407.有料プラグイン IK MULTIMEDIA社のCSR Inverse Reverbを使ってみよう♪ ~リバースリバーブ~

ボクがあまり好きではないリバーブ4つめ。
今回のInverese Reverbは、他の3種類と少し異なり、リバースリバーブというフニクリフニクラみたいな名前のやつ。

リバースだから、反転するんでしょう。
IKの解説によると、反転しているように聴こえるけど、実際は、初期反射音にスローアタック、ファストディケイのエンベロープを適用しているだけ、とのこと。

これすら、よくわからないですけど。

これまた、IKによると、このタイプのリバーブはドラムやパーカッションに多用されていると書いているので、ピアノじゃなくて、ドラムで確認していきましょう。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

Easy・Adv


EasyとAdvancedの2種類があります。

とりあえず必要な設定はEasyで大丈夫ですよ、ということですね。
Advancedは・・・触れたくないなぁ。

Mix・Diffusion・Rvb Time

MixはDryとWetの割合ですね。
センドに挿さないのであれば、Mixを下げないと、まぁ、大変なことになりますね。

Diffusionは、エコーの密度らしいです。
密度ということは、滑らかな壁で反射音が少ない場合から、より複雑で色々な方向から反射音が集まってくるような場合の調整という感じでしょうか。
・・・たぶん。

Rev Timeはリバーブ音の続く長さ。

概ね、このあたりがリバーブの設定になるかと思います。

たしかに、普通のリバーブとは違う感じですね。

Mid Slope・Low Slope・Buildup

Mid Slopeは中高域のエンベロープを調整。
正の値では、時間の経過とともにソフトからラウドに膨らむ。
負の値では、その逆。

Low Slopeは低域のエンベロープを調整。

BuildUpは、リバーブのアタック感を調整。

これまた、なんとも言えない感じが。
エフェクトがかかりすぎると、ちょっと聴けない感じですね。

I/O


InとOutの設定ですね。

In Levelは入力音量。
Out Levelは出力音量。
MixはEasyのMix。
In Image、Out Imageは位相を調整するようです。
つまりは、音の広がりが生じたり、左右が反転したり。

Time

Mid SlopeとLow Slopeは、Easyにありますね。

CrossoverはMid SlopeとLow Slopeの区切りとする周波数の設定。

High Freqは高域のダンピングの周波数の設定。
High Dmapは高域のディケイタイムを短くする。

高域は吸収されやすいのでしょうね、本来。
だから、その吸収され具合の設定と思われます。

Pre Delayが、入力信号から残響音までの時間の調整。
つまりは、音源から聴いている人の場所までの距離や空間の大きさ関係ですね。

Reverb

ここのつまみは、全部Easyで設定できますね。

Color

フィルター設定です。
Lo Cut FはローカットのFrequency、つまり周波数設定。
Lo Cut GはローカットのGain、つまり音量。
Hi Cutも同様ですね。

こ、これは重要なんじゃないか?
リバーブとして、というよりも、リバーブ音の周波数を決められるんですよね。
音創りとしては、これは重要。

Reflec

Time Leftは入力信号と左チャンネルの初期反射音との遅延時間。
Time Rightは右ですね。
Level Leftは上で設定した音の左の音量。
Level Rightは右の音量。

たぶん、これを調整すると、音源と聴いている人の位置の関係が変わると思うが、必要かどうかは不明。

微妙な違いを生むと、広がりが生まれるので、そういう使い方としてはありなのかな。

Mod

果たして、これはリバーブに必要なのか?というモジュレーション。

シンセ好きのボクには逆になじみがある、LFOやEnv。
左側の赤い画面で、LFOで、どのつまみを動かすかを決めていくようですね。

で、右側のLFOやEnvで、LFOの波形の形などの設定をする。
右側のカーブは、モジュレーションの適用の仕方のカーブのようです。
Linが直線、Logが徐々に適用量が上がる、Expが適用量を急激に上げるというカーブ。

まぁ、正直、こんなところ、リバーブ目的で使用する人には関係のないところだと思います。

例えば、LFOをスクエアにすると、リバーブが一定間隔で鳴る、鳴らないみたいな感じになりますね。

Macro

こちらも、よほど使いこなす人であれば、便利なのかもしれませんが。
これは、つまりは、右にある4つのつまみに、つまみを割り当ててしまおうということですね。

一番左のつまみを上げると、アウトプットのつまみと、部屋の大きさのつまみが上がるようにする、とか。
複数割り当てなくても、Easyにないつまみを、ここに割り当てておくと、いちいちAdvを開かなくてもよいとか。

まとめ

いやぁ、これは難しいぞぉ。
これをどうやったら、面白い感じにできるのか。

面白いけど、耳障りじゃない、ぎりぎりのラインをどうやって見つけるか。
ボクは、これを良き感じに使える気がしなひ。

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