165.Studio One付属プラグイン Mixverbを使ってみよう♪ ~リバーブ~

ディレイをやったら、リバーブでしょう。
ディレイとリバーブって、親戚みたいなものです。

どうもディレイとかリバーブって苦手だったから、後回しになっていました。
なんか、グワングワンなるんで。

日本語で言えば、ディレイは遅延、リバーブは残響。
部屋などで音を鳴らすと、壁に反射した音が聴こえます。
それが残響。

狭い部屋だとすぐに反射して返ってくるし、大きい部屋だと反射して返ってくるまでに時間がかかる。
そういうのを再現するのがリバーブです。

で、ディレイも反射して返ってきているわけですから、それをたくさん集めたものとも言えます。

調べてみると、色々と新しいことがわかるものですね。
リバーブって、基本的にセンドに挿すものらしいですね。
もちろん、インサートだとダメというわけでもないようですが。

さらに言えば、ディレイもセンドって書いていたんだけど、Studio One付属のディレイ3種類を紹介したけど、全部インサートに挿したよ。
まぁ、Mixのつまみがあるから、ダメなわけじゃないんでしょうけどね。

基本情報

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

Global・Mix

珍しく、最初にGlobalのMixを動かしてみます。
Mixですので、Dry(元の音)とWet(エフェクトのかかった音)の割合ですね。
全てのつまみを0にした状態でMixを動かすとこうなります。

つまり、このプラグイン、あとで説明しますが、部屋の大きさが0であっても、残響音は発生する仕組みになっているわけです。
ちなみに、センドに挿す場合は、Mixは100%にして、センドで送る量で調整するみたいですね。

Pre-Delay

これは、元の音がなってから、残響音が聴こえるまでの時間。
0ms~500msまで。

基本的には、部屋が広いと残響音が聴こえるまでの時間は長くなると考えがちですが、どれだけ広い部屋でも、音源が近ければ残響音が聴こえるまでの時間は短くなります。
また、すごく横幅が狭いとか、すごく高さが低い場合は、直線で聴こえる元の音と、壁に反射して聴こえる音の進む距離はあまり変わらないですよね。
だから、Pre-Delayは部屋の広さだけを決めるつまみでもないわけです。

Size

これが部屋の大きさ。
Mixでも確認したとおり、0にしていても残響音が出るということは、0は空間が0というわけではないようです。
まぁ、たしかに、そんな状況はあり得ないですけど。

途中から、もう残念な感じの仕上がり。
これ、Mix25%で固定しているので、Mixがもっと高いと、もっと変わります。
どういう場合に使うとよいのかがよくわかりませんが、パイプオルガンの音とかだったら、よいのだろうか。

Damping

残響音の減衰の量。
つまり、残響音が聴こえはじめて、聴こえなくなるまでの時間ですね。
マニュアルでは高周波数の減衰と書いているので、低音は影響しないのかとは思いますが。

低音?・・・低音???

Width

Widthは広がりですね。

Gate

ゲートはノイズの処理などに基本的に使われるものです。
設定した音量を超えたときに音を出す(門を開く)、それを下回ると音を出さない(門を閉じる)から、ゲート(門)らしいですね。
で、なんでリバーブにゲートがついているのか。

これは、ゲートリバーブという手法、表現方法のためみたいです。
ドラムなどに、この方法を使われていた時代があったとか。
単純に言えば、響かせるけど、急に響きが止まるという、不自然な状態ですね。
プリセットのなかに、SD-Gatedというのがあるので、そのまま使ってみましょう。

バイパス、ゲートはOFFにした状態、ゲートをONにした状態です。
ONにした後、Gate Threshold(この数値を下回ると残響音が止まる)とGate Release(スレッショルドで設定した数値を下回ってから音が出なくなるまでの時間)を動かしてみましょう。

たしかに、スネアにリバーブをかけると、響いて良き感じになって、ゲートを加えると、響くけどキレがある感じになりますね。

ドラム全体にかけるとこんな感じ。
バイパス、リバーブ、バイパス、ゲートリバーブの順です。

たしかに、設定にもよるのでしょうが、ずっと響くよりは、ゲートで切る方が、ドラムっぽいかもしれません。

ということで、ボクがリバーブがあまり好きじゃなかったのは、設定を極端にしすぎだったからみたいです。
基本的に、プラグインを触る時は、極端な場合を確認しがちなので。

けど、ややかけると、響きが出て、良さげな感じですね。
なんなら、最初に確認したように、全部0にして、Mixをちょっと上げるだけでも良いかもしれない、と思いました。

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