承認欲求の罠

承認欲求というのは怖ひ。

マズローの欲求5段階説というのがある。
第1段階 生理的欲求。
第2段階 安全欲求。
第3段階 社会的欲求。
第4段階 承認欲求。
第5段階 自己実現欲求。

まぁ、表現は色々あるようですが、こんな感じですね。

前の段階の欲求がある程度満たされると、
次の段階に進むらしい。

この話は今、全く関係ない。

さて、承認欲求だ。

簡単に言えば、「認めてもらいたい」ということです。
ボクは、「ことのは/おといろ」を創っている。
なぜ創っているのか。
何度も書くが、楽しいからだ。

自分が今まで触れてこなかった音楽の世界に飛び込んでみた。
何もわからない状態で、手探りでやってる。
当然、あまり聴いてもらえない。
まぁ、そこは問題ない。
いや、聴いてもらいたい。
本当は、いくらでも聴いてもらいたい。
ジャスティン・ビーバーに「お気に入り」とツイートしてほしい。

・・・ジャスティン・ビーバーって誰ですか?

もちろん、そうなればなったで嬉しいですが、
そんなことが起こり得ないことは、残念ながらボク自身が知っている。

そんなボクの「ことのは/おといろ」(この「ことのは/おといろ」という表現、
いい加減、面倒くさい。自分でこだわって使っているのだが、読んでいる人は
まぁ、鬱陶しいだろうなぁ、と思う。「鬱陶しい」という漢字ぐらい鬱陶しい。
ちなみに、ぼくのPCは「きょく」と入力すれば「ことのは/おといろ」と
出力される。だから、本当はそれほど面倒くさくない。というか、
結局、「曲」だと思ってることがばれる)だが(かっこの中が長すぎて、
全く情報が入ってこない)、まれに気に入ってくれる人がいる。

ジャスティン・ビーバーとか。

そうなると、承認欲求が満たされるわけです。
ボクだって、楽しんでやっているとは言え、
承認欲求がないわけじゃないから。

この承認欲求っていうのが怖ひ(スタートに戻った)。

ボクは楽しむために「ことのは/おといろ」を創る。

それを、ごくまれに気に入ってもらえる。

承認欲求が満たされる。

次だ、次。
ここですよ。
そうなるとどうなるか。

気に入ってくれた人に、次も気に入ってもらいたいと思ってしまふ。
これが危ない。

どうすれば、その人が気にってくれるだろう、なんて考えてしまう。
そうなると、楽しむために創ってるのだか、気に入ってもらうために創ってるのだか、
わかんなくなる。
かっこの中が長すぎるぐらいわかんなくなる。
今、この文章が向かっている方向ぐらい、わかんなくなる。

そうなんだよなぁ。
やっぱり、認められたいんだよなぁ。
スカートなんて履いてる場合じゃない、なんと思ってしまうんですよねぇ(『スカート男子』参照)

さぁ、収拾がつかない。

きっと、ボカロPに限らず、どの世界でも、たくさんの人に承認されている人って、
大変なんだろうなぁと思ふ。
それとも、そこまで行き着いたら、そんなことも気にならないのかなぁ。

ボクもそんな位置に立ってみたいものだ。

承認されることは嬉しい。
けど、その承認に自分が殺されることがある。

そろそろ、結論。



ボクの「ことのは/おといろ」をもっと認めてください。
その上で、ボクは楽しむために創ってやろうじゃないか。