるのだ。
これではまだ、ボクにとっては必要がないプラグインになってしまう。
Wet音源の設定
Wet音源の設定がここでできます。
NORMALIZEはDry音源(Dry音源は赤で表示される)の表示を大きくする(音は変わらない)。
目玉マークはDry音源を表示しない。
雪の結晶(?)は表示を止める。
REVERSEはWet音源を反転。
LRはWet音源のLとRを反転。
Φは位相の反転。
波形の左端と右端は、Wet音源の開始位置と終了位置&フェードイン、フェードアウト。
DelayはWet音源の開始時間の調整。
PolyphonyはWet音源を重ねる数。
TuneはWet音源のピッチ調整。
Tuneの隣の耳のマークは、自動でDry音源とピッチを合わせてくれる(!)
GAIN MATCHは、自動でDry音源と音量を合わせてくれる。
A・H・Dはアタック、ホールド、ディケイ。
VelocityはWet音源のベロシティ。
右側のフェーダーは、Wet音源の音量とパン。
Wet音源の追加
左側に8つスロットがありますので、Wet音源を8つ加えることができます。
さらに、ModeがAllとなっていますが、Sequence、Random、Velocityを選択できます。
Allだと全部の音がなります。
Sequenceはスロットの1から順に、Randomはランダムに、VelocityはDry音源のベロシティによってどの音源を鳴らすか決める(ベロシティをWet音源の数で割り当てられる)。
トリガーの検出基準設定
先ほどまではキック音源だけだったのですが、たとえばドラム音源だともっと音の間隔が短くなります。
そうなると、検出の基準をいろいろ設定しないと、うまく検出できなくなります。
Gateはトリガーを認識してから、認識を終えるまでの時間と考えたらよいでしょうか。
Thresholdは先ほど説明した通り。
Cooldownはこれ以下ではトリガーとならない。
デフォルトではスレッショルドとリンクしているので、リンクを解除しないといけません。
Retriggerは、CooldownをOFFにして、スレッショルド以上のレベルに対して複数のトリガーイベントを発生させる、というよくわからないやつ。
たぶん、ものすごく短い音の連打とかにつかうんでしょう。
Releaseというのは、RMSエンベロープのリリースタイム。
Inhibitionはトリガー間の最小間隔。
Max Velocityはトリガーイベントの最大ベロシティのリファレンスRMSレベルを設定。
CLICKはクリック音。
まぁ、ほとんどよくわからないのですが、自分の望むところでトリガーされるように、設定するわけですね。
SEPARATION
先ほどの、ドラム音源の場合、とても上手に設定すれば、キック音源だけをトリガーにして、別のキック音源に変えることができます。
が、それが難しい。
そこで、SEPARATION。
音源を再生しながら、LEARNを押すと、音量差によって、音源を5つに分離してくれます。
それよりも小さい音は、Rに分類されます。
Trimをあげると、入力信号のレベルを増幅します。
元の音が小さい場合に使うわけですね。
ローパス、ハイパスは、入力信号の中でも、必要のない低音、高音がある場合に使います。
分離が終わったり、上の1~5とRをON、OFFすることで、その音だけをトリガーにすることができます。
ただ、残念なことに、1のときに1の音源を鳴らす、2のときに2の音源を鳴らすというのができないんですよねぇ。
MIDI書き出し
MIDI RECを押すと、MIDIを録音(?)してくれます。
録音を終えたら、MIDIを書き出すことができます。
先ほどのようにドラム音源からキックだけを抜き出して、MIDIに書き出すと、違う音源でキック音源とすることができます。
上に書いたように、SEPARATIONで1と1を対応させてくれたら、もっと簡単にできるんですけどね。
とは言え、音源がセットになったドラムループから、キックを取り出して、とかいう場合は、何もない場合よりはやりやすいのかもしれませんね。
動画はなしで。
ボクに必要なものにするための方法
さて、ずっと書いてきましたが、ボクには全く必要がない。
まぁ、基本的に、DAWだけで行うんで。
どうしてもドラムループを別の音源で再現したい、という時があれば、役に立つかもしれませんけど。
とは言え、このままではお金の無駄なので、なにか方法はないかと模索した結果がこれです。
これ、元の音はボクの好きなStylus RMXです。
そのループにさらに音を重ねるという方法ですね。
今回は4つの音にしましたが、シーケンスで順番にしてもよいですし、ランダムでもよいでしょう。
リズムはちゃんと認識してくれるわけなので、それに合わせて、別の音を足しても、当然不自然にはなりませんもんね。
なかなか良い使い方だと思いません?
まぁ、すでに誰かがやっているかもしれませんけど。
これなら、このプラグインじゃないとできないことなので、お金の無駄にはならないかなと思いました。
よかったよかった。
価格
【定価】
99ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
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