435.有料プラグイン IK MULTIMEDIA社のLurssen Mastering Consoleを使ってみよう♪ ~マスタリングコンソール~

お手軽マスタリング。
音は良くなるし、見た目がまた良いし。

有名なマスタリングスタジオ、Lurssen Mastering,Inc.のエンジニア達によって作成されたセットアップを呼び出すだけで、ハイクオリティなマスタリングを行えるとのこと。
最近はAIが多くなってきたけど、プリセットを選ぶだけでも、良いものは良いというのを実感できるプラグインですね。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

STYLE

このプラグインの使い方は、概ね、ここだけでもよいぐらいです。
とにかく、ここを変更して、良い感じの音になるものを選ぶだけでも十分かと思います。

ルーティング

上の四角3つと矢印のやつをクリックすると、ルーティングが表示されます。
何もないように見えて、EQやリミッターやディエッサー、コンプを通っています。

じゃあ、ここで調整するのかというと、ディエッサー、コンプのTHRESHOLDやMAKEUP GAINは調整できますが、他は調整できません。

そして、この画面のままSTYLEを選択するとわかるのですが、STYLEによって、使われているコンプやリミッターが変更されています。
このあたりは、信じて任せる系のようです。

INPUT DRIVE・Boost/Cut・PUSH


信じて任せる系とは言え、調整したいですよね。

それがこの下部分。
見た通りですね。
INPUT DRIVEはインプットの音量。

真ん中は、60Hz、120Hz、3KHz、6KHz、10KHzの5バンドについてのブースト、カット。
ここは、STYLEによって、最初から設定が変わってくるのですが、さらに調整できるようになっています。

PUSHは、真ん中の5つのつまみを同時にブースト・カットできます。

INPUT DRIVEを上げるということは、音量も上がりますが、コンプなどがの反応が変わっているのがわかりますね。
INPUTを上げるということはそういうことですね。

LINK

LINKの左にL・Rと表示されているように、オフにすると、LとRのINPUT DRIVEを別で調整できるようになります。

INPUT DRIVEはリンクしているときにはわかりづらいですが、つまみが二重になっています。
中がL、外がRになっています。

今、気づきましたが、LとRのよくわからん記号は、それを表していたのですね。

必要とすることは、それほど多くないと思うんですけど。
まぁ、どうしても左右の音量が気になる場合は、リンクをはずして調整したうえで、リンクをすれば、ずらした状態のまま、音量を変更できるようになりますので、最初に行えばよいかと思います。

ちなみに、さらに外側の線が何本か入っている部分も動きます。
これは、自分で設定するときの目安のためのもののようです。
実際に、こんな風に手書きで印とかを入れているのでしょうね。

PUSHの方のテープの印も同じです。

まとめ

あっさりとしたプラグインのように見えますが、実際には6つのマスタリング用のEQやリミッターコンプレッサーを購入したようなものです。
細かい設定はできないけれども・・・

自分でこまかく調整していきたいという方には不向きかもしれませんが、概ねエンジニアさんのセットアップを信じて任せて良いという人には良いかもしれません。
まぁ、設定できないにしても、どういう設定になっているかは、見えるようにしてもらえたら、よりありがたいんですけどね。

もしかしたら、企業秘密なのでしょうかね。

極端に音が変わるということではありませんが、自然な感じで音を良くしてくれますよ。

ただし、CPU負荷が高い!!
ボクのPCは大丈夫だけど、2MIXで書き出して、他のプラグインを使用しないといけないぐらいの負荷ではないか?

価格

【定価】
149.99ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年12月 39.99ドル(AUDIOPLUGIN・DEALSさん)

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