396.有料プラグイン IK MULTIMEDIA社のOpto Compressorを使ってみよう♪ ~コンプ~

Opto Compressor、つまりは、Optical Compressor。
つまりは、光学式コンプと呼ばれるやつ。

光学式コンプというのは、音を光に変えて、光を認識して、コンプがかかるというつくりのようです。

そういうつくりにより、アタックが遅くなってしまうのが特徴のようです。
光学式と言えば、LA-2Aというのが有名らしく、T-RackSでいえば、WHITE 2AがLA-2Aのモデリングです。

基本的に、アタックとかリリースとかの設定もできません。

が、このプラグインは、アタック、リリース、レシオも設定でき、アタックにいたっては0.00msから設定できるようになっています。
まぁ、光学式とか名乗ってみたところで、プラグインに光学式も何もないですからねぇ。

それとも、0.00msに設定しても、実際には遅いのでしょうか。

倍音の付加も、WHITE 2Aに比べると、ほぼないぐらい。
結局、何をもって光学式と名乗っているのか、よくわかりませんね。
光学式のコンプらしさがあるらしいんですけど、実機を知らないボクには、難しいです。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

Compression

Compressionが基本的にはスレッショルドと考えればよいかと思います。
で、これが、不思議なカーブを描くんです。
5までは一般的なコンプのカーブなんですけど、5を超えたあたりから、ちょっと変わる。

Ratioを30:1にした状態がこれ。

そこからさらに、Inputをあげると、今度は、また違うカーブになる。

光学式がこうなのかと思ったら、WHITE 2Aはそうでもないので、このコンプのみの特徴なのかもしれません。
で、実際の音がこう。

デフォルトのレシオ2:1のままで行うと、Compressionを最大に上げても、それほど不自然さはないです。
というか、ほとんど変化が感じられない・・・

Ratio

レシオですね。
1:1~30:1まで設定ができます。
とりあえず、わかりやすいように、Compressionは最大にして、さわってみましょう。

すみません、嘘でした。
1:1から上げていくと、2:1でもちゃんとコンプがかかっていることが理解できます。
そして、1:1~2:1までで左半分ですが、右半分は2:1~30:1までの変化なので、変化が急激に変わってきますね。

Attack・Release

アタックが0.00ms~50.00ms、リリースが30ms~5000ms。

これまた、わかりやすいように、CompressionもRatioも、最大にしてみましょう。

うん、やはり、設定によって、ずいぶん変わってきますよね。

Input・Output

Outputはすでにいじってしまっていますけど・・・
どうしても、コンプをかけるとOutputをいじらないといけなくなってしまうので。

逆に、Inputはさわらなくても問題はないので、全然いじってこなかったですね。
ただし、Inputが変わることで、エフェクトも変わってきますからねぇ。

L/R、M/S


L/Rを選んで、Lを選べばLだけ、Rを選べばRだけの設定ができる。
M/Sを選んで、Mを選べばMだけ、Sを選べばSだけの設定ができる。
どちらも、=を選べば、LR、MSを同時に同じ設定ができる。

そこまではいいんですけどね。

そして、謎のLINKボタン。
L/Rだけについている。

LINKをオンにして、Lを選んで設定すると、微妙にRも変化する。
しかも、=のように、完全一致しているわけでもない。

何ボタン?

まとめ

まぁ、コンプです。
T-RackSのコンプですので、L/R、M/Sは標準装備。

コンプの使い分けって、難しいですよね。
オプトコンプは、アタック、リリースが遅いから、ボーカルやストリングスに良いらしいんですけど、こいつはアタック、リリースも調整できるし。

難しい。

価格

【定価】
49.99ユーロ

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・

T-RackS5のプラグインはこちら

コメント