前にバウンスについて書いた。
そのとき、ちょっと気になっていたのだけど、放置していた問題について。
そもそも、なぜオーディオ化するかというと、プラグインって、モノによっては、すごくCPUに負荷がかかるんです。
そんなものを、複数立ち上げて、ずっと曲を創り続けると、PCの方がギブアップするわけです。
とは言え、必要だから立ち上げているわけで、じゃぁ、PCの性能をあげるしかないのか、という話になります。
ところが、PCの性能を上げたところで、限界というのがありまして。
まぁ、そんな事態になったことがないよ、という人は、そのままで問題はないんですけどね。
あとは、オーディオ化しないとできないこともあったりします。
上の記事に書いたような反転は、別のプラグインを使ったらできますけども、オーディオ化すれば、別にプラグインを使う必要もないのです。
あとは、波形が見れたり(位相とかの関係がでてきますよね)、音のタイミング(音源によって、MIDIのスタートより音が後ろにずれているものがあるみたいです)が見れたり、切ったり貼ったりできたり(MIDIノートを切るのとオーディオファイルを切るのとでは、音が全く違う)、フェードイン、フェードアウトが簡単にできたり。
さて、本題。
MIDIデータのオーディオ化
MIDIをオーディオ化する方法が、Studio Oneの場合、3つ選択肢があります(本当はもう1つあります。後で書きます)。
MIDIを打ち込んだところを選んで右クリックして、イベントというところの中にあります。
選択をバウンス
新規トラックにバウンス
ミックスダウンを選択
これ、全てオーディオ化してくれます。
が、違いがわからない。
試してみたのがこれ。
何も変わらないの。
そもそも、「新規トラック」にバウンスというのがあるのだから、選択をバウンスだと、「新規トラック」ができないと思うんだけど、新しいトラックにオーディオファイルが表示されます。
これ、結論から言うと、
インストゥルメントトラックの場合、「選択をバウンス」と「新規トラックにバウンス」は同じ。
です。
「インストゥルメントトラックの場合」と書いているので、実は違いがあったりしました。
で、「ミックスダウンを選択」は明らかに違いがあることもわかりました。
2つの音源のMIDIをまとめて選択しておいて、「選択をバウンス」「ミックスダウンを選択」をしてみました。
すると、こうなりました。つまり、
インストゥルメントトラックの場合、複数のMIDIを選択した状態で「バウンスを選択/新規トラックにバウンス」をすると2つのオーディオファイルに、「ミックスダウンを選択」をすると1つのオーディオファイルになる。
ということのようです。
さて、バウンスに関して注意点が1つ。
バウンス、ミックスダウンをするときは、音量、パン、ミュート、そのトラックに挿さっているプラグインのエフェクトは、全て影響した状態でオーディオ化される。
ということ。
だから、ミュートをかけた状態だと無音のオーディオファイルになりますし、マキシマイザーをかけていたら音圧マシマシのオーディオファイルになります。
オーディオファイルのバウンス
さて、しつこく「インストゥルメントトラックの場合」と書き続けていました。
ボクは、「バウンス」というのは「オーディオ化」のことだと認識していたのですが、実は間違っていたみたいです。
オーディオファイルも「バウンス」できるのです。
では、オーディオファイルをバウンスするとどうなるのか。
その前に、オーディオファイルでできることを確認。
オーディオファイルって、ナイフでカットできます。
カットできるのですが、実は、カットされても、そのままデータが残っています。
カットしているように見えて、実はカットされていません。
画像つくるのが面倒なので、動画にします。
また、音量を変えたり、フェードイン、フェードアウトしたりすることもできます。
それを踏まえて、「選択をバウンス」してみましょう。
はい、このように、バウンスをすると、完全に独立した別のオーディオファイルになります。
だから、カットした後ろは、もうなくなっていますし、音量を下げたのも、フェードイン、フェードアウトしたものも、それが、このオーディオファイルの元の状態として保存されます。
そして、フェードイン、フェードアウトを戻そうと思っても、戻せなくなります。
ここで、ピンときた方はなかなか鋭いです。
そう、「新規トラックにバウンス」です。
オーディオファイルの場合、「選択をバウンス」をすると元のファイルは無くなるが、「新規トラックにバウンス」をすると元のファイルも残っている。
あと、不思議なことなのですが、もう1つ違いがあります。
オーディオファイルの場合、「選択をバウンス」は、フェーダーの音量、パン、そのトラックに挿しているプラグインの影響を受けない。
「新規トラックにバウンス」は、フェーダーの音量、パン、そのトラックに挿しているプラグインの影響を受ける。
よくわからないんですよねぇ。
実際に確認しているから間違っているわけではないのでしょうけど。
たぶん、「選択をバウンス」は、ミキサーにいく前の処理、「新規トラックにバウンス」は、ミキサーにいってからの処理ってことなのでしょう。
じゃぁ、「ミックスダウンを選択」は、メインに挿しているプラグインの影響を受けるのかというと、これが、しないんですよ。
よくわかりませんね。
そして、これらが、インストゥルメントトラックの場合と違うから、ややこしいんですよね。
そうそう、「ミックスダウンを選択」に関して。
オーディオファイルの場合、複数のMIDIを選択した状態で「新規トラックにバウンス」をすると2つのオーディオファイルに、「ミックスダウンを選択」をすると1つのオーディオファイルになる。
ちなみに、「選択をバウンス」の場合は、元のデータがそのまま変化するので、当然2つのままです。
さて、最初の方に、MIDIをオーディオ化する方法がもう一つあると書きました。
トラック名が表示されているところで右クリックすると、「オーディオトラックに変換」というのがあるじゃないですか。
これをすると、部分部分ではなく、そのトラックのMIDIデータは全てオーディオ化されます。
で、「オーディオトラックに変換」をクリックすると、こんな画面が出ます。
「インサートをレンダー」にチェックを入れると、インサートに挿しているプラグインの影響を受けた状態でオーディオ化します。
「インストゥルメントトラック状態を維持」にチェックを入れると、オーディオトラックにした後でも、「インストゥルメントトラックに変換」することができます。
ということで、「選択をバウンス」と「新規トラックにバウンス」の違いが知りたかっただけなのですが、えらい大変なことになりました。
色々な違いがあることがわかったんですが、結局、なぜ違いがあるのかがわからないんですよねぇ。
違いがあるということは、違う必要があるということで、その違いがあった方が便利ということなんだろうけど、今のところ、ボクには、これは便利だ!という実感がない。
まだまだ、よくわかっていないことがあるんだろうなぁ。
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