SPL社のマスタリングイコライザー、PQのモデリング。
EQってカットするものだとよく言われるんだけど、こういうアナログモデリングのEQって、ブーストすると、ものすごく気持ちの良い感じ。
なぜなんでしょうね。
まぁ、本来マスタリングイコライザーですので、マスタリングの段階で使用するEQですね(当然か・・・)。
ですので、あんまり極端にブーストしたりするものではないとは思いますが、それでもブーストして楽しんでしまうんですよねぇ。
基本情報
ダウンロードはこちら。
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
UI
実機には、Model 1540(Black)、Model 1543(All Black)、Model 1544(Red)の3種類があります。
簡単に言えば、色が違うんですが、それをご丁寧に、ちゃんと用意してくれています。
上の画像がModel 1543です。
Model 1540がこれ。
Model 1544がこれ。
まぁ、好みの色をお使いください。
Gain、Frequency、Q
上からGain、Frequency、Qです。
で、左からLF、LMF、MF、MHF、HFと低音から高音までが並んでいます。
Frequencyの数値を見ればわかりますが、隣同士は重なっている部分があります。
いやぁ、ほんと、アナログ系はブーストが楽しいですね。
1/4Gain・On/Off・Channel Link・Mid/Side
Gainの上にある、1/4Gain側につまみを倒すと、名前のとおり、目盛りが1/4になるので、細かい調整をするには良いですね。
オレンジに光っているのは、全てOn、Offの切り替えです。
下の方にあるChannel LinkをOffにすると、LとRで別の設定ができるようになります。
当然Mid/SideをOnにすると、L/RがM/Sに変更されます。
Proportional-Q mode
オレンジのランプの横のボタンをオンにすると青く光ります。
これが、Qのモードの変更ボタンです。
どう違うのか、Plugin Doctorで確認してみましょう。
通常であれば、Qが広がると周囲全体が盛り上がっていきます。
Qを狭めると、ブーストの幅も狭まっていきます。
Propoprtional-Q mode(青色ランプ)を選択すると、カーブがピンポイントになります。
つまり、広げても狭めても、変化する周波数の範囲が変わらないんですね。
では、音がどう変化するか、聴いてみましょう。
随分、変わりますね。
Bypass・AutoBypass・Inteval
中央に2つ並んでいるのが、バイパスのボタン。
2つ並んでいるのは、Channel Linkをオフにしている場合は、L(M)だけ、R(S)だけ、をバイパスできたりします。
その上にある、つまみを上に上げると、オートバイパス。
あまり聞かない、オートバイパスですが、おもしろい機能で、一定間隔でエフェクトのかかった状態とバイパスが繰り返されます。
その上にあるIntervalで、切り替えの時間を設定できます。
オートバイパスは面白いですね。
Input Gain・Output Gain・HPF・LPF
左にInput Gain、右にOutput Gain。
HPF(ハイパスフィルター)、LPF(ローパスフィルター)は、左がL(M)、右がR(S)用です。
もちろん、Channel Linkがオンになっていると、同期します。
THD
ここは、倍音の付加と考えればよいかと思います。
あまり極端な変化じゃないので、わかりにくいかもしれませんね。
TMT・Mono Maker・Auto Listen
これらは、Brainworx特有の機能の代表的な3つです。
これについては、別のところで説明しているので、そちらをご覧ください。
Stereo Width
こちらは単純に音の広がりですね。
まとめ
いやぁ、ブーストしたくなっちゃいますよねぇ。
マスターで、こんなブーストばっかりしているようでは、ミックスがちゃんとできていないということなんでしょうけど、ついつい気持ちよくてやってしまうプラグインです。
なんとなくアナログのEQって、ブーストしたくなるのは、そういうものなのか、ボクだけなのか、どちらなんでしょうね。
価格
【定価】
349ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
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