有名なFairchildの真空管コンプですね。
有名といったって、最初の頃は全く知りませんでしたが・・・
そして、今でもプラグインでしか知りませんけど。
倍音が付加されて、いい感じになるコンプです。
660と670がセットになっています。
670は左右(あるいはMS)独立でコンプをかけられるやつです。
左右同じでよければ、660の方がシンプルでよいでしょう。
ここの記事では、670にしかないものもあるので、670で説明していきます。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
UA Connectというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
Fairchild 660。
Fairchild 670。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
電源・CONTROLS・OUTPUT
左のONが電源。
CONTROLSを上げるとLINKになり、左右のつまみが同じように動きます。
下げるとUNLINKになり、それぞれ別々につまみを動かせます。
OUTPUTは最終音量ですね。
INPUT GAIN・THRESHOLD・HR
コンプと言えば、スレッショルドを下げることで、圧縮していくわけです。
ですが、INPUT GAINもあるので、インプットゲインを上げることでも、圧縮ができます。
じゃあ、どっちでもいいかというと、違いはあるわけです。
このコンプ、倍音の付加量が多めと言いましたが、当然、インプットゲインを上げる方が倍音が付加される量が増えます。
だから、倍音を付加させたければインプットを上げる方、倍音はそれほどいらないなら、スレッショルドを下げる方を中心にすると良い感じですね。
で、HRはヘッドルームで、音量調整用です。
インプット音量と違い、プラグイン内の音量だけ上げるというのか、実際の音量は上がりません。
ただ、同じスレッショルドなら、インプットゲインを上げているのと同じなので、圧縮が強くかかるようになります。
そして、HRを上げると、倍音もより負荷されます。
だから、この3つの使い分けは、まぁ、音量と倍音の感じによって、というところなのでしょう。
TIME CONSTANT
このコンプには、アタックとリリースのつまみがありません。
そこで使うのがこれです。
設定ではなく、選択ですね。
1がアタック200μ秒、リリース300m秒。
2がアタック200μ秒、リリース800m秒。
3がアタック400μ秒、リリース2秒。
4がアタック800μ秒、リリース5秒。
5がアタック200μ秒、リリースがトランジェント2秒、複数のピークで10秒。
6がアタック400μ秒、リリースがトランジェント300m秒、複数のピークで10秒、常に高いレベルで25秒。
5と6は音によってリリースが変わるらしいですね。
AGC
LEFT RIGHT/LAT VERTという、あまり聞きなれないLAT VERTですがまぁ、MSですね。
LAT VERTにすると、上がMid、下がSideになるわけです。
書き忘れていましたが、通常は上がLEFT、下がRIGHTです。
まぁ、ちゃんと表示されていますけどね。
SIDECHAIN FILTER・S.CHAIN
サイドチェーンフィルターですね。
低音をトリガーから外すやつです。
S.CHAINのリンク、アンリンクは、左右の圧縮量をリンクさせるか、させないか、です。
D.C.THRES
いわゆるニーです。
ニーではあるのですが、同じスレッショルド設定の場合、左に回す方が、圧縮され始める音量が上がるので、同じあたりで圧縮するには、スレッショルドを下げる必要があるかと。
あと、レシオも変わってる感じです。
まぁ、プラグインに書いている図を見ると、なんとなくわかるかと思います。
MIX
DRYとWETの割合ですね。
まとめ
変化がよくわかるコンプです。
圧縮だけじゃなくて、色がつくというのがよくわかりますね。
なんか、触ってて楽しいです。
どのつまみも、触るとはっきり変化していきます。
わかりやすいやつです♪
価格
【定価】
299ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年10月 149ドル
2024年11月 29ドル(本家さま)
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