SSLのSL4000Bのモデリングらしいです。
バスコンプですので、グルー効果があるわけです。
このグルー(糊)効果というのは、音に一体感を生むらしいんですが、ボクはそのあたり、ちょっとよくわからないんですよねぇ。
一体感を感じることができない。
このプラグインが、ということではなく、どのプラグインであっても。
それが理解できる耳がほしいんですけど。
そして、後で説明しますが、なぜついているのかわからないAuto Fadeボタン。
なんなのでしょうか、これは。
ということで、見ていきますか。
基本情報
ダウンロードはこちら。
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
COMP IN・Threshold・ratio・makeup
COMP INはバイパスですね。
スレッショルドを設定して、そこを超えたものを圧縮する。
-20~+10まであるんですが、+10まであるのって、珍しいですね。
ratioは圧縮比で2・4・10。
makeupは、圧縮した音を再度、持ち上げるわけですね。
0~+15。
まぁ、基本的な設定ですね。
非常に自然な感じですね
attack・release
attackは0.1ms、0.3ms、1ms、3ms、10ms、30ms。
Releaseは0.1ms、0.3ms、0.6ms、1.2s、auto。
コンプにしては、速めの設定ですね。
リリースが0.1msからあるので、アタック、リリースを最速にすると、ものすごくコンプ感が強調されますね。
Headroom・V-Gain・Mix
Headroomはインプットゲインですね。
makeupはアウトプットゲインと考えるとよいでしょう。
つまり、Headroomを上げると、スレッショルドよりも音量が上がるので、圧縮が和らぎます。
下げると、スレッショルドで設定した音量にすぐに到達するので、より圧縮されることになります。
スレッショルドは-20までしかないですが、スレッショルドを-20にしてHeadroomを下げると、スレッショルドが-20より下に設定できるようになるわけです。
V-Gainはアナログノイズの量。
Mixはドライとウェットの割合ですね。
SC Filter
サイドチェーンハイパスフィルター。
低音をトリガーから省くための設定ですね。
端的に言えば、キックの音ですよね。
バスやマスターに挿したときに、キックの音に反応しないように、ということですね。
キックは音量が大きいので、四つ打ちで入っていると、コンプも四つ打ちで反応するという、意図しないダッキング状態になってしまいます。
それを防ぐわけですね。
ダッキングしやすい設定にして、SC Filterをかけていないものと、かけているものを比べてみましょう。
SC Filter以外は同じ設定にしたものをAとBで聴き比べます。
わかりやすいですよね。
こんな極端な設定はあまりしないでしょうけど、こんな感じになるのを防ぐことができるということです。
KEY IN
こちらは外部音源のサイドチェーンです。
それこそ、ダッキングする場合などですね。
とりあえず、四つ打ちのキックを別トラックに用意して、サイドチェーンとして設定しました。
その状態で、ここをKEY INをオンにすると、四つ打ちのキックの音をトリガーにしてコンプがかかるようになります。
先ほどのダッキングになりやすい設定にしてあるので、最初からダッキング状態ではありましたが、サイドチェーンの方はさらにはっきりわかりやすい形ですね。
まぁ、サイドチェーンって、ダッキングのためだけにあるわけではないんですけど、一番わかりやすいですからねぇ。
AUTO FADE・rate-s
最初に書いた、AUTO FADE。
いや、機能はわかるんですよ、フェードアウト、フェードインです。
rate-sが、どれぐらいの時間をかけてフェードアウトするのか、です。
ただ、なぜ、バスコンプについているのかが謎です。
まとめ
極端な特徴はないですが(いや、AUTO FADEは極端か)、しっかりと真摯に仕事してくれるやつですね。
価格
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