75.プラグインとMIDIとトリガーと~MIDIノートをトリガーにしてプラグインを操作するための設定~【Studio One】

MIDIをトリガーにするとは

プラグインによってはMIDIノートを使って操作するものがあったりします。
それも大体は、MIDIノートを使わないといけない、ではなく、MIDIノートを使って操作することもできるよ、ぐらいのことが多いです。

例えば、ダッキングという手法があります。
で、そのダッキングのためのプラグインにDuckというのがあります。

で、ダッキングというのは、こういう感じ。

この場合は、キックが鳴った時に、音をなくしているわけですね。
もちろん、設定しだいで、キックだろうが、スネアだろうが、ハイハットだろうが、できるんですが、それらは音をトリガーにしてダッキングしています。

トリガーというのは、銃でいう引き金ですね。
簡単に言えば、スイッチみたいなものです。

で、このプラグインの場合、何らかの音をトリガーにするのではなく、MIDIノートをトリガーにして行うことができます。
つまり、MIDIノートがあるときに、ダッキングを行う。
こんな感じです。

先ほどと違い、シンセの音だけで、キックの音などはありません。
MIDIノートは、音を鳴らす役割ではなく、ダッキングするトリガーのためだけの役割になっています。

今回はDuckというプラグインで説明しましたが、他のプラグインでもMIDIをトリガーにできる場合があります。
もちろん、ダッキング以外のエフェクトの場合もありますし、音源のプラグインの場合もあります。

MIDIをトリガーにするための設定(Studio Oneの場合)

さて、こういうプラグインがある場合の設定ですね。

トラックが並んでいるところの何もないところで、右クリックすると、こんなのが出ます。
「インストゥルメントトラックを追加」をクリック。


新しくできたトラックのキーボードマークのところが、デフォルトでは「なし」になっています。
ここを、MIDIをトリガーにするプラグインに変更するだけです。

これで、このインストゥルメントトラックは、音を出すようのトラックではなく、プラグインのトリガー用のトラックになります。
簡単ですね。
MIDIをトリガーにするプラグインが出てきたら、一度、試してみてください。

Studio Oneの使い方の一覧はこちら

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