T-RackSには、Tape Machine 24・440・80・99という、4種類のテープシミュレーションがあります。
これは、有名な4つのテープマシンらしく、Tape Machine Collectionというバンドルになっています。
同じくTASCAM Tape Collectionというバンドルもありまして、こちらは、TEAC社/TASCAMブランドのテープマシンの中で有名な4つをプラグイン化したものらしいです。
で、今回は、TASCAM 388という実機をプラグインにしたものらしいですね。
ちなみに、TASCAM Tape Collectionはブランド公認らしいので、名前もそのままらしいですね。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
IK Multimedia Product Managerというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
INPUT・OUTPUT・POWER・RESET
基本的なところを先に。
INPUT・OUTPUTはインプットゲインとアウトプットゲインです。
当然INPUTを上げると、エフェクトが強くなります。
音量も上がるので、OUTPUTで下げます。
POWERは電源で、ON/OFFができます。
RESETで設定をリセットできます。
TAPE FORMULA
テープが4種類あります。
これは、本家さまのページに書いてあるのを、そのまま引用しましょう。
35: BASF社のLPR35をモデルにしています。TASCAM388に最適な、正確で暖かみのあるバランスの取れたサウンドを実現するTASCAM推奨のテープです。
456: Ampex 456をモデルにしています。1974年頃から生産されたモデルで、テープ・サウンドの確立に貢献した最も広く使用されたテープです。暖かみのある丸みを帯びたサウンドが特徴で、録音レベルに応じて心地よい飽和感が得られます。
GP9: Quantegy GP9をモデルにしています。レンジが広く、歪みや圧縮感を最小限に抑えます。モダンで高音質なアナログ録音に最適で、パンチのあるサウンドが魅力です。
499: Ampex 499をモデルにしています。大きな入力レベルでも、歪みや圧縮感を抑えることが可能です。高域の再現性が高く、アナログ感を維持しつつ、デジタル・ライクな録音を行うのに適しています。
らしいです。
INPUT/REPRO・TRUE STEREO・TRANSPORT MODELING
デフォルトでREPROになっていますが、INPUTとの切り替えができます。
INPUTにすると、テープ部分を通らないということで、バイパスみたいなものですね。
ただ、完全なバイパスではなく、倍音は負荷されるみたいなので、アナログ感は生まれるようです。
でも、それならテープシミュレーターを使わなくてもよいのでは?と思ってしまいますよね・・・
TRUE STEREOは実機における左右の差異を実現したものです。
オフにすると、左右同じようにエフェクトがかかります。
TRANSPORT MODELINGは実機における左右のゆらぎを実現したものです。
これもオフにすることで、安定します。
まぁ、とりあえずは、TRUE STEREO、TRANSPORT MODELING・REPROをオンの状態、つまりはデフォルトからあえて変更する必要はないと思うんですけどね・・・
RECORD(BIAS・LEVEL・HF EQ)・EQ・AUTO CAL
BIASは、録音信号のバイアス量の調整。プラス側はよりウォーミーで緩やかなサチュレーション・サウンド、マイナス側は高域ブーストとディストーション。
LEVELはテープの前の音量ですね。
HF EQは高域のEQですが、RECORD側は高域を上げつつ(下げつつ)、それ以下を下げる(上げる)ようです。
EQはわかりやすいEQですね。
たぶん、このEQはテープの後だと思われます。
AUTO CALは、RECORD、EQの調整をリセットするスイッチのようです。
まとめ
ほのかにかかるエフェクト感♪
結構、いい感じですね。
ちょっとテープシミュレーター、いいかもしれないって思ってきた。
価格
【定価】
99.99ユーロ
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年9月 29.56ユーロ(PLUGIN BOUTIQUEさん)
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