チャンネルストリップです。
チャンネルストリップというのは、ミキサーの一チャンネル分のことみたいです。
DAWのミキサーは音量のフェーダーと、パンぐらいしかありませんが、実機の場合は、EQやコンプレッサなどがついていることが多いらしいです。
Renaissance ChannelはRenaissanceシリーズのR-EQ、R-Comp、R-Voxが合体。
さらに、ゲートとエキスパンダーがついています。
しかも、R-compやR-Voxはなかったサイドチェーンまでついているという、優れもの。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
Waves Centralというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
EQ
基本的にはR-EQと同じです。
4バンドですので、R-EQの最大の6バンドは入っていません。
左上のEQと書いている部分で、EQのON/OFFができます。
音の確認は省略。
RComp
RCompは基本的にR-Compと同じなのですが、色々と微妙に違います。
まず、OnはRCompのON/OFF。
これはまぁ、単体じゃないので。
あとは、Gainはチャンネルストリップの最後のOutにしかない点。
で、コンプの種類が選べない点ですね。
Warmであることはマニュアルに書いているのですが、ElectroかOptoかは、たぶん書かれていません。
聴いている感じではOptoだと思うんですけど。
で、最大の違いが、サイドチェーンがあることです。
これ、R-Compにはなかったんですよね。
なぜ、こっちだけついているのか不思議です。
サイドチェーンについては、後でまとめて書きます。
RVox
RCompのところをクリックすると、RVoxと切り替わります。
これも基本、R-Voxと同じです。
R-Voxと違うのが、ON/OFFはよいとして、アタックとリリースとARC(自動リリース)がついていることですね。
で、R-Voxについていたゲートが、独立して隣にありますね。
ゲートについても、後で説明します。
で、このRVoxの方もサイドチェーンができる。
Gate
R-Voxにあって、R-CompにはなかったGateが独立しています。
そして、R-Voxのゲートよりも設定できるところが多いですね。
ON/OFFはおいといて、何よりGateとEXP(エキスパンダー)の切り替えができることです。
ゲートは、スレッショルドを下回る音をバシッと消してしまう。
エキスパンダーは、スレッショルドを下回る音をゆるやかに消す感じです。
また、Rls(リリース)、Floorの設定ができます。
リリースはリリースで、Floorは音を消すと言っても、どれぐらい消すかですね。
最大にすると完全に消えますし、小さいとほとんど消えないという感じ。
で、このゲートもサイドチェーンができます。
EQとダイナミクスの順番
デフォルトでは、EQ、ダイナミクスの順になっていますが、ここで、ダイナミクス、EQという順に切り替えることができます。
サイドチェーン
既に書いたように、GateとRComp、RVoxはサイドチェーンができるようになっています。
それも、GateとRcomp/RVoxは、それぞれ別でサイドチェーンの設定ができます。
サイドチェーンについてはこちら。
トリガーが、Int(Internal)、PreEQ、Ext(External)の3種類。
Internalはゲートやコンプに入ってくる音の音量。
PreEQはEQ、ダイナミクスの順になっている場合は、EQをかける前の音の音量。
Externalは別の音源の音量、いわゆる、基本的なサイドチェーンですね。
フィルターはハイパス、バンドパス、ローパス、ノッチの4種類。
このフィルターは、音をカットするためのフィルターではなく、どの周波数の音をトリガーにするのかを決めるためのものです。
スピーカーのマークをONにすると、トリガーにするための音だけを確認できます。
Fは周波数、BWはバンドパス、ノッチフィルターの帯域幅。
Internalをトリガーとしたら、こんな感じ。
キックの音をトリガーにするようにしています。
サイドチェーンがないと、全体的にコンプがかかりますが、サイドチェーンをかけると、特定の周波数の音量でコンプのかかり具合が変わります。
上の動画では、キック、スネア、ハイハット周辺をトリガーにしてみましたが、それぞれに、コンプのかかりかたが変わっていますね。
InternalとPreEQの違いを見るために、とりあえずキックの音をEQでつぶしてしまいます。
その状態で、トリガーをInternalとPreEQと切り替えてみましょう。
Internalの場合、EQでキックの音を消してしまった音をトリガーにしているので、キックの周波数の音の音量がほとんどないので、サイドチェーンが反応しません。
PreEQは、EQでキックの音を消す前の音をトリガーにしているので、サイドチェーンが反応してダッキングされていますね。
とは言え、PreEQを使用する場合というのが、どんなときか、あまりよくわからないんですよねぇ。
これまで、ドラムとシンセがセットになっているものにR-Channelを挿していますが、ダッキングする場合は、普通、シンセだけにR-Channelを挿して、キック音源をサイドチェーンにしますね。
その場合が、Externalを使用します。
動画を見ていただけるとわかるように、Studio Oneの場合は、サイドチェーンで他の音源を設定したら、ExtをONにしようが、OFFにしようが、サイドチェーンがかかりますね。
他のDAWの場合がどうかはしりませんが・・・
ちなみに、Gateの方でサイドチェーンをするとこんな感じです。
コンプのサイドチェーンと逆ですね。
音量が大きい時だけ、音がなります。
例えば、キックをトリガーにすると、キックのなっている時だけ、音が出る。
OUTPUT
最後が、出口ですね。
Outは当然アウトプットゲインです。
φは位相の反転。
Rotateはステレオイメージです。
ということで、R-EQ、R-Comp、R-Voxをまとめて使うことができ、また、単体ではできないサイドチェーンや細かい設定ができるというR-Channelでした。
Rシリーズのお手軽感がちょっとなくなっている感はしますが。
価格
【定価】
149ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2021年11月 29.99ドル
2022年3月 29.99ドル
2022年11月 24.99ドル
2023年4月 29.99ドル
2023年6月 5170円
2023年8月 35.99ドル(本家さま)
2023年9月 35.99ドル(本家さま)
2023年12月 27.99ドル(本家さま)
2024年2月 29.99ドル(本家さま)
2024年6月 29.99ドル(本家さま)
2024年8月 29.99ドル(本家さま)
2024年10月 35.99ドル(本家さま)
2024年11月 27.99ドル(本家さま)
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