T-rackSのEQ-PGです。
はっきりとは書いていませんが、たぶん、API 560という実機のモデリングでしょう。
このEQはボクみたいな初心者に優しいEQです。
とにかくシンプル。
かつ、しっかりと結果を出す。
初心者にとっては、AI搭載のプラグインがよいのですが、どうもAIの提案がしっくりとこない、と思う場合も出てくるかもしれません。
でも、じゃあ、どこをどうすればよいのか、というと、難しいんですよ。
あるいは、AI任せだと、曲創りをしている気がしない、けど、EQ、設定がありすぎて難しいという人にとってもよいかと思います。
アナログEQなので、倍音も付加されるので、挿すだけでも音が変化します。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
IK Multimedia Product Managerというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
使い方
基本的には、ここを触ればよい。
上げるか、下げるかしか選択肢はないのだから、ただ動かせばよいのだ。
一般的なEQは、周波数を決めて、Qを決めて、ブースト、カットの量を決めて、という作業が必要です。
このEQはそれがない。
Qは固定。
周波数は、31Hz、63Hz、125Hz、250Hz、500Hz、1KHz、2KHz、4KHz、8KHz、16KHzの10で固定。
さぁ、動かしてみよう。
ボクは詳しいことはわからないけど、なんか、これでいいんじゃない?と思います。
Qが広めだから、ピンポイントの設定とかはできませんが、最初はこれでよいのではないかと思います。
GAIN・OUT・PREAMP
ブースト、カットをしていくわけですが、ボクみたいな初心者は、カットなんて考えない。
ブースト、ブースト、ブーストしていくと、爆音になるわけです。
カーブ(つまみの並びをEQカーブと考えればよいかと)をそのままに、全部のつまみを下げる方法がありません。
となると、音量を下げればよい(本当はよくないんだろうけど)。
どこで下げるかというと、GAINかOUTです。
どっちを動かしても、違いがありません。
なのですが、OUTの方を使いましょう。
というのも、GAINとOUTでは役割が違います。
GAINは、PREAMPと関係します。
PREAMPをONにしてGAINを上げると、倍音が増えていきます。
少しなら、サチュレーター的な感じ。
GAINをどんどん上げると、歪みになっていきます。
ということで、最終的には、OUTを下げないといけませんね。
Φ・EQバイパス
Φは位相の反転ですね。
位相の反転は、全体にかける場合は、関係ないですね。
トラックに挿す場合は、関係あるかも。
EQボタンはEQをバイパスします。
バイパスにしても、PREAMPは機能します。
まぁ、あんまり必要ないかな。
L/R、M/S
T-RackS定番のL/R、M/Sの別設定ですね。
まとめ
EQって難しいんですよね。
まぁ、別にプリセットを使っても、AIを使ってもできるんで、無理に自分で設定しなくてもいいんだけど・・・
ただ、なんか、こういうのをいじっていると、自分は曲を創っているんだ感を感じられるんですよね。
とはいえ、あまりにも調整する場所が多すぎると時間がかかるんですよね。
これぐらい、ざっくりだと、悩まなくて良いですね。
まぁ、本来は、各トラックの音源をこれぐらいのEQでざっくりと整えてから、もっと細かく設定できるEQで完成させるというのが良いんでしょうね。
T-RackSのプラグインはこちら
価格
【定価】
99.99ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年9月 29.67ユーロ(PLUGIN BOUTIQUEさん)
コメント