そういえば、ボコーダーって、あまり見かけないプラグインですね。
ロボットボイスになるやつ(正確には違う)なんだけど。
WAVESのOVOXとかiZotopeのVocalSynthとかの一部に入っているけど、そういえば、単体って、ボクは持っていたっけなぁ。
そもそも、このプラグインがボコーダーだということすら知らなかった。
この名前、何なのだろう。
ボコーダーを匂わすところは、derぐらいじゃない?
Morphoは何を指しているんだろう。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
Waves Centralというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
プリセット
ボコーダーって、あんまりないので、プリセットで確認。
こういうやつですね。
さて、こうやって聴くと、ボーカルを加工するエフェクターと思われるかもしれませんが、実は違うらしいです。
ボコーダーは、ボーカルの音の周波数を元に、音を加工するプラグインらしいです。
まぁ、どっちでもいいんですけどね。
さらに言えば、ボーカルの音を元にする必要もなく、何の音でもいいんですけど。
また、ボコーダーの仕組みもエフェクターによって、色々あるらしいです。
とりあえず、Morphoderの場合がどうなのか見てみましょう。
Carrier
Carrierが元の音です。
この音の種類をSynthで決めます。
下のキーボードで演奏できます。
キーボード右のSustainをONにすると、キーを押すと、もう一度押すまで、その音が鳴り続けるようになります。
キーボード左のMIDIをONにすると、MIDIノートで操作できるようになります。
MIDIで操作する設定はこちら。
元の音を聴くためには、OutputのCarrierのスライダーを上げます。
先ほど書いたように、こちらが元の音です。
この音を、加工していくわけです。
Modulator
元の音を加工するための音です。
何の音でもよいのですが、ボーカルを使うことが多いですね。
この音を聴くためには、OutputのModulatorのスライダーを上げます。
毎度おなじみの、ボクの曲です。
Morph
Carrierの音にModulatorの周波数の形を割り当てて、新しい音を作り出します。
その新しい音を使って、演奏するんですね。
その作り出した音はOutputのMorphのスライダーを上げて聴きます。
このように、楽器的な感じで使うこともできます。
よくあるロボットボイス的にするには、ピッチを一定にした方がよいですね。
Carrier・Modulator・Morph
これまでの使い方を見たら気づいたと思いますが、Outputで、Carrier・Modulator・Morphの音量を調整するわけですから、それぞれの音を重ねることができます。
Noise
ここまで、ずっと無視をし続けていた、Noise。
これはホワイトノイズをModulatorの音を使って加工した音です。
基本的には音に厚みを出すために使われます。
Filterでローパスフィルター、ハイパスフィルターをかけることができます。
Freqは周波数ですね。
OutputのNoiseのフェーダーを上げることで音を聴くことができます。
Noiseだけで使用すると、調整によっては、ささやき声のようにできますね。
また、当然ですが、Carrier、Modulator、Morphと組み合わせて使うことができます。
細かい設定
細かくないんですが、全部まとめて。
SynthのTuneはピッチ修正。
Spreadは広がり。
EQはNoiseとMorphにのみ適用。
Pressureはダイナミクス。
数値が小さい方が、ダイナミクスがなくなる。
Formantはフォルマント。
SmoothingはModulatorの周波数をどれだけスムーズに追跡するか。
数値が低い方がより明確になるけど、途切れがちになる。
高いと残響が強い感じです。
Releaseは無音になったときに、最後の音がそのまま維持される時間。
Modulator・Carrierの音の選択
改めて、ModulatorとCarrierについて。
それぞれ音源の選択ができます。
Modulatorは、Left、Right、Left+Right、SideChainから選択できます。
Monoプラグインの場合は、Left等はなく、TrackかSideChainの2種類だけです。
ボーカルを左、ドラムを右に無理矢理振って、聴いてみましょう。
こんな使い方は普通しないだろうけど。
SideChainもよくわからんのですよね。
今度は、ドラムをサイドチェーンにしてみましょうか。
これも、どういう状況で使えばよいか、よくわかりませんけど。
CarrierもTrack、Left、Right、Left+Right、SideChain、Internalから選べます。
Internalの場合がSynthの音になります。
Track(L、Rなども)は、元のトラックの音、SideChainはサイドチェーンの音。
これまた、メリットがわからない機能なんですよね。
Internal以外は、MIDIで操作できるわけでもなく、使えるとしたら、EQやPressure、Formant、Smoothing、Releaseの設定ができるぐらいですが、それだけなら敢えて、このプラグインである必要もないし・・・
よくわからん。
ということで、完全に変化球的なプラグインです。
色々使い方はあるでしょうけど、変化球の中でも、やっぱりボーカルに使うのが一番楽しいでしょうね。
それ以外の使い方は、もう変化球というか、魔球・・・
それも、ストライクをとれているかどうかも、よくわからないような。
まぁ、ボクにはわからない音楽的な感覚がある人にとっては、ボクにはできないような効果的な使い方ができるのかもしれませんけど。
価格
【定価】
79ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2021年11月 24.99ドル
2022年3月 29.99ドル
2022年11月 14.99ドル
2023年4月 29.99ドル
2023年6月 3630円
2023年8月 29.99ドル(本家さま)
2023年9月 29.99ドル(本家さま)
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