610.有料プラグイン NEOLD社のV76U73を使ってみよう♪ ~コンプ~

前回、AUDIFIED社のU78 SATURATORを紹介しました。
あっちは、TelefunkenのU73b Compressorという実機のコンプから、コンプ部分を抜いたもの(笑)だったんですが、こっちは、まさにコンプ部分です。
V76プリアンプも含まれています。

元々は放送用につくられたものみたいですね。
さぁ、見ていきましょう。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

Linear

元々放送用につくられているので、40Hz以下、15kHz以上をカットするフィルターがかかっています。
Linearをオンにすると、フィルターが解除されます。
オンにすると、下の部分にライトがつきます。

やや変わるかなぁ、ぐらいでしょうか。

Gain

Gainを上げても、実際の音量は上がりません。
ただ、倍音が付加される量が強くなります。

また、コンプのかかり具合に影響します。
コンプは後で 説明しますが、スレッショルドのないタイプなので、このGainでかかり具合を調整する感じみたいですね。

コンプがバイパスの状態でも、Gainを最大まで上げると、やや圧縮がかかるような感じです。

ローパスフィルター・ハイパスフィルター

上はローパスフィルターで、3kHz以上をカットします。
下はハイパスフィルターで、80Hz以下、300Hz以下、80Hzと300Hz以下の両方が設定できます。

Linearがオフのときと、オンのときで、やや異なるカーブになります。

Comp/Limit・Gain・Send・Makeup

Compでコンプ、Limitでリミッターに切り替えます。
Limitの方が、Compよりもレシオが高いのかと思ったら、レシオはあまり変わらず、Limitの方がハードニーに変わるという感じです。

先ほどにも書いたように、スレッショルドがないので、Gainでコンプのかかり具合を調整します。

ただし、Gainを上げると、倍音が付加されます。
それに対し、Sendの方で調整すると、倍音は付加されません。

圧縮された分は、Makeupで音量を上げます。

Limitがハードニーになるので、メリハリがある感じがしますね。

Attack・Release

リリースは、0.3秒から10秒で設定。
赤で表示されている2.5、6、10はポンピングが起きにくいデュアルリリースカーブとなっているそうです。
アタックは、Fastが0.5ミリ秒で、Autoに切り替えると、1~10msで自動で設定されます。

Filter・Stereo

Filterはサイドチェーンフィルターで、低音にコンプがあまり、かからないようにする感じですね。
Stereoはオンにすると、左右で同じようにコンプをかけます。

Reduction・Mix・Trim

Reductionは上のメーターの表示の切り替えですね。
MixはDryとWetの割合。

Trimはアウトプット音量です。
Makeupと何が異なるかというと、Makeupはコンプやリミッターをかけているときにしか、反応しないんです。
Trimは、コンプやリミッターをバイパスしていても、音量の変更をできます。

まとめ

良き感じです。
何がどうというのが言えないですが(笑)

ちゃんとコンプをかけようと思えばかけられるし、ちょっとだけでもOKだし。
使い勝手はよさそうです。

価格

【定価】
249ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年4月 29.99ドル(Plugin Allianceさん)

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