573.有料プラグイン 510K社のSEQUNDを使ってみよう♪ ~シーケンサー~

たぶん、PLUGINBOUTIQUEさんで購入したらもらえるやつだったと思うんだけど、いつのものかわからない。
インストール用ファイルやシリアルナンバーは記録してるんだけど、いつのものとかは記録してないから、よくわからない。

SEQUNDはシーケンサープラグインです。
わからない人にとっては、全くわからないであろうプラグインですが、わかる人にとっては、ものすごくわかりやすいプラグインです。
こういう系プラグインを使ったことがある人にとってはすんなり理解できると思います。

DTMを始めたころのボクがもらっても、何かわからないまま捨ててただろうなぁ。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

設定

こういう系に慣れていない人は、まずここで躓くと思われます。
というのも、インストゥルメントプラグインなんです。
けど、音が入っていないから、まったく音が鳴らないんです。

このプラグインは、これを使って、他の音源を操作する系なんですね。

というわけで、SEQUENDを立ち上げて、もう一つ、別の音源を立ち上げて、その後、設定となります。

Studio Oneの場合はこうです。

SEQUNDでSerumを操作します。
SEQUNDとSerumを立ち上げて、Serumの「すべての入力」となっているところを、SEQUNDに変えるだけです。

これで、SerumをSEQUNDで操作できるようになります。

ちなみに、SEQUNDのトラックを選ぶと音が出ませんので、音を出すときは、Serumのトラックを選びます。

Gate

設定が終わった状態で、再生しても、それでも音がなりません。
デフォルトで音がならないと、さすがにやる気を削がれますよね。
デフォルトで音がなるようにしておいてくれると、もう少しがんばれると思うんですけどねぇ。

音を鳴らすためには、Gateのところをオンにしてあげる必要があります。

設定した音量を超えないと音が出ないGate(門)というプラグインがありますが、それと同じ「門」という意味のGateです。
このプラグインの場合、音量とかではなく、単純に音を出すか、出さないか。
「On/Off」とかの表示ならわかりやすいと思うんだけど。

さいころマークはランダムですね。

Hold

表示が消されていますが、上部の目のマークに斜線が入っているのをクリックすると表示されます。

Holdをオンにすると、Gateで次のOnまで音が出続けるというものです。
タイみたいなやつですね。

Ratchet

分割できます。
クリックして上、下にひっぱると変更できます。

Length

音の長さですね。

Chance

チャンス、確率ですね。
音が出る確率ですね。

デフォルトでは100なので、必ず音が出ますが、下げていくと、音が出ないときもある、ということですね。

Pitch A・Prob A/B・Pitch B

ピッチの設定ですね。
AとBがあって、なんと書いてるのかわからんけど、矢印っぽいのがあるということは、どっちかがなるってことですね。
これもまた、確率に左右されるようになっております。

Octave

オクターブずらすやつですね。

Transpose


半音単位でずらすやつですね。

Velocity

ベロシティです。

シーケンスの動く向き、数、その他

概ね、上のような感じで使うんですけど、それだけでも結構カオスになるんですが、さらに、向きや数を変えられたり、もっと細かい設定ができたりします。
細かい設定は、もう触れませんけど。

ここまでくると、もう自分の力では操作不可能ですね。

どこまで自分で操作するのか、ランダム性を楽しむのか、というところですね。

シーケンス全体の設定

Clockはシーケンスの速度ですね。
SWINGはスイング。
LENGTHは長さ。
VELOCITYはベロシティ。
OCTAVEはオクターブ。
TERANSPOSEは半音単位のピッチ。

これらが元の設定で、当然、上でピッチを変えると、ここを元にピッチも変えるということですね。

右側の鍵盤マークをオンにすると、MIDIでTRANSPOSEを設定できるようになります。
C1~C3の範囲のようです。
コードなどに合わす場合は、これを使うのがよいのでしょうね。

ADV MODEはClock、Gate、MidiTrigがあります。
Clockは今まで見てきたやつですね。
GateはGateがオンの時だけ、シーケンスが次に進むモード。
Midi TrigはC-1~B-1の範囲にMIDIがあるときだけ、次に進むモード。

SCALE

使う音だと思います。
Before Scale、After Scaleというのが設定できるのですが、たぶん、Beforeは元の音のスケールだと思われます。
Cメジャーだけだと、元の音はCメジャーでつくられるけど、ピッチ設定などによって、Cメジャー外の音も出来上がる。
Afterにしておくと、ピッチ設定などで変更される音も、Cメジャー外の音にならないようになるんだと思われます。

鉛筆マーク(?)をオンにすると、自分でキーを選ぶこともできます。

PATTERN

もしかしたら、ここが一番重要かと思います。
SEQUNDは、全部で12のパターンを設定できます。

鍵盤マークをオンにすると、MIDIでどのパターンを使うか、設定できます。
C0~B0で、C0が1、C#0が2という感じですね。

で、ここが重要なんですが、このプラグイン、再生したところから、一番左からスタートするんです。
つまり、1小節目から再生しても、2小節目から再生しても、一番左からスタートする。
ということは、せっかく設定したものが、再生位置によって、まったく異なってくるわけです。

正直、役に立たない。

ということで、最終的に、このプラグインは、MIDIで書き出すのが正解だと思うんですよね。
良い感じにつくり上げたら、それをMIDIで書き出す。

それが、右下、グレーアウトしていますが、PATTERNを選んで、数字を選んだら、右下の十字矢印をトラックに引っ張っていくんですね。
数字は繰り返しの回数ですね。
一回し分、二回し分とかを決めてMIDIで書き出すことができるわけです。

まとめ

面白いパターンがつくれるプラグイン。
自分でつくるのもよいが、ランダムをうまく活用すれば、さらに楽しくなりそうです。

いや、まとめてる間に気がついたんだけど、シンプルなパターンでも、トラックでもMIDIを打ち込むより、こっちの方がラクかもしれない・・・
キーボードで打ち込める方はいいけど、ボクみたいなMIDIをポチポチ、クリックしておいていく人にとっては、このプラグイン上の方がスムーズ。

MIDIに書き出すこともできるし。

もしかしたら、ボクの曲創りの最重要プラグインになる可能性を秘めているかもしれない。
最初に立ち上げといて、音源に順番に割り当てていけばいいんだから。

今まで気づいていなかったけど、このプラグインの真の価値は、意外とこっちだったかもしれない。

価格

【定価】
59ユーロ

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年2月 39ユーロ(本家さま)
2024年2月 29ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)

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