Lunacy社にBEAMというクリエイティブマルチエフェクトプラグインがあります。
このBEAMというのは、色々なエフェクトを組み合わせて使うんです。
で、この色々なエフェクトは、それぞれ単体で使うこともできます。
単体での使い方を見てきたので、最後に、大元ともいえる、BEAMを見ていきましょう。
BEAM自体は、それほど難しい内容ではありませんので、すぐに理解できるかと思います。
注意点としては、BEAMだけを単体で買うと、内部プラグイン(Nodeというらしい)がほとんど入っていない。
つまり、Nodeを、買い足していかないといけない感じ。
2025年11月現在、Benn Bundleというのが、全部入りなんじゃないかな。
よくわからないけど、これ、たぶん、ずっとあるわけじゃないんじゃないかな、と思う。
まぁ、何Bundleだろうと、全部入りは常に生まれてきそうな気がするので、買い足すよりは、全部入りがないか調べた方が良い気がする。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
Waves Centralというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
各エフェクター(ノード)の紹介ページ
Presets

とりあえず、プリセットを見てみましょう。
たぶん、どういう使い方をするのか、どういうプラグインかは、それで理解できる気がします。
ということで、概ねわかったかと思います。
各プラグイン同様、左から音が入って、右に出ていく。
で、スタンドアロンで使った場合と違って、複数のエフェクト(Node)を割り当てられるのと、音を分岐させることができるというのが、このBEAMの本質かと。
プリセットを見ているとわかりますが、ものすごくノードを追加できるみたいですし、ものすごく分岐できるみたいですね。
Add Effects

下の方のAdd Effectsをクリックすると、上のように、エフェクトが表示されます。
後は、配置したいところにエフェクトを追加すればいいわけです。
エフェクトの設定・エフェクトの削除

ノードをクリックすると、下に、エフェクトの設定画面が表示されます。
また、名前の横のゴミ箱マークをクリックすれば、そのノードを削除できます。
音の分岐

音の流れているところにカーソルを持っていくと、左のようなマークが表示されます。
それをクリックすると、右のようなマークが表示されます。
そのままクリックしたまま右のマークまで引っ張っていくと、音が分岐されます。

音の流れているところをクリックすると、下にPathという表示がでます。
これにより、その部分を流れる音の音量や、MS、Panの設定が、流れている個所ごとに設定できます。
また、ごみ箱マークをクリックすると、分岐している流れを削除することができます。

音の流れの最後のところをクリックすると、Path Mixerというのが表示され、それぞれの分岐している流れの部分だけではなく、全ての分岐の音量やMS、Panなどの設定が一括でできるようになります。
Portals

個別のプラグインを紹介した中に、Portalsはありませんでした。
これ、スタンドアロンでは使用できないやつで、BEAM内だけで使用するものです。

Portalsを追加してみると、上の画像のように、1つ追加しただけなのに、2つ表示されます。
上の画像では、右側のものの表示がされているのですが、Portal Inと書かれています。
左のものは表示されていませんが、Portal Outです。
これは、分岐というよりは、音の流れをさらにつくれるのですが、逆走もできるものになっております。
これにより、さらに複雑なルーティングができるということですね。
Macro

右下のMacroというつまみのところにカーソルを持っていくと、右下に十字矢印が表示されます。
これをノードのつまみにひっぱっていけば、このマクロつまみで、割り当てたつまみを全て一括操作ができます。
これを使えば、オートメーションで、マクロつまみを動かせば、一括操作ができるというわけですね。
LFO・ENV

シンセサイザーを理解している人にはおなじみのLFOとENV。
LFOは周期的な動きをつまみに割り当てるやつ。
ENVは音量の変化をつまみに割り当てるやつ。
下のLFOとかEnvとか書かれているところから、ノードの設定のつまみのところに引っ張っていけば割り当てることができます。
Mappings・Mix・Volume

Mappingsは、線が三本入っているようなところをクリックすると表示されます。
LFOやMacroがどこにどれぐらい割り当てられているのかの一覧ですね。
Mixは、BEAM全体のDryとWetの割合。
Volumeも、BEAM全体の音量ですね。
まとめ
とにかく楽しいヤツですね。
こういうのは、ただただ、楽しめるやつだし、ややこしいやつだから、プリセットから選ぶのが一番簡単なのではないでしょうかね。
普通に音づくりするのにも使えるし、変態的なエフェクトにも使える。
各ノード(エフェクター)も、結構よくできているので、普通に音づくりをするのにも、全く問題がないんじゃないだろうか。
良き感じです。
価格
【定価】
99ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
–
Benn Bundle(たぶん、全部入り)
【定価】
158ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2025年11月 69ドル(本家さま)



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