662.有料プラグイン xln audio社のXOを使ってみよう♪ ~サンプル管理&ドラムマシン~

サンプル管理のプラグイン。

サンプル管理といえばCOSMOS。

あと、ADSR Sample Manager。

で、このXO。

何が違うって、概ね同じなんだけど、違う点が大きく2つ。
VST3で使用できるということと、ドラムサンプラーとして使用できること。

で、値段が、XOが90ドル、COSMOSが79ドル。
この差は、ドラムサンプラーとしての機能があることかと思いきや、ADSR Sample Managerが・・・無料!

ただし、COSMOSとXOには、サンプルマップ(なんと言うのだろう?)がある。
あと、サンプルの加工ができるのは、XOとADSR Sample Manager。

結局、全ての機能があるのが、このXO。
XOの一部の機能を持っているのが、COSMOSとADSR Sample Managerという感じでしょうか。

基本情報

ダウンロードはこちら。

インストール方法

XLN Online Installerというソフトからインストール

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

SPACE

最初にサンプルマップと書いたのがこれ。
XOのSPACEにせよ、WAVESのCOSMOSという名前にせよ、つまりは、宇宙ですよね。
星空のようで、きれいですよね。

基本的に、左が低音、右が高音、上が短いサンプル、下が長いサンプルという並びらしいです。
色は、後で出てくるドラムサンプラーに関係しているんですが、赤がKICKの音、青がSNAREの音、みたいな感じですね。

そもそも、このXOを購入すると、結構な数のサンプルがついてくるんですね。
だから、色分けができるのですが、既に持っているサンプルも一緒に入れることができるんです。
サンプルの入っているフォルダーをそのまま、このSPACEのところに引っ張っていけば、一緒に管理できます。

自前のサンプルも、たぶん、XOがなんとなく色分けしているんでしょうね。

あとは、この星たちをクリックすれば、音を確認することができる。
で、気に入った音があれば、それでいいんだけど、下にSimilarityというところに、その音に似ているとXOが判断した音を表示してくれます。

あと、星座を描くように、サンプルをどんどん確認することができます。
さっきの音がよかったんだけど、とかなることもあると思うのですが、そのときは、Historyで、確認することができます。

唯一、不満があるのが、この星たちを、そのままDAWに引っ張っていけない点でしょうか。
それができれば、最強なんですけどねぇ。

プリセット

ドラムサンプラーのプリセットが存在します。
上の枠をクリックすると、ドラムキットとドラムパターンのプリセットになっています。

このプリセットは、別売りもしています。

左上のSyncは、DAWのBPMと合わせる場合に使います。
右下には、元のサンプルに似たものを、用意してくれます。

ドラムキットの作成

気に入ったサンプルを見つけたら、KICK1やKICK2と表示されている横にある、<をクリックすると、割り当てられます。 一から作っても良いですし、プリセットの音の一部を変更してもいいでしょう。 もちろん、KICK2だから、赤から選ばないといけないということはありません。 で、KICK1がC1、KICK2がC#1、SNAREがD1、CLAPがD#1、CL HHがE、OP HHがF、FLEX1がF#1、FLEX2がG1に割り当てられていますので、それで演奏ができます。 [pz-linkcard-auto-replace url="https://youtu.be/k2CTkeWYlU4"]

サンプルの加工

KICK1やSNAREと表示されているところをクリックすると、画面の下に、サンプルを加工するための画面が表示されます。
PanやEnvelope、Pitchなど、まぁ、基本的なものですね。

上のEDITをクリックすると、一括で加工できます。
この画面の下には、キット全体のエフェクター等の調整画面があります。

ドラムパターン

1小節が16に分かれているので、16分音符区切りですね。
色がついているところが、音が鳴るところですね。

六角形の下の点をクリックすると、2回、3回、4回鳴らすような設定もできます。

GrooveでSwingさせたり、Nudgeはヒューマナイズ的なやつですね。

下のShowというのがありますが、このドラムパターンはA、Bの2種類作成できます。
ChainのOFFにしておくと、AかBのどちらか、ABはAとBを交互に、AAABはこの順にパターンを鳴らすようになっています。
FOLLOWをオンにすると、AとBが切り替わったときに、表示も切り替わるようになります。

ACCENTUATORはアクセントのつけかたを調整することができます。

BEAT COMBINER・SAMPLE COMBINER

BEAT COMBINERをクリックすると、リズムパターンの種類が表示されるので、パターン作成の補助になります。

SAMPLE COMBINERをクリックすると、サンプルの別候補を並べてくれます。

Exprot

矢印のマークのところをクリックすると、各サンプルとドラムパターンのMIDIを書き出すことができます。
ここから、DAWに引っ張っていくか、クリックすると別の場所に保存することもできます。

最初の方で、サンプルをそのままDAWに貼り付けられないのが残念、と書いたけど、ここで書き出すわけです。

さらに、Render WAVsというのをクリックすると、ドラムパターンやエフェクトなどを適応した、音を書き出しできるようにもなります。

まとめ

ドラムパターンが2つしか保存できないので、単純に打ち込む方が色々複雑なことはできますね。
まぁ、ピンポイントに、ループ的に流すのであれば、XO内で作ってしまうのもありかもしれません。

サンプル管理ということであれば、他のプラグインでもいいんですが、実際に触ってみると、ドラムマシンの機能があるだけで、こんなに楽しいんだなと思いますね。

やっぱり、単体の音とループは全く違う。

このプラグインのメインは、サンプル管理よりも、ドラムマシンの方ですね。
何度も書くけど、そのままDAWに引っ張っていけないので、どうしてもサンプルを探すため、となると、ややデメリットになるんですよねぇ。

逆に自分で持っているサンプルを使って、ループをつくるには、これほど便利なプラグインはないですね。
Studio Oneの場合、Impact XTとかに入れたらできるんだろうけど、そうなると、例えばCOSMOS等でサンプルを探して、Impact XTに入れて・・・となりますしね。

このあたりは、求めている機能によって、必要度は変わってくるのかなぁと思います。

価格

【定価】
90ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年8月 54ドル(PLUGIN BOUTIQUEさん)

コメント