632.有料プラグイン Lindell Audio社のLindell 80 Seriesを使ってみよう♪ ~チャンネルストリップ~

引き続き、チャンネルストリップ。
見た目からして、NEVE系ですね。

クラシカルな見た目です。

ということで、ちゃっちゃと見ていきましょう。

基本情報

ダウンロードはこちら。

インストール方法

Plugin Alliance Installation Managerというソフトからインストール

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

PRE

大きいつまみがインプットゲイン。

-20dBをオンにすると、20dB下がる。
「どうせ、音が大きくなるだろ、それなら20dB下げておいてやるよ」というやつですね。

UNITYはオートゲインで、こっちは、「自由にやっていいよ、後は俺がなんとかしてやるからさ」というやつです。

THDは倍音の付加のされ方で、デフォルトで実機と同じぐらいの倍音が付加されるのに対して、もっと増やす、減らすの調整です。

FILTERS(Neve 1073)

FILTERSと表示されていますが、まぁ、EQですね。

デフォルトで84というボタンがオンになっていますが、これをオフにすると、こんな感じになります。
Neve1073というのがモデルのようです。
こちらの方が先に作られたものなので、シンプルです。

上から、ハイシェルフ、ベル、ローシェルフ、ハイパスフィルターになっています。
ベルとローシェルフは、つまみが二段になっていて、内側のつまみがブースト、カット量の設定で、外側が周波数設定。

しかも、外側の周波数設定にOFFがあり、デフォルトでOFFになっているので、とりあえず、パッと触りたくなる大きいつまみを触っても、何も起きないので注意。

FILTERS(Neve 1084)

何もしなければ、こちらがデフォルトになっています。
Neve1084がモデルのようです。

1073と比べると、ハイシェルフの周波数設定ができるようになっています。
あとは、Hi-Qというボタンが追加され、これでベルカーブのQが変更できます。
より強調される感じです。
ちなみに、このHi-Qはベルカーブのみに適用されます。

最後に、ローパスフィルターが追加されています。
困ったことに、1073の方は青い大きいつまみがハイパスフィルターの設定だったのに、1084は青い大きいつまみがローパスフィルターの設定になっています。
ハイパスフィルターは、外側の方での設定になります。

このあたり、使い慣れていないとちょっとややこしいですね。

COMPRESSOR

THRESHOLD、RATIO、GAIN、MIXと概ね基本的な設定ですね。

RECOVERYがいわゆるリリースです。
このあたりのFILTERSの表記もそうでしたが、微妙に異なりますよね。
古いんですかねぇ。

一番上のSC HPFはサイドチェーンハイパスフィルターで、低音を圧縮しないようにするためのものですね。

NIVEAUは3dB/octのスロープを補正するらしいんですが、コンプへのインプット信号を、低音を下げて、高音になるにつれて音量が大きくなる設定にしているみたいです。
つまり、低音はあまり圧縮されず、高音はより圧縮されるような設定になるみたいです。
こちらの方が自然な感じになると、マニュアルには書いています。

SMASHをオンにすると音量が上がり、圧縮が強くなる。

FASTはアタックが速くなるみたいです。
数値がマニュアルに書いていませんので、わかりません。
後で出てくるGATEと同じであれば(なぜかGATEの方はマニュアルに書いていた)、オフで500μs、オンで50μs。

GATE

こちらも概ね基本的なつまみかと。
THRESHOLDを下回ると、音量を下げる。
どれぐらい下げるかが、RANGE。
どれぐらいで音量を戻すかがRECOVERY(リリース)です。

HYSTERESISは、音量を下げてから、次に戻すための音量設定で、上げすぎると、音量が下がったまま戻らなくなってしまいます。

FASTはアタックが速くなる。
オフで500μs、オンで50μsとのこと。

EXPはエキスパンダーに切り替える。

INVは逆になるので、THRESHOLDを超えると音が下がる。
コンプと違い、ガクッと落ちる設定ですね。
これ、たまに見かけるけど、どういうときにつかうんですかねぇ。

TMT・マスター

TMTについてはこちらで確認を。

CUTはミュート、Φは位相の反転、あとはフェーダーでアウトプット音量の設定ですね。

Lindell 80 Bus

Lindell 80 Seriesを購入すると、プリアンプ部分のみのプラグインもついてきます。

まとめ

ものすごく効きがいい感じがしますね。
ちょっとつまみを動かすだけで、随分音が変わる気がします。

かなり、使い勝手が良さそうです。

価格

【定価】
249ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年6月 29.99ドル

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