152.Studio One5・6付属プラグイン Level Meterを使ってみよう♪ ~メーター~

これ、使い方の説明じゃなくて、見方の説明になりますよね。
ちなみに、ラウドネスメーターとしても使える。
そして、ボクはイマイチ、この見方がよくわかっていないから、取り上げるのが遅くなった。

有料のラウドネスメーターのプラグインがありますが、単に確認するためだけなら、これで問題ない。
まぁ、有料のプラグインの場合、それ以外の機能がついてたりしますが。

基本情報

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

TP

TPがTrue Peak。
その瞬間、瞬間に出ている音量。
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この真ん中の部分、青い帯みたいなやつの端っこ。
つまり、Studio Oneのミキサーについているやつと同じ。
これが0dBをこえると、デジタルクリッピングが生じ、ミックスダウンをエクスポートしようとすると、Studio Oneに「0をこえてるやんけ」と怒られるやつ。

ボクも「ことのは/おといろ」を創り始めの頃は、よく怒られてました。
ただでさえ、貧弱な音なのに、これ以上下げられないなんだよ!と逆ギレしていましたが、その頃はコンプとかEQとかリミッターとかマキシマイザーとか知らなかったんですよね。

True Peakの最大値はしばらくの間、残るように表示されています。
上の画像の右側の線、数字に表れます。
数字は左がL、右がR。

その線と数字をどれぐらいの間、残すかを決めるのがHold Len。
2s、15s、infの3種類があります。
2秒、15秒、です。
infは、それを越えない限り、変わらないので、全体の最大値が表示され続けます。

True Peakが瞬間の音量であるのにたいして、平均の音量を表すのがRMS。
一瞬、大きい音が出たからといって、全体的に小さい場合は、人間はそれを大きいとはとらえないですからねぇ。
基本的には小さいけど、ここで一瞬大きい音が入ってるよね、と。

上の画像の左側、白い線の部分がRMSを表しています。

平均を出すための時間をRMS Lenで決めます。
RMS Lenは0.6s、1.8s、3sの3種類、で、0.6秒分の平均、1.8秒分の平均、3秒分の平均です。
だから、数字が大きい方が動きはゆっくりです。

K20・K14・K12

K20、K14、K12の3種類。

K-Systemにのっとった表示らしいです。
K-Systemってのは、音圧にこだわるのをやめようってことで、考えられたようですね。

どういう表示かというと、単純でK20は-20dBを0に、K14は-14dB、K12は-12dBを0にしている。
だから、True Peakで、0dBぎりぎりまでもっていくと、K20の表示は当然20オーバーしているので、真っ赤になります。

そう、これを使うと、0dBぎりぎりのところで調整せずに、それぞれの音の音楽的にベストな音量に集中できる、という理屈のようです。

R128

R128が最近、話題のラウドネスメーター。

もう、最近でも、話題でもないのかなぁ。
人の耳は同じ音量でも、低音は小さく、高音は大きく感じるようです。
人の耳の色々な特徴を踏まえて、正確な音量よりも、人が感じる音量で判断するのが大切なんじゃないかということで、できたのがラウドネスメーター。

そして、なぜ話題になったかというと、youtubeなどが、このラウドネスの数値を基準に、あまりにも大きい音源などは自動的に小さくするということをしだしたからですね。

基本的に音が大きい方が、よく聴こえるというのも、人の特性らしいです。
だから、みんな可能な限り大きくしようとしていたのが、音圧戦争と呼ばれるもの。

けど、ラウドネス値を基準にされた場合、可能な限り大きくしたのに、youtubeなどにUPしたら、音を小さくされるという問題がでてくる。
だから、ラウドネス値を測りましょうということで、ラウドネスメーターが必要になったそうです。

まず、下にLUとLUFSというのが並んでいます。
これは下に表示されている数値の単位の切り替えのようです。
LUは相対値、LUFSは絶対値らしいんだけど、よくわからん。

上の画像に白い線が入っていますが、これが、ラウドネス値の平均のようです。
右側に INT ○○LUFSというのが数値です。

オレンジの枠がありますが、これが目安と考えたら良いようです。
何の目安か、知りませんけど。

つまり、オレンジの枠に白い線が入るようにすれば、まぁまぁいいんじゃない?ということみたいですね。

数値の方に、S、Mとあるように、SideとMidの数値ですね。
そして、これを書いていて気づいたんですけど、上がSideで、下がMidのメーターなんですね。
てっきり、LとRかと思っていました。

TPはTrue Peak。
LRAはラウドネスレンジらしく、小さいところと大きいところの差のようです。
EBU+18というのは、表示の範囲が変わるようです。

Corrは位相の相関を表示するらしいです。
また、位相です。

ということで、メーターについて。
やっぱ難しいね、音楽。

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