最強ドラム音源と言っても過言ではないだろうと思われる。
じゃあ、とりあえず、これを買えばいいのではないか、という考えもなくはない。
が、このあたりって、難しいんですよね。
ものすごく設定が多い、
立ち上がりに時間がかかる、
容量が大きい、
など、があるんですよね。
なにより、ドラム音源の中でも随一の、見た目のそっけなさ(笑)
ものすごく設定ができるのが良い場合もあれば、簡素で速いってのも、意外と大切であったり。
結局、何を重視するか、ですよね。
ボク的には、ハイハットやシンバルなどの音は、一番好きかもしれない。
とにかく設定するところが多いので、全部は紹介できないかもしれません・・・
ちなみに、このBDFの無料版のBFD Playerというのがあります。
無料版というと語弊があるかもしれません
というのも、全然違うプラグイン感がすごいから。
機能制限版というよりも、BFD3の音を再生するだけ版、みたいな感じのイメージでしょうか。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
インストールファイルでインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
ドラムキットの選択
このプラグイン、とりあえず、ドラムキットを選択しないことには、音が出ません。
一瞬、ちゃんとインストールできていないのかと心配になります。
しかも、デフォルトでは、Presets(「見た目はこんな感じ」の画像)が表示されています。
Presetsにもドラムキットらしきものが表示されているんですが、ここを選んでも、何も変わりません。
これまた、ちゃんとインストールできていないのではないかと心配になります2です。
上の画像では、下のミキサー画面のKickやSnareがグレーアウトしています。
これが、何も選択されていない状態です。
選択すると、こんな感じ。
KickやSnareがカラーになりましたね。
そして、上のドラムキットの画像が・・・青く塗られます。
えっ、ドラムキットの画像とか出ないの???
ものすごく簡素。
ちょっと寂しい・・・
そりゃあ、ドラムキットが表示されないといけない理由はないんですけどね・・・
Grooves&音の確認
とりあえず、音を確認したいので、先にGroovesを紹介。
Groovesに色々なドラムパターンがあります。
上に表示されているのが、プリセットみたいなもので、ここを選ぶと、下にパターンが複数表示されます。
上も下の、再生ボタンがあり、それをクリックすれば、DAW側を再生していなくても、音が聴けます。
ちなみに、上は無理ですが、下側の方はMIDIアウトができますので、DAWにひっぱっていけば、MIDIを貼り付けることができます。
ということで、音の確認していきましょう。
音がいいですね。
特に、ハットやシンバルなどの音が好きなんですよね。
Drums
Drumsには、単体の楽器が表示されます。
選んだドラムキットのキックだけ変更する、ハットだけ変更する、ということが可能です。
ちなみに、キックにスネアをあてるなんてこともできます。
なんでもありですね。
ミキサー画面
ミキサー画面は、基本的には見たままなんですけど、ちょっと注意が必要なのが、KickやSnare、AmbMixにある下向き三角。
これをクリックすると、上の画像でKickのように、さらにミキサー画面が増えます。
これ、Kickの音が、実は、3つの音が合わさった音になっているということです。
別に、気にならないなら、そのまま使えばいいんですが、それぞれの音量を変えたり、ミュートしたりできるわけですね。
ちなみに、先ほどのPresetsやDrumsなどをもう一度クリックすると、表示が消えて、ミキサーの画面が大きくなります。
動画を見たらわかるように、AmbMixには、ものすごい数が中に入っています。
OHはオーバーヘッドで、ドラムキットの上から録音しているマイクですね。
とにかく、単体だけではなく、色々なところから録っているマイクがあって、それが再生されているわけです。
これらがあった方が、ドラムの音の全体感が出るのかもしれませんが、状況によって、邪魔になることもあるかもしれません。
Audience/Drummer・Link
面白機能2種類。
Audience/Drummerは、切り替えると、上のドラムキットの表示が逆転します。
つまり、ドラマー視点か、観客視点か。
これ、いまだに何が正解なのかわからないのですが、ドラムキットって、だいたいドラマー視点になっていて、ハットとか左でなってるんですよね。
けど、聴いている人って、右側なわけですよね。
ハットって、左にするのが正解なのか、右にするのが正解なのか。
で、こいつは、それを選択できるんです。
パンをいじらずに変更できるドラムキットって、これだけじゃないかしら。
逆に、これだけってことは、ドラマー視点が正しいってことでいいのかもしれませんね。
あと、Linkは、名前の通り、リンクさせる機能です。
キックを鳴らすと同時にスネアが鳴る、ハットを鳴らすと同時にクラッシュシンバルが鳴る、みたいな。
これも、何らかな意図があるとき用ですね。
MIDIを打ち込めばいいだけなんですものね。
General・Tuning
ここは、音量やパン、チューニングですね。
Bleed
これがまた、謎機能。
いや、リアルにするために必要なのかもしれないんですけど・・・
まず、このドラム音源は複数のマイクでドラムの音を録っています。
すると、タムを叩くと、キックの音を録音しているマイク、スネアをの音を録音しているマイクも、タムの音を拾うわけです。
で、この拾った音をどうするか、というのが、Bleedみたいですね。
BleedのKick、Snareがonになっているとどうなるか。
はい、こうなります。
つまり、キックをソロにしても、キックのマイクにスネアの音もハイハットの音も入ってくるんですね。
例えば、タムな鳴らします。
KickとSnareのBleedをOnにしていると、Kick、Snareのミキサーも反応します。
Offにすると、Kick、Snareからは音が出ません。
また、Onの状態でTrimを調整すると、KickやSnareから出る音量が調整できます。
Sendの方では、Kick、Snareへの送り量を一括して調整できます。
つまり、TrimはKick、Snareを個別で調整、Sendは一括で調整ですね。
さらに、ON、OFF以外に、Dirというのがあります。
これは、先ほどの逆で、キックのマイク、スネアのマイクが拾ったタムの音を、タムのミキサーに送る形になります。
同じように、Kick、Snareを個別で調整するにはTrim、一括で調整するのは、Returnの方を使います。
スネアの方がわかりやすいと思います。
タム自体の音が変わりますよね。
これ、たぶんなんですが、タムを叩いたときに、その振動でスネア自体が音を出しているんだと思うんです。
だから、やや高音のスネアの音っぽいのが混じるんだと思います。
このBleed機能は、果たして必要なのか、不必要なのか。
意見の分かれるところかもしれませんねぇ。
ただ、使うのであれば、Dirの方が良いとボクは思うんですけどねぇ。
キックをソロにしたときに、キック以外の音が聴こえるのは困るんですよ。
逆に、タムを鳴らしたときに、キックやスネアが拾った音を、タムで出してくれる分には、リアリティがあるのかもなぁ、とも思います。
もしくは、Off!
Loudness
デフォルトではオフになっていますね。
Rangeは、ベロシティ最小と最大での音量差の調整ですね。ベロシティ最大のときに、ものすごく大きくなるという感じ。
Curveは0ならばベロシティの差と音量の差が1:1になります。100に近づくにつれ、ベロシティがそれほど上がらなくても、最大音量になるみたいな感じです。
Vel Dynは100までいくと、ベロシティに関係なく最大音量、-100にするとベロシティに関係なく最小音量となる。
ベロシティを小さいものから、だんだん大きくしていったもので、確認してみましょう。
まぁ、デフォルトでオフになっているので、オフでもいいのかもしれませんね。
Ambient Mics
AmbMixという中にある、色々なマイクなどの設定ですね。
Flip LRをオンにすると、アンビに出力される音が左右反対になります。
つまり、左で鳴っている音を右に出すということですね。
Linkをオンにすると、元の音のフェーダーを動かすと、アンビの方の音量も同じようにかわります。
Trimは、アンビの全ての音量の一括操作です。
その下は、それぞれのマイクで録音した音を、どのミキサーから出すか、ということと、音量ですね。
とりあえず、ハットを思いっきり左に振って、確認してみましょう。
これまた、ものすごくこだわりがないと、触る必要もない部分かもしれませんね。
まぁ、Flip LRをオンにすると、音は広がるので、良いかもしれませんけどねぇ。
Effects
詳しくは書きませんが、エフェクトもたくさん入っていますよ、ってことです。
ちなみに、最初のころに出てきたPresetsというやつは、このエフェクトとかの設定(エフェクトだけではないですが)も入っているんですね。
Groove Editor
これは、Groovesに入っているものを、さらに編集したい場合ですね。
この手の機能を見ると、いつも、MIDIで編集した方がラクじゃないの?と思いますけどね。
Key Map
Key Mapは重要。
割り当てを変えるのも、ここなのかもしれませんが、それよりも、キーマップを知りたいですよね(笑)
確認のためにも必要。
まとめ
最強ドラム音源と書いたが、とにかく細かい。
細かすぎて、面倒くさい。
ブログを書くのも、面倒くさい。
ただ、容量は大きいけど、CPU負荷はそれほど高くない感じなんですよね。
ドラムキットの画像(?)がないからかもしれませんね。
最初にも書いたけど、ハットとか、シンバルの音は、結構好きなんですよね。
設定とかが難しくてあまり初心者向けではないかも、という方もおられるみたいですが、別に、何も触らないで、とりあえずキットを選んで鳴らす分には困らないので、初心者でも大丈夫な気はします。
逆にボクを含め、初心者なんて、何もわからないんですから(笑)
たぶん、よくわかっている上級者から見たら、初心者には難しいかもって感じるんでしょうけど。
価格
【定価】
55689円(本家さま)
※なぜか、本家に比べ代理店だと通常価格が安い(35800円)・・・
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年12月 41.91ドル(Vstbuzzさん)
2024年1月 53.9ドル(PLUGINBOUTIQEさん)
2024年3月 49ドル(Audio Plugin・Dealsさん)
2024年6月 69ドル(ADSRさん)
2024年8月 64ユーロ(VST Buzzさん)
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