519.有料プラグイン MINIMAL AUDIO社のCLUSTER DELAYを使ってみよう♪ ~ディレイ~

非常にわかりやすいディレイ。
どのように音が出るのかが視覚的にわかるようになっています。

そして、ディレイというより、ディレイの効果を使った、別のエフェクターと考えたほうがよいかもしれませんね。
同じMINIMAL AUDIO社のRift2.0もそんな感じだったので、そういうメーカーなのかもしれません。

もちろん、設定すれば、普通のディレイとしても使えるので、色々できるディレイですね。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

ディレイ音の表示

この部分を見れば、どんな風にディレイ音が出るかは、なんとなく理解できるようになっています。
ちなみに、上がL、下がRになっています。

とりあえず、聴いてみましょう。

音を聞けば、どういう表示がされているかは理解できたかと思います。
あぁ、そういうことね、と。

はい、そういうことです。
まぁ、後々の設定によって、見た目ではちょっとよくわからないものも出てきますけど・・・

TIME

ディレイ音の速さ(?)ですね。
速さというのかなぁ、どの時間内にディレイ音を鳴らすか、ということです。

上の部分でSYNCかFREEかを選択できます。
FREE、SYNC以外にNORMAL、TRIPLET、DOTTEDなどの選択肢がありますが、これらは全部SYNCと同じで、つまみを三連符、付点のみにしたい場合に選択します。
SYNCを選択すると、NORMALもTRIPLETもDOTTEDもつまみに表示されるので、あえて選択する意味があまりない気はしますけど。

FEEDBACK・ANALOG

FEEDBACKは、ディレイ音をどれだけ繰り返すかですね。
ANALOGをオンにすると、アナログ機のように、ディレイ音が劣化していく感じです。
劣化という言葉がよいかどうか、わかりませんが。

SPREAD・SYNC

LとRでディレイ音を鳴らすタイミングをずらすことができます。

SYNCをオンにすると、ずらすタイミングをDAWとシンクロさせることができる。
つまりは、自由に設定できない、と考えればよいかと。

CROSSFEED

クロスフィード。
これは、SPREADでずらしたLとRのディレイ音を左の音を右へ、右の音を左へとクロスさせるんですね。

これにより、複雑なディレイになるのですが、それが良いのかどうかは、難しいところですね。

TAPS

ディレイ音って、フィードバックの設定によって、音が小さくなっていきます。
その小さくなるまでに何回ディレイ音を鳴らすか。
2回ごとに小さくするとか、8回ごとに小さくなるとか。

見た方が早いですね。

MODE

STEREOとMID SIDEの2種類があります。
MID SIDEを選択すると、SPREADでずらしたときによくわかると思うのですが、MIDの音がずれないようになっているみたいですね。

あえて、モノラルにして確認してみましょう。

SPACING・SNAP

SPACINGでは、これまで等間隔に並んでいたディレイ音を偏らせる設定ができます。

SNAPをオンにすると、ディレイタイムの最も近い分割値になるように、設定されるみたいです。
規則正しい感じですね。

RAMP

TAPSを4にしている場合、その4回の音量を変更できるつまみですね。

SCATTER

左右で互い違いに2つおきに音量を変える。
これも、言葉で書くより、見てもらった方が早い。

ピンポンディレイみたいな感じになりますね。

HIGHPASS・LOWPASS

ハイパス、ローパスフィルターです。

ディレイ音に対するフィルターなので、原音にはかからないようになっています。

ミュート

気づかなかったですが、こんなところにミュートがありました。
これをクリックすると、ディレイ音を止めることができますね。

エフェクター

WOBBLE、DIFFUSION、CHORUS、PHASER、FLANGER、FREQUENCY SHIFTがあります。
このあたりから、ディレイだか、なんだか、よくわからんくなります。

DUCKER

ダッキングのことのようです。
原音の邪魔にならないように、原音に対してディレイ音がダッキングするということです。

DEPTHでどれぐらいダッキングするか、TIMEはリリースタイムらしいです。

INPUT

インプットゲイン。
単なるインプットゲインなのですが、ここにまた一工夫されています。
その隣のボタンをオンにすると、原音の音量が変わらず、ディレイ音だけ影響するそうです。

OUTPUT

アウトプットゲイン。
当然のように、こちらも一工夫。
隣のボタンが紫のときはリミッターとサチュレーター、オレンジのときはパンチーソフトクリッピングらしいです。
紫かオレンジのときは、OUTPUTを上げていっても、0dBをこえないようになっています。

まとめ

書き忘れましたが、INPUTとOUTPUTの間にあるDRY/WETはMixです。
何の変哲もない(笑)

さて、ディレイのプラグインですが、かなりたくさんの設定ができます。
なかなか、ここまで設定できるディレイプラグインも少ないんじゃないでしょうか。

まぁ、Rift2.0のメーカーですからね。
単なるディレイでは終わらないですね。

見た目もわかりやすく、使いやすいと思います。

価格

【定価】
49ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
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