iZotopeのCatalystシリーズのボーカルエフェクト。
iZotopeといえば、AIって感じですけど、最近、普通(?)のプラグインをやたらと出していますね。
つまり、AIがついてないやつ。
いや、こいつは、一部AIがついてるや。
まぁ、見ていきましょう。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
iZotope Product Portalというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
構造

まず、このプラグインの構造について理解した方がよさそうなので、先に説明。
このプラグインは、とりあえず、入ってきた音を、SibilanceとTonalに分割します。
分割した音を、上(Sibilance)と下(Tonal)に分かれて、それぞれにエフェクトをかけます。
Sibilance側がディエッサーで、Tonal側で、音をより良くする、みたいな感じですね。
それを再び合わせて、右側のDe-Clickへ流れていきます。
De-Clickは、ポップノイズ、リップノイズなどを取り除くやつですね。
とりあえず、具体的な音を聞いてみましょうか。
こんな感じですね。
Learn・Threshold

このプラグインはAI(?)が搭載されていて、Learnをオンにして、音を聞かせることで、設定をしやすいところに、つまみなどをもっていってくれます。
ただ、これは、使っても、使わなくても、問題なしです。
Thresholdは、結構重要で、このThresholdで、SibilanceとTonalを分ける基準を設定します。
Learnを使うと、自動で設定してくれるやつです。
ついでに紹介すると、Sibilance、Tonal、De-Clickの①みたいなやつが、オン、オフボタンですね。
で、Sがソロ。
耳のマークがDeltaで、Wet音とDry音の差分、つまりエフェクトがかかっている部分だけを聴くやつ。
Bypassはバイパスですね。
Sibilance

Sibilance側がディエッサーです。
ダイナミックEQですね。
Learnを使ったら、自動的によい感じに設定はしてくれます。
Learnを使わなくても、Freq・Gain・Qを設定すれば大丈夫です。
Bellと書いているところで、Low Sherf、Hi Sherfへ変えることもできます。
一番右のDynamicと書かれた停車禁止マークみたいなやつをクリックすると、ダイナミックEQが普通のEQになります。
電源マークでオン/オフ、ソロにもできます。
Amountは、全てのポイントを一括して調整したいときに使用します。
Tonal

下のvocalsと表示されているのが、ターゲットらしいです。
マニュアルによると、こんな感じ。
Vocals: メインボーカルまたはグループボーカルの一般的なシェイピング。
Vocals Low: 低音域のボーカルパフォーマンスに最適化されています。
Vocals High: 高音域のボーカルパフォーマンスに最適化されています。
Dialogue: スポークンワード、ナレーション、一般的な会話コンテンツに適しています。
Dialogue Low: 声域の低いスピーカー向け。
Dialogue High: 声域の高いスピーカー向け。
Instrument: 非ボーカル楽器の汎用プロファイル。
Cymbals: シンバルファミリーのパーカッションコンテンツ用に設計されています。
Tonalは、このターゲットを基準に設定していきます。
Liftは選択したターゲットの理想化されたスペクトルプロファイルから外れる周波数をブースト。
Tameは選択したターゲットの理想化されたスペクトルプロファイルから外れる周波数をカット。
右下のLows、Mids、Highsは、低音、中音、高音のAmountと考えたらよいかと。
De-Click

AmountはDe-Clickの適用量。
Freq Skewはターゲットとする周波数の設定。
設定というか、より高音か、より低音か、の設定ですね。
下は電源ボタンとDeltaですね。
まとめ
紹介しなかったですが、プリセットもありますし、Mixもありますね。
なかなか便利なプラグインですね。
Nectarが高価なので、こちらを選ぶ、というのもありかもしれませんね。
価格
【定価】
49ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
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