ディエッサーというのがあります。
歯擦音を取り除くプラグインです。
このプラグインは、息継ぎを取り除くプラグインになります。
ディエッサーはよく聞きますが、息の音を取り除くプラグインって、あまり聞かないですね。
ボーカル関係のプラグインを新しい「ことのは/おといろ」を創ったついでに、まとめてやってしまおうと思ってたんですが、これはダメでした。
ミクさん、息してくれないの・・・
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
Waves Centralというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
基本の設定
このプラグインは、息と普通の声を認識して、分けてくれるそうです。
まぁ、精度はそこまででもなさそうですけど。
息っぽいものの識別の結果がBreathのモニターに表示されます。
Breathの左のフェーダーを下げていき、そのフェーダーの数値を超えたものを「息」と認定してくれるようです。
下のEnergy(Gate)の部分は、いわゆるゲートで、左のフェーダーを下げていき、それより小さい場合は低減・除去するという形です。
だから、すごく大きな音の息の場合は、低減・除去しようと思うと、歌声も同じく除去されてしまいます。
Breathの判定部分の設定を上手にすれば、歌声を残すこともできるかもしれませんけど・・・
Reductionは低減する量ですね。
一番下まで下げると、除去になります。
さて、ミクさんが息をしてくれないので、色々な息の音源を使って確認してみましょう。
まずは、息の音だけで確認。
消えますね。
ちょっと感動します。
今確認したように、Breathのフェーダーが高すぎると、息だと認識してくれないので、そのままです。
また、Gateのフェーダーが低すぎると、Gateよりも音量が小さい息じゃないと、これもまた、そのままになってしまいます。
逆に言えば、Breathを0、Gateを0にしておけば、このプラグインが息と認識したものに関しては、低減・除去の対象となります。
ただ、実際に使用するときには、歌声の中の息の部分のみを低減・除去したいわけです。
Breath 0、Gate 0の場合、歌声も息として認定されてしまうこともあるので、そういうわけにもいかないわけですね。
では、歌声も組み合わせて確認してみましょう。
完全に息だけを認識できているわけではないですが、結構、うまくやってくれます。
基本的には、Breathのフェーダーは歌声を含めても、ある程度は下げてあげる必要があります。
あとは、Gateの方を下げて、小さい音だけを息として、低減・除去するのがよいかと。
歌声と同じ音量で息継ぎをすることも、あまりないでしょうから。
細かい設定
基本の設定だけで、大部分は大丈夫なのですが、もう少し調整できます。
Fade out、Fade inは、息の音のフェードアウト、フェードインの時間。
MonitorはBreathにすると、息と認定された部分のみを聴くことができます。
Room Toneは、低減・除去した分、不自然にならないようにノイズを加えるそうですが、ボクにはほとんど違いがわかりません。
ちょっと歌声の方も息とみなされていますが、フェードイン、フェードアウトの違いは、この方がわかりやすかったので、そのままにしました。
Room Toneは、やっぱりわかりませんでした・・・
今回は、歌声と、それと全く関係ないブレスを組み合わせたので、普通の声の場合、もしかしたら、もっときれいにできるのかもしれませんね。
そして、ボクには必要のない(ミクさんが息をしてくれないから)プラグインでした。
歌う人には、とっても便利なのかもしれません。
価格
【定価】
99ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2021年11月 24.99ドル
2022年3月 29.99ドル
2022年11月 24.99ドル
2023年4月 29.99ドル
2023年6月 4400円
2023年8月 29.99ドル(本家さま)
2023年9月 29.99ドル(本家さま)
2023年12月 24.99ドル(本家さま)
2024年2月 29.99ドル(本家さま)
2024年6月 29.99ドル(本家さま)
2024年7月 29.99ドル(本家さま)
2024年8月 29.99ドル(本家さま)
2024年9月 19.99ドル(本家さま)
2024年10月 29.99ドル(本家さま)
2024年11月 29.99ドル(本家さま)
2024年12月 2860円(Media Integrationさん)
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