141.Studio One付属プラグイン Phase Meterを使ってみよう♪ ~フェイズメーター~

位相を確認するメーター。

位相についてはこちら。

このメーターを調べていくうちに、位相について、理解が深まってきた。
というか、やはり、イマイチ、ピンときてないんだよね、結局。

基本情報

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

表示の見方

基本的にはモノラルは縦軸で、モノラル音源は真っ直ぐ縦に表示されます。
LとRが左と右。
とは言え、左右だけど、横軸ではなく、斜めに表示されています。
一番左にふった場合は、左上の直線上。
左右が位相の確認。

説明としてはこれだけですので、ちょっとこのメーターを使いながら、位相について改めて確認。

モノラルの同じ音源(今回はキック)を2つ用意する。
上の位相の説明のところでも書きましたが、全く同じ音源を用意して、片方の位相を反転すると、音が消えます。

一旦、位相を戻して、2つの音源を左と右にふります。

モノラルの音源の1つを左にふると、Lに動きましたね。
もう1つを右にふっていくと、Lに傾いていたのが戻っていって、2つの音源が完全に左、完全に右になると、またセンターのみに戻りましたね。
面白いですね。
右と左から音が出ていても、完全に同じ音が出ていると、センターになるんですね。

では、この左右にふった状態で、片方の音の位相を反転してみましょう。

完全にセンターにあった音が、左右から聴こえてきます。
つまり、位相が同じ音を左右から出すとセンターで聴こえるのに、位相が反対の音を左右から出すと、同じ音なのに広がって聴こえるわけです。
Phase Meterで見ると、縦軸上にあったものが、横軸上に変わりますね。

隣に、別のメーターがあります。
左側はMID、右側がSIDEのメーターになっています。
このメーターを見たらわかるように、位相が同じ時はMIDのみに音が、位相が反転しているときはSIDEのみに音が出ていますね。

つまり、位相のずれというのは、音の広がりとも関係しているわけです。

別のメーターの大きさに合わせて、Phase Meterは縦に長くなっています。
ちなみに、このPhase Meterは縦横、大きさの調整は自由自在です。

では、位相を同じにして、2つの音を微妙にずらして鳴らします。
位相は波の形なので、音のスタートをずらすと、同じ音でも、当然波の形がずれる、つまり位相がずれるわけです。

面白いですねぇ。
2つのモノラル音源が左右から出ているけれども、位相がずれると、左右の広がりが生まれる。

今回は2つのモノラル音源を使いましたが、左右から出る2つのモノラル音源というのは、つまりは、ステレオ音源ということです。
だから、ステレオ音源の場合、1つの音源でも、左右で位相がずれている音源があったり、モノラルっぽい音源があったりします。

で、曲のメインに挿したらこんな感じになります。

どう見ればよいかはわかったんだけど、で、結局、これ、何に使えばいいの?

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