Ozone10に新規で追加されたエフェクター(モジュール)は、今回のImpactと前回のStabilizerだけですね。
こちらはダイナミクスレンジを広げたり、狭めたりするエフェクターです。
コンプとエキスパンダーの役割でしょうか。
しかも4バンド対応。
ということで、さっそく見ていきましょう。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
iZotope Product Portalというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
バンドとImpact
見たらわかる感じですね。
上で設定するバンドの周波数を決めます。
最大4バンドまで対応。
下のつまみが、このエフェクターの根幹部。
上に上げるとダイナミクスレンジが広がり(エキスパンダー)、下げると狭まる(コンプ)。
数字は、上で設定したバンドの低音側から1、2、3、4となっています。
Envelope
エンベロープとあるので、ADSRかと思ったら、コンプでいうリリースっぽいですね。
元に戻るまでの時間。
右側のSyncがオンになっていると、DAWのBPMと同期、オフにすると時間での設定になります。
Amount・Learn・Stereo Link
Amountは適応量。
各バンドの設定は良いのだが、全体的にかかりすぎだなという場合は、ここを下げればよいのかと。
Learnは何かを学んでくれそうな名前ですが、ここをクリックすると、バンドの分割をAIが良い感じにしてくれます。
なんでLeranなんでしょう。
Stereo Linkは、よくわからないんですよね。
オンにすると、このエフェクターをかける音の基準をミッドにおくようになるらしいです。
サイドよりミッドを重視するということなんでしょうかね。
まぁ、メインの音はミッドにあるだろうという発想なのでしょうね。
Mid/Side
ミッドとサイドを別でセットすることができます。
デフォルトでStereoになっていたところを、切り替えます。
Midをオンにしてミッドの設定、Sideをオンにしてサイドの設定を行います。
ミッド・サイドの電源(?)のオン、オフもできますし、ソロで確認することもできます。
Auto・Bands・Delta
Autoは、オートゲインです。
音量が変わらないようにしてくれます。
右のGain Matchと同じような機能だと思います。
今回は単体で使っていますが、Ozone10の中で使用する場合は、Impactに関するオートゲインはAutoで、他の全てのエフェクターをかけた後のオートゲインがGain Matchなのでしょうか。
Bandsはバンドリンクで、左側の設定がリンクして動くようになります。
Amountと同じような効果ではないかと思いますが、Amountと違って、+から-へ動かすこともできるので、やっぱりちょっと違うのか。
DeltaはdryとWetの差の部分を聴くことができるのですが、どちらかというと、バイパスの方がわかりやすい気がするんだけどなぁ。
大事なこの音がほとんど消えてるじゃないか、とかを確認するのかなぁ。
まとめ
新しく追加されただけあって、インパクトが大きめなエフェクター(Impactなだけに)。
これは随分、音の印象が変わりますね。
ボクは好きな系のエフェクターでした。
価格
価格は、Ozone10の方でご確認を。
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