367.BRAINWORX社のLooptrotter SA2RATE 2を使ってみよう♪ ~サチュレーター~ 有料プラグイン

なんとなく、サチュレーターの流れなので、今回はBRAINWORX。

LOOPTROTTER AUDIO ENGINEERING社のSA2RATE 2をモデリングしたプラグインのようです。
調べてみると、見た目は、あぁ、これですね、とわかります。

わかるんですけど、明らかプラグインの方が豪華ですよね。

そもそも、実機は1段しかないのに、プラグインは3段もありますし。

3段あることで、なんとなく難しそうな感じがしますが、それほど細かい設定をしなくてよいタイプのプラグインです。
まぁ、見ていきましょう。

基本情報

ダウンロードはこちら。

インストール方法

Plugin Alliance Installation Managerというソフトからインストール

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

CHANNELS

このプラグインは、つまみが多いように見えますが、基本的に、LとRで分かれています。
つまり実際のつまみは半分ですね。

CHANNELSの左側をCHANNEL LINKにすると、LとRのつまみが同期して、同じ動きをします。
OFFにすると、LとRを別に設定することができます。

右側は、L/RとM/Sの切り替えができます。
つまり、MとSを別設定にもできるわけです。

MIX・MAGIC

サチュレーターなので、DRIVEで倍音を増やすのかと思いきや、挿した時点で倍音が付加されるプラグインでした。
2種類の倍音が付加されています。

その付加されている倍音をMIXとMAGICを調整して、どれだけ付加するかを決める。

MIXは結構な高音域まで倍音を付加される感じ。
MAGICは2倍音、3倍音、4倍音が強めに付加される感じです。

まぁ、このあたりは、実際に聴いて判断するしかないですね。

ちなみに、PROCESSをオフにすると、MIXの方がバイパス。
MAGICの右のONをオフにすると、MAGICの方がバイパス。

DRIVE

さて、倍音を付加するのがDRIVEじゃないとしたら、DRIVEは何かというと、倍音を付加する量の調整のようですね。
つまり、DRIVEが0でも倍音は付加されるけれども、DRIVEを上げると、さらに倍音が付加されるということのようです。

やはり、上げすぎると、どんどん歪んでしまいますね。

THD

LO SAFEは低音が歪みすぎないようにするローシェルフフィルタ。
HI SMOOTHは、高音にスムーズなサチュレーションとトランジェント コントロールを追加するハイシェルフフィルタ。

・・・らしいですよ。

オン、オフの切り替えはわかるんですが、その横の小さいやつで周波数を調整できるらしいです。

GAIN COMP


コンプです。

倍音を付加すれば付加するほど、音量が上がっていきます。
ということで、音量が上がった分、OUTPUTを下げていました。

それを自動でやってくれるのが、GAIN COMPです。

DRIVE1は、DRIVEまたはMIXを変化させたときの音量補正をしてくれます。
つまり、DRIVEを1にしておくと、MIXやDRIVEを上げても、音量が上がらないようにしてくれます。

MAGIC1は、MAGICを変化させたときの音量補正。
こちらはMAGICの方ですね。

DRIVE2はDRIVEまたはMIXを変化させたとき、音量の変化量に比例して補正。
MAGIC2はMAGICを変化させたとき、音量の変化量に比例して補正。

とマニュアルに書いているんだけど、よくわからなかった。
しばらくいじってわかったんだが、変化量が小さいときは、音量も小さめ。
だから1のときよりも、音量が小さいです。

1より小さくする設定かと思ったんですが、そうではなかったです。

変化量が大きいときは、1の時よりも音量が大きくなります。

なるほど、そういうことか。
で、どういうときに使うのだ?

TMT・DENSITY・MONO MKR.・STR.WIDTH

ここに関しては、このプラグインのつまみというよりも、BRAINWORX仕様つまみ、ですね。

TMTは、実際のミキサーを通した時のような効果を生み出します。
というのも、何度も書きますが、実機の場合、いろいろなものが影響し、音が変化します。
ミキサーも同じようなものがずらっと並んでいますが、同じものでも微妙に音が違うわけです。
その微妙に音が違うのをプラグインで実現しているわけです。

2つ数字が並んでいるのは、右と左がそれぞれ別のミキサーを通るからです。
STEREO MODEをDIGITALに切り替えると、左右同じ数字(つまり同じ効果)になります。
ただ、本当に微妙な差異なので、果たして、どれほどの違いがあるのか・・・

RANDOM CHANNELを押せば、数字がランダムに設定されます。

DENSITYはラウドネスの調整。

MONO MKR.は設定した周波数以下の音をモノラルにする。
低音はモノラルの方がひきしまると言われますね。

STR.WIDTHはステレオですね。
逆に、音を広げるためのもの。

TMTは、確かに微妙に異なるような気がしなくもないですが、バイアスかもしれません。

そういえば、特に書かなかったけど、右上のPOWERは電源、真ん中のOUTPUTはLR、もしくはMS、それぞれの音量、MAIN OUTは最終的な音量ですね。

使ってみた感じは、MIX、DRIVEをちょっとあげて、MAGICもあげたぐらいがちょうどよいかなと思います。
上品な感じで良いです。

上げすぎると、サチュレーターじゃなくなりますよね。
まぁ、それはどのプラグインも一緒かもしれませんが。

そして、ボクは結構好きな感じです。

価格

【定価】
249ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年1月 99.99ドル
2023年3月 49.99ドル
2023年4月 54.99ドル
2023年5月 29.99ドル(クーポン使用時)
2023年6月 29.99ドル
2023年11月 39.99ドル(Plugin Allianceさん)
2024年2月 9.99ドル(Plugin Allianceさん)
2024年6月 29.99ドル(Plugin Allianceさん)
2024年8月 2つで39.99ドル(PluginAllianceさん)
2024年9月 29.99ドル(PluginAllianceさん)
2024年11月 29.99ドル(PluginAllianceさん)
2024年12月 19.99ドル(Plugin Allianceさん)
2025年1月 19.99ドル(Plugin Allianceさん)
2025年3月 39.99ドル(Plugin Allianceさん)

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