実機の再現率が高いらしいARTURIA社ですが、いくつか飛び道具系が入っているんですよね。
そして、こいつが、またすごいんです。
基本的に、高価なARTURIA製は、バンドルで買うべきだと思うんですが、他のプラグインはいらない、これだけでいい、と思う方は、単体で買ってもいいのではないかというぐらい、すごいやつ。
系統的には、ShaperBoxと似た感じですね。
シンセサイザーとか、LFO関係をよく使う人にとっては、見てわかるやつですが、そういうのを知らない人にとっては難しいのかもしれませんね。
ということで、見ていきましょう。
基本情報
ダウンロードはこちら。
インストール方法
Arturia Software Centerというソフトからインストール
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
プリセット
こ、これは楽しい。
MOTION ENVELOPE・Motion
このプラグインの基本的な使い方になります。
真ん中のMOTION ENVELOPEの線の形で、エフェクターの何らかのつまみを動かすわけですね。
で、この線をどれぐらい適用するのかが、Motionという部分になります。
とりあえず、FILTERで確認しますが、他のエフェクターも同じですね。
TRIGGER
MOTION ENVELOPEをいつ、どのように起動させるかを設定するのがTRIGGERになります。
このTRIGGERもたくさんあります。
CLOCK
一番わかりやすい、時間経過によって変化するやつですね。
Rateで速度を、STEREOは左右で速度を変えることができます。
後から気づきましたが、STEREOはRATEとPHASEを切り替えることができるようです。
PHASEの方は速度を変えるのではなく、単純に左右のタイミングをずらすようですね。
ENVELOPE SEQ
時間を分割して、起動したり、しなかったりすることができるやつです。
Rate、StereoはCLOCKと同じで、Lengthは分割する数ですね。
プリセットもあります。
また、分割したもの複数をくっつけることもでき、それにより、MOTION ENVELOPEの最初から最後まで進む時間が変化します。
EUCLIDEAN
こちらは、点がある部分にくると起動というやつです。
TRANSIENT
これに関しては、コンプ的に考えたらよいかと思います。
Thresholdもコンプ的な意味と同じです。
どの音をトリガーにするか、周波数で設定したりもできます。
MIDI
MIDIを使用して、トリガーするやつですね。
周期的な変化ではなく、自分でタイミングを操作したい場合に使用します。
これはこれで、ものすごく便利ですよね。
DYNAMICS
TRIGGERのTRANSIENTと似ていますが、こっちはホントのコンプ的なやつです。
トランジェントは、ニアイコール音量です。
Threshold、Attack、Releaseがあって、Thresholdの調整がしにくいときは、Inputで音量(音量のアップダウンをつけたい場合などですね)を調整します。
で、右側のDynamicsで、エフェクターのつまみに割り当てる感じです。
つまり、MOTION ENVELOPEとの同時使用もできるわけですね。
EFFECT
5種類のエフェクトがあります。
単体での使用も、複数同時使用も可能です。
また、順番も変えることができます。
1つずつ見ていきましょう。
FILTER
さっきからずっと見ているFILTERです。
とは言え、FILTERにも、色々と種類がありまして、種類を変えるとまた、変わってきます。
Cutoffはベースになるカットオフの周波数ですね。
NOISE
NOISEはノイズの種類とLevelを調整できます。
DYNAMICSを使った場合は、TEXTUREにも似ていますね。
DRIVE
歪みですねぇ。
この手のプラグインでは絶対入っていますよね。
VOLUME
シンプルですね(笑)
・・・シンプルゆえに、良き感じです。
PAN
Panもシンプルです。
Dry Bassというボタンがついていますね。
BassはDry、つまり低音はパンを動かさないってことでしょうね。
あと、当然と言えば当然ですが、TRIGGERからSTEREOがなくなりますね(笑)
BEAT REPEAT
縦の列のうち、ROLL、REVERSE、PITCH、STRETCH、STOPのうちの一つを選択できます。
隣同士が同じものの場合、リンクすることもできます。
右クリックで選択したものを消すことができます。
ステップは1から16まで。
下のDRY/WETでDRYとWETの割合を調整できます。
これは、Looperratorみたいな感じですね。
FX
さらに2つのエフェクターを使えます。
追いエフェクターですね(笑)
Advanced
Advancedをクリックすると、さらに下に表示が増えます。
ここには、MACROとSEQUENCERの2種類の設定ができます。
プリセットを使ったときに気づくかもしれませんが、明らかに、今までの分だけでは表現できないようなことが起きているのは、これのせいです。
MACRO
左上に2つのつまみがあります。
これ、プリセットによって、名称が変わっていましたが、自分で入力することができます。
とりあえず、今はMACROにしておきました。
で、下のMACROから、どこかのつまみにひっぱっていくと、割り当てることができます。
つまみ1つで、複数のつまみを動かせるようになるわけですね。
つまみの外側の色がついた部分だけが動くので、ちょっとわかりづらいですね。
できれば、つまみが動いてほしかったところです・・・
SEQUENCER・FUNCTION・RANDOM・ENV FOLLOWER
これを割り当てることで、さらに複雑になっていきます。
正直、どう割り当てるかも、センスがいるので、難しいんですよね。
Filter
ローカットとハイカットのフィルター。
これで、エフェクトをかける周波数の範囲を決めることができます。
Pass Thruはパススルーで、エフェクトをかけないけども、ローカット/ハイカットされた音自体は出ます。
Filteredはフィルターをかけるので、音自体が出なくなります。
まとめ
なかなかのボリューミー。
途中で別のプラグインを紹介しましたが、色々なプラグインの機能を全部くっつけたみたいなやつです。
えげつない。
もう、飛び道具的なエフェクターは、ほぼこれでできるのではないだろうか。
で、ずっと後悔しているのだが、なぜ、ボクは黄色で印をつけてしまったんだろうか。
白ベースのプラグインに黄色だと見えにくひ・・・
価格
【定価】
99ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2024年7月 49ドル(本家さま)
2024年8月 Efx REFRACT、Efx MOTIONS、Efx FRAGMENTSのバンドル 108.9ドル(PLUGIN BOUTIQUEさん)
コメント