733.UNIVERSAL AUDIO社のFairchild® Tube Limiter Collectionを使ってみよう♪ ~コンプ~ 有料プラグイン

有名なFairchildの真空管コンプですね。
有名といったって、最初の頃は全く知りませんでしたが・・・
そして、今でもプラグインでしか知りませんけど。

倍音が付加されて、いい感じになるコンプです。

660と670がセットになっています。
670は左右(あるいはMS)独立でコンプをかけられるやつです。

左右同じでよければ、660の方がシンプルでよいでしょう。
ここの記事では、670にしかないものもあるので、670で説明していきます。

基本情報

ダウンロードはこちら。

インストール方法

UA Connectというソフトからインストール

見た目はこんな感じ。
Fairchild 660。

Fairchild 670。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

電源・CONTROLS・OUTPUT

左のONが電源。

CONTROLSを上げるとLINKになり、左右のつまみが同じように動きます。
下げるとUNLINKになり、それぞれ別々につまみを動かせます。

OUTPUTは最終音量ですね。

INPUT GAIN・THRESHOLD・HR

コンプと言えば、スレッショルドを下げることで、圧縮していくわけです。
ですが、INPUT GAINもあるので、インプットゲインを上げることでも、圧縮ができます。

じゃあ、どっちでもいいかというと、違いはあるわけです。

このコンプ、倍音の付加量が多めと言いましたが、当然、インプットゲインを上げる方が倍音が付加される量が増えます。
だから、倍音を付加させたければインプットを上げる方、倍音はそれほどいらないなら、スレッショルドを下げる方を中心にすると良い感じですね。

で、HRはヘッドルームで、音量調整用です。
インプット音量と違い、プラグイン内の音量だけ上げるというのか、実際の音量は上がりません。
ただ、同じスレッショルドなら、インプットゲインを上げているのと同じなので、圧縮が強くかかるようになります。

そして、HRを上げると、倍音もより負荷されます。

だから、この3つの使い分けは、まぁ、音量と倍音の感じによって、というところなのでしょう。

TIME CONSTANT

このコンプには、アタックとリリースのつまみがありません。
そこで使うのがこれです。

設定ではなく、選択ですね。
1がアタック200μ秒、リリース300m秒。
2がアタック200μ秒、リリース800m秒。
3がアタック400μ秒、リリース2秒。
4がアタック800μ秒、リリース5秒。
5がアタック200μ秒、リリースがトランジェント2秒、複数のピークで10秒。
6がアタック400μ秒、リリースがトランジェント300m秒、複数のピークで10秒、常に高いレベルで25秒。

5と6は音によってリリースが変わるらしいですね。

AGC

LEFT RIGHT/LAT VERTという、あまり聞きなれないLAT VERTですがまぁ、MSですね。
LAT VERTにすると、上がMid、下がSideになるわけです。

書き忘れていましたが、通常は上がLEFT、下がRIGHTです。
まぁ、ちゃんと表示されていますけどね。

SIDECHAIN FILTER・S.CHAIN

サイドチェーンフィルターですね。
低音をトリガーから外すやつです。

S.CHAINのリンク、アンリンクは、左右の圧縮量をリンクさせるか、させないか、です。

D.C.THRES


いわゆるニーです。

ニーではあるのですが、同じスレッショルド設定の場合、左に回す方が、圧縮され始める音量が上がるので、同じあたりで圧縮するには、スレッショルドを下げる必要があるかと。
あと、レシオも変わってる感じです。

まぁ、プラグインに書いている図を見ると、なんとなくわかるかと思います。

MIX

DRYとWETの割合ですね。

まとめ

変化がよくわかるコンプです。
圧縮だけじゃなくて、色がつくというのがよくわかりますね。

なんか、触ってて楽しいです。
どのつまみも、触るとはっきり変化していきます。

わかりやすいやつです♪

価格

【定価】
299ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年10月 149ドル
2024年11月 29ドル(本家さま)
2025年3月 29ドル(本家さま)

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