246.有料プラグイン GLITCH MACHINES社のCATARACTを使ってみよう♪ ~ループ作成~

何度も書きますが、ボクの大好きな変態的プラグインの多いGLITCH MACHINES社のサンプラー。
サンプラーですが、サンプルを取り込んでループを作成するプラグインです。

変態的すぎて、使い方もよくわかりません。
マニュアルもよく、わかんないし・・・
もしかしたら、間違ってるかもしれませんが・・・

※CATARACT2が販売されて、こちらはもう販売されていないようです。

基本情報

ダウンロードはこちら。(※CATARACT2のページ)

インストール方法

インストールファイルでインストール

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

サンプルの挿入


サンプルを入れられるスロットが左と右に2つずつで4つ。
左と右で、青、緑になっていますが、ざっくり言えば、左の2つ、右2つは同じ設定を割り当てる形になります。
つまり、1つの設定で2つの音源を制御します。
一部だけ、2つの音源に別の設定を割り当てることができますけど。

左と右の設定は同じなので、わかりやすいように、左のスロットにだけサンプルを入れて確認していきましょう。

サンプルを挿入して、MIDIキーボードでキーを押しても音が鳴りません。

このプラグインはDAWを再生すると、再生される形になっています。

SLOTS

RATIO・・・再生速度。再生速度ですが、結果、ピッチが変わるので、ピッチ変更。
LVL・・・音量

上のスロットが1、下のスロットが2で、この部分だけ2つのサンプルを別で設定できます。

EQ

3バンドのEQ

l・・・100Hz
M・・・1100Hz
H・・・11000Hz

SCAN

先ほどの音を聴いていただいて気づかれた方もおられるかもしれませんが、このプラグイン、サンプルをそのまま鳴らさないんです。
ちなみに、下のサンプルはキックの音源です。
キックっぽくないですよね。

このプラグインは、全てのサンプルを同じ長さに設定して、それを分割して鳴らすようになっています。
それをSCANの部分で設定します。

下の1BARと表示されている部分で、各サンプルの長さを決めます。
SYNCをOFFにすると、0Hz~10Hzの設定になります。

上の/16とある部分は、サンプルをいくつに分割するかの設定。

GATE・・・上のサンプルに、薄いグレーの帯が表示されますが、この長さをGATEで設定します。
G・・・GはGen ModeのGらしいです。Genがわかりません。ただ、働きはランダムだと思います。他の部分にあるGも全部ランダムです。

WNDW・・・グラニュラーがどうこう。よくわかりません。ただ、音量が小さくなるんですけど・・・

SAW UPと表示されているところは、波形の選択。薄いグレーの帯の動き方が変わります。SAW UPの場合は順に再生されます。
SAW DOWN、TRIANGLE、SINE、SQUARE、RANDOM、SMOOTH RNDがあります。
SMOOTH RNDはランダムだけど、ややマシ・・・みたいな感じでしょうか。

LOOP・・・ONにすると、分割された時間より短いサンプルの場合は、繰り返します。
例えばキックの音源を1Barの長さにして、1/2にしても、キックの音源はそれに対して非常に短いですので、2分音符の長さの間は繰り返し音が出ます。

SEQはシーケンサーで、これは他にも出てきますので、後でまとめます。

GLOBAL

PAN・・・パン
MORPH・・・サンプル1とサンプル2の音の割合
G・・・ランダム
ALT/INT・・・ALTはサンプル1、2のどちらかだけをランダムに、INTはサンプル1と2を混ぜ合わせながらランダムに。

GLOBAL RATIO


スロット1・2、両方のRATIO(再生速度=ピッチ)の設定。
LFOを割り当てることができます。

RATIO・・・ピッチ
RATE・・・LFOの速さ
SYNC・・・速度をDAWと同期させるか
MOD DEPTH・・・MOD MATRIX(後で出てきます)の適用割合
SAW UP・・・波形の種類
LINK・・・灰色の帯に動くと、LFOの再生が最初からに戻る

FILTER、DELAY

FILTER

MORPH・・・ローパスフィルターとハイパスフィルターの切り替え
CUT・・・周波数
RES・・・レゾナンス
BP・・・バイパス

DELAY

TIME・・・反復までの時間
SY・・・DAWとの同期
FEED・・・繰り返しの回数
MIX・・・DRYとWETの割合

LFO・MOD MATRIX


LFOが2つあります。

LFO

左・・・LFOの速さ
右・・・波形の形

MOD MATRIX

SCAN WAVE・・・SCAN部の波形の種類にLFOを適用させる量
SCAN RATE・・・SCAN部のRATEにLFOを適用させる量
RATIO WAVE・・・GLOBAL RATIO部の波形の種類にLFOを適用させる量
RATIO RATE・・・GLOBAL RATIO部のRATEにLFOを適用させる量
※ただし、RATIO WAVE、RATIO RATEは、GLOBAL RATIOのMOD DEPTHでさらに適用させる量を調整する

いよいよ、意味不明になってきましたねぇ。

左と右のスロットの混ぜ合わせ

右のスロットにもサンプルを入れ、設定を左と同じように設定を行います。
右のスロットをクリックすると、設定表示が青から緑に変わります。
この緑の状態が右のスロット設定です。
左のスロットをクリックすると、青に変わりますので、色によってどちらのスロットの設定かがわかります。

左と右のスロットの設定が終わったら、それを混ぜ合わせます。

MORPH・・・左の音と右の音の混ぜ合わせる量
2段目LFO・・・LFOの適用。LFOの波形と速度を設定して、DEPTHでMORPHに適用される量を設定します。
3段目LFO・・・2段目のLFOへのLFOの適用。

LFOにLFOを重ねるのだから、そりゃ、大変なことになります。

シーケンサー

後で説明とかいたのを覚えておられるでしょうか。
ボクは忘れていました。

SCAN部にSEQというのがありました。
その隣のEをクリックすると、シーケンサーが表示されます。

それほど難しくありません。

長さ・・・1Bar、2Bars、4Bars、8Barsから選択できます。
動く向き・・・右に進む、左に進む、ランダムから選択。
CLEAR・・・クリアー
RND・・・ランダム

さて、これだけのことを、なぜ後回しにしたのか。

右下にSEQというのがありまして、こんな感じに選べるようになっておるのです。
そう、SCANのところに、SEQとあるので、そこだけかと思いきや、(たぶん)全てのつまみに割り当てることができます。

先ほどのシーケンサーと同じですが、こちらの場合は、ACTIVEをONにしないと適用されません。

シーケンサーを適用されているつまみは紫色(ピンク?)に変わります。

STATES

STATESというところをクリックすると、1~5のスロットが表示されます。
これは、設定を保存するスロットです。
青のサンプルの設定を5つ、緑のサンプルの設定を5つ、保存できます。
設定を保存するときは、保存したい数字の上で右クリックをすると、保存できます。

で、このスロットをMIDIで操作できます。
青の設定はC、C#、D、D#、Eが1~5、緑の設定はF、F#、G、G#、Aが1~5に割り当てられています。

ランダム

いたるところに?のマークがついています。
全部ランダムです。
ガチャです。
ある意味、1つずつ設定していかずに、ただ、色々な場所にある?をクリックしていくのが、GLITCH MACHINESのプラグインとしては正解なのかもしれません。

いや、やはり正解ではないかも・・・
動画の途中でありましたが、一番下の真ん中の?だけは、本当の?でしたね。
画面の説明が出てきました。

概ね、こんなところでしょうか。

ちょっと変わった、というか、王道じゃない、というか、変化球的なループを創ってみたい場合は、面白いプラグインかと思います。

価格

【定価】
69ドル
CATARCT2が販売されたため、こちらは販売されていません。

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2021年11月 10ドル
2022年2月 11ドル
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