1012.iZotope社のOzone12 Maximizerを使ってみよう♪ ~マキシマイザー~ 有料プラグイン

Ozone12のマキシマイザー。
基本的には、11と変更なし。

唯一の変更点が、IRC 5が追加されたことみたいです。

公式ページによると、

従来のトレードオフなしで、マスターをこれまで以上にパワフルに。
新しいIRC 5リミッターモードは卓越したラウドネスと驚異的なクリアネスを実現します。
Ozoneのファンに愛されるMaximizer史上最も先進的なアルゴリズムです。
高LUFSでも歪みのないクリーンでオープンなマスターを簡単に作成。
純粋にプロフェッショナルな仕上がりを実現します。

らしいです。
従来のトレードオフってなんだ???
音圧と何をトレードオフしてたんだろ。

まぁ、確認してみましょう。

基本情報

ダウンロードはこちら。

インストール方法

iZotope Product Portalというソフトからインストール

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

基本的な使い方

基本的な使い方は、変更がないので、こちらで確認を。

Mode

ここのIRC 5が新しいアルゴリズムです。
とりあえず、これまでのやつを復習しておくと、こんな感じ。

IRC Low Latency
 IRC 1のインテリジェントなデジタルラウドネス最大化を、より低いレイテンシーで提供します。
 IRC Low Latencyは、最も低レイテンシーでCPU負荷の少ないIRCモードです。
IRC 1
 信号のデジタル・ラウドネスをインテリジェントに最大化します。
 ソースを分析し、音響心理学的に好ましい方法でリミッターをかけ、トランジェントには素早く反応し(ポンピングを防止)、安定したベーストーンにはゆっくりと反応します(歪みを防止)。
IRC 2
 IRC 1と似ていますが、トランジェントをより保持するように最適化されているため、アグレッシブなリミッティングが行われている場合でも、出力信号がよりシャープでクリアに聞こえます。
IRC 3
 高度な音響心理モデルを使用して、人間の耳で検出可能な歪みを発生させる前に、入力信号に適用可能なリミッターの速度をインテリジェントに決定することにより、最もアグレッシブなリミッターを可能にします。
 CPU負荷が非常に高く、特にサンプリング・レートが高い場合、高いレイテンシーが発生します。
 48kHzを超えるサンプリングレートでは、IRC 3モードをリアルタイムで使用できないことがあります。
  Clipping
   IRC 3で最もアグレッシブなスタイル設定で、ディストーションでミックスをわずかに色付けするか、クリッピングの危険性が最も高い最高のラウドネスを実現します。
  Crisp
   リミッターのリリース動作を積極的に制限し、ポンピングよりもディストーションを優先します。
  Balanced
   一般的に透明な方法でリミッターのリリース動作を制限し、ほとんどの材料に適しているはずです。
  Pumping
   IRC 3の最もアグレッシブなスタイル設定で、リミッターのリリース動作を制限しない。
   リリースの動作が遅くなる傾向があり、ポンピングが発生することがあります。
   これは “レガシー “設定で、オゾンバージョン5.01以前で使用されている動作です。
IRC 4
 このモードは、ポンピングと歪みをさらに低減するためにスペクトラムをシェーピングすることで、既存のIRCテクノロジーをベースにしています。
 信号が0 dBFSを超えると、IRC 4アルゴリズムはこれらのピークに最も寄与する周波数帯域を制限します。
 これにより、異なる信号成分間の相互変調を低減し、音響心理学的に間隔をあけた数十の帯域を使用することで、あらゆるタイプのオーディオに対応します。
 リミッターが必要ない場合は、スペクトルは変更されません。
 最もCPU負荷が高く、特に高いサンプリングレートでは高いレイテンシーが発生する。
  Classic
   現在でもプロフェッショナルに使用されているオゾンの初期のリミッティング・アルゴリズムを彷彿とさせるサウンドで、ミックス全体を強化します。
  Modern
   クラシック・スタイルよりもディテールと明瞭度が高く、ミックスに全体的な強化と生命感を与えます。
  Transient
   すべてのトランジェントを最大限に保持するように最適化されているため、全体的に非常に詳細なサウンドとなり、明瞭度を必要とするミックスに効果を発揮する。

これ、使い分けるの、大変ですね。
基本的には、音を聴いて決めたらいいんですけどね。

で、結局、何がトレードオフされてたんでしょうか。
まぁ、結局、クリア、歪みがない、って話なんでしょうね。

まずは、IRC 5を聴いてみましょう。

ということで、全部、比較してみましょうか。
せっかくなので、+20dBでがんばってもらいましょう。

こうやって聴いてみると、随分違いますね。

もう少し抑えめにしてみましょうか。

抑えると、違いが少なくなりますが、まぁ、確かに違いますね。

まとめ

IRC 5、いい感じです。
いい感じだから、これだけにすればいいんじゃないか、と思うけど、比較してみると、やっぱり、違いがあるんですね。

たしかに、選択肢として残しているのは正しいかもしれませんが、これだけ増えてくると、何を選んだらいいのかがわかりにくくなりますね。

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