574.有料プラグイン Kiive Audio社のXTCompを使ってみよう♪ ~コンプ~

なんかかっこいいコンプ。
ボクのDAW上では、見た目がほぼ同じ(つまみが白)のXTressorというのがあるんだけど、これ、何?
XTressorを紹介しようと思ったら、PluginAllianceで売ってないの。

しかも、ほぼ同じ見た目のXTCompがあった。

バージョンが変わったのかと思ったけど、XTCompはVersion1.0.0になってるし。
さてはて。

Distressorという実機をプラグイン化したやつみたいですね。
だから、Xtressorという名前だったんだと思うんだけど。

何か問題があったのかなぁ。

あっ、マニュアルみてると、Distressorとは無関係だ、と書いてる(笑)
やっぱり問題があったのかなぁ。

さて、このプラグイン、コンプであり、さらにSATURATION、WARMTHというつまみが存在します。

さらに、どうも、レシオごとに、アタックやリリースや、スレッショルドの設定が違うらしいんですよね。
もうそうなると、レシオを選んでるのだか、コンプを選んでいるのだか、よくわからくなりますね(笑)

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

POWER

この画面を見たら、右下が全体の電源だと思いませんか?
これが違うんです。

バイパスと比較しようかと思って、POWERをオフにしたのに、バイパスにならないので、どうもおかしいなぁと思って調べてみた。
とりあえず、上2段のPOWERはコンプ用の電源。

・・・なんだけど、OUTPUTはオフにしてもきいてみるみたい。
だから、ここでコンプのバイパスを確認しようと思ったら、そのときのOUTPUTの設定で、音量が変わっちゃうので、バイパスにならない。
2つあるのは、L/R、M/Sを別に設定した場合、Lだけ、Mだけをオフにしたいとかの場合用。
L/R、M/Sをリンクさせている場合は、どちらかをオフにすると、もう片方もオフになる。

右下のバイパスは、SATURATION、WARMTHのオフ。
ここをオフにしても、当然、コンプのOUTPUTは生きてるし、そもそもここをオフにしても、コンプ用がONならコンプは作動する。
つまり、上2段のPOWERはコンプ用で、右下のPOWERはSATURATION・WARMTH用。

さらに、緑のON/OFFがありますが、これは、L/R・M/Sを別にした場合のそれぞれのオン、オフ。
だから、右下をオンにして、緑のどちらかをオフにする形。
L/R、M/Sをリンクさせている場合は、どちらかをオフにすると、もう片方もオフになるので、右下をオフにするのと同じ役割になる。
ということは、コンプと同じ役割をしているので、右下のPOWERは必要ないのではないか?と思わなくもない。

ということで、バイパスを確認しようと思うと、DAW側のオフを使うしかなさそう・・・

INPUT・OUTPUT・GAIN LINK

このコンプレッサーは、スレッショルドがないので、INPUTを上げて圧縮していく形になります。
で、INPUTを上げていくので、OUTPUTで下げないといけないのですが、デフォルトでGAIN LINKがオンになっていて、そのままだとINPUTと連動してOUTPUTが動くようになっています。
ただし、OUTPUTを動かしても、INPUTは連動して動かないので、その後、OUTPUTを自分で調整することができます。

INPUTとOUTPUTが連動してるけど、これは、圧縮を無視して連動しているので、基本的にINPUTを上げていくと、音量が小さくなっていく。
もしかしたら、あまり意味がないのかもしれない・・・
けど、INPUTを上げていって、爆音になることはないから、耳には優しいかもしれないなぁ。

RATIO

問題のレシオ。
これ、普通に考えたら、1:1、2:1が圧縮比なんだけど、どうも、このレシオって、それぞれ設定が違うらしい。
PluginDoctorで見てみると、たしかに、スレッショルドの設定が違ってるみたい。
マニュアルによると、ATTACKやRELEASEの設定も違うらしいので、もう、レシオを選択するというより、コンプを選択するような感じ。

LA-2Aっぽくも1176っぽくも使えるみたいな感じで書いていたけど、どれが何か書いてないんから、よくわかんないです・・・

たしかに、他の設定を変更せずにレシオだけ変更してメーターを見ていたけど、10:1よりも20:1の方が音量が大きくなるので、やっぱりスレッショルドが違うんですね。
そもそも、1:1でも明らかに音圧が変わってるんですけど・・・
いや、1:1の変化の下が一番すごい気もしないでもないんだけど。
これ、どういう仕組み???

なかなか難しいぞ、このコンプ。

ATTACK・RELEASE

ATTACKとRELEASEですね。
先ほどから書いているように、アタックとリリースのタイムもレシオによって異なるようです。
0が速く、10が遅いのは共通です。

うん、レシオによる違いが判らん。
とはいえ、コンプにおけるアタックとリリースの重要さがよくわかりますねぇ。
全く変わってきますよね。

KNEE

これは、見たまま、HARD・NORMAL・SOFTですね。

うーん、微妙。

SC MODES

HPはハイパスフィルターで、ロー部分にコンプがかからないようになります。
BELLは6KHz周辺にコンプが強くかかるようになります。
LINKは全体的にコンプが強くかかるようになります。

・・・たぶん。

TYPE MODES

こちらのHPはほんとのハイパスフィルターなので、ローがカットされます。
DS2は第2倍音、DS3は第3倍音が強まります。
このDS2やDS3は下のSATURATIONがオフでも強まりますが、SATURATIONがオンなら、さらに強まります。

これは楽しいですね。
DS2とDS3は同時押しはないようです。

British Mode


レシオが1:1で使うと全押しエフェクトになると書いてるんですが、全押しって、76系のやつですか?
ただ、PluginDoctorで見ていると、スレッショルドを超えると、音量が下がるようになっているんですよねぇ。

マニュアルによると、1:1でアタックを4以下からスタートするのが良いと書いているので、そこから試してみましょうか。

なかなかの劇薬ですね。

SATURATION

これはサチュレーションですね。
第2倍音を付加するらしいです。

良い感じですけど、さすがに10まで回すと歪みますね。

WARMTH


テープサチュレーションを模倣したサウンドを実現するらしいです。

むしろ倍音が減ってる感じがするんだけど・・・
WARMって何だろう???

動画でもちょっと気になって動かしたんだけど、0~4までで急激に変わってる感じがしたんですけど、これも気のせいでしょうか・・・

Stereo Image Link・MIX COMP・MIX SAT・XTCOMP MODE

Stereo Image Linkをオフにすると、L/Rを別で設定できるようになります。

MIX COMP、MIX SATはコンプ、サチュレーターのDRYとWETの割合。

XTCOMP MODEはMNにすると、LとRを別に認識してコンプがかかるようになります。
これは、Stereo Image Linkのように、別の設定にするのではなく、同じ設定で、左右を別の音として認識してコンプをかけてくれる仕組みですね。
STは一般的なステレオ。
M/Sにすると、L/RがM/Sに変わります。

とりあえず、XTCOMP MODEだけ確認してみます。

これまた、劇的に変わりますね。

まとめ

これは、コンプと考えない方が良いですね。
コンプとして使うよりは、なんか音をかっこよくするためのプラグインですね(笑)

レシオもレシオと考えない方が良いですし、とにかく考えるな感じろ的なプラグイン。

けど、音が変わるから面白いですね。

価格

【定価】
149ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年2月 49.99ユーロ(PluginAllianceさん)

コメント