IKの音源といえば、MODO DRUMやMODO BASS。
ドラムとベースだけじゃ曲は創れないわけで・・・
あぁ、つい最近ピアノが追加されましたっけ。
まぁ、それはそれとて、IKのドラムとベース以外の音源のほとんど(いや、こちらにもドラム音源、ベース音源がありますが・・・)を担っているのが、このSampleTank4。
とにかく大量の、そして高音質の音源が使えます。
さらに、16の音源を同時に扱うことができるマルチティンバー音源。
そして、大量のエフェクター。
かなりすごい音源です。
そして、IKには無料版がある。
無料なのに、50種類、4GBを超える音源が入っている。
とりあえず、無料版はもらっておきましょう。
無料版以外には、SampleTank4とSampleTank4 Max v2があります。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
IK Multimedia Product Managerというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
プリセット
とりあえず、プリセットの中に、デモが入っておりますので、どんな音があるか聴いてみましょう。
いやぁ、もうすごいですよね。
もちろん、その楽器をつきつめた単体のプラグインに比べ、やや劣る面もあるのかもしれませんが、とりあえず一通りそろえるという観点では十分だと思います。
特に初心者は、単体のプラグインをいくつも買うぐらいなら、このプラグイン1つを買う方がよっぽど良いでしょうね。
デモ以外にも、色々なプリセットがあります。
プリセットには、複数の楽器がセットになったもの、フレーズ自体が含まれているものなど、色々とあります。
ちなみに、元の状態に戻すのはここ。
右の三本線をクリックして、initializeで元に戻ります。
音源の選択
Load Instrumentをクリックすると、音源の選択画面になります。
INSTRUMENTSから音源を選択するのですが、左側のLIBRARY、CATEGORIES、FILTERSで選択を絞ることもできます。
音源を選んで、♪マークをクリックすると上のような画面に戻ります。
鍵盤の右のほうがグレーアウトしていますが、この部分は出ない音です。
音源によって、出る音の範囲が決まっています。
同じように、2段目、3段目にも音源を入れることが可能です。
こんな感じです。
入れることは可能なのですが、DAW側でそのままMIDIを打ち込んでも、1段目の音しか鳴りません。
上の画像にあるように、MIDI CHANNELが2段目は2になっています。
打ち込むためには、DAW側で設定が必要です。
Studio Oneの場合、新しいインストゥルメントトラックを挿入して、インストゥルメント出力の部分を次のように設定します。
SampleTankを選んで、右側でMIDI Input 2を選択します。
2段目のドラムのMIDI CHANNELが「2」となっていたので、「MIDI Input 2」を選択したトラックにMIDIを打ち込むと、2段目のドラムの音が出るようになるという仕組みです。
ちなみに、MIDI CHANNELの数字は変更できるので、1つのトラックで複数の楽器の音を出すこともできます。
音源の簡易調整・割り当て範囲
音源を選択したら、右側でTRANSPOSE、SOLO、MUTE、PAN、VOLUMEの調整ができます。
このあたりは基本的な調整ですね。
PLAYER/LOOPはちょっと後回し。
左上の音符の隣の四本線をクリックすると、このような画面になります。
これは、どの音源がどのキーで音を出すのか、どのベロシティーの範囲で音を出すのかを設定する画面です。
例えば、低音はドラム、高音はピアノなどで分割することで、先ほどのように複数のトラックをつくらなくても、1つのトラックで打ち込みを終わらせることができるわけです。
プリセットのところで聞きましたが、オーケストラ音源なんかで、どこからどこまでの音を出すか設定しておくことで、何も気にせずに打ち込んだら勝手に楽器を振り分けてくれるなんてこともできるわけですね。
なんとなく逆な気がしますが、赤い方が音が出る鍵盤になります。
ミキサー
さらに隣のボタンを押すと、ミキサー画面になります。
最初の画面でも概ね設定はできるのですが、こちらの画面でもできます。
一番下にOUT1-2と表示されていますが、ここを設定することで、パラアウトも可能です。
音源の調整
左下のところをクリックすると、さらに詳細な音源の調整ができます。
ここについては詳しく書きませんが、音量からエンベロープ、フィルターなどの設定ができます。
音源によって、設定画面も多少変わるようですね。
エフェクター
左下真ん中のマークをクリックすると、エフェクターの画面が出ます。
70種類のエフェクターが入っているそうです。
IKは、T-RackSという、良質なエフェクターをつくっています。
そのIKのエフェクターですから、性能については、十分でしょう。
70種類のエフェクターから5種類のエフェクターを使用することができます。
ARPEGGIATOR・STRUMMER・PHRASER
左下の右側には、アルペジエーターなどが入っています。
また、フレーズもあって、これを選択するだけで、なんか、もういい感じです。
ARPEGGIATOR
STRUMMER
PHRASER
とりあえず選択してみただけで、他にもいろいろと設定ができます。
まとめ
初心者向けのプラグインだと思います。
DAW付属の音源プラグインでは満足できなくなって購入するとすれば、これでいいんじゃないかと思います。
色々な種類の音源を一通り揃えられます。
しかも、初心者向けということで、クオリティが低いのかというと、全くそんなことなくて、クオリティも高い。
本格的にやっていくと使えないということではなく、そのままずっと使い続けられる音源だと思います。
そこからさらにやっていって、ドラム系だけはこだわりたい、とか、ギターだけは、とか、シンセはだけは、というような特にこだわりたいものについて、別で購入するということでよいのではないでしょうか。
Maxを購入しようとすると、どうしても金額が高めですので、セールを狙うのがよいと思います。
価格
SampleTanke4 Custom Shop
【定価】
無料
SampleTank4
【定価】
199.99ユーロ
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
-
SampleTank4 Max v2
【定価】
299.99ユーロ
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年10月 69.99ユーロ(本家さま)
2023年11月 10840円(beatcloudさん)
2024年1月 15789円(beatcloudさん)
2024年6月 71.84ユーロ(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年8月 49.99ユーロ(本家さま)
2024年11月 49.99ユーロ(本家さま)
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