最強DTM特化型PC~ストレージの話~

どうも、PCの不具合に苦しめられまくっているSSSです。

まぁ、今まで何度PCの不具合に合い、苦しめられてきたことか。

原因は概ね自分にあることが多いんですけどね。
自作PCなので、すぐに改造したくなるんですよね。

それも雑に。

そりゃ不具合も起こしますよね。

さて、紆余曲折がありながらも、現在は、まぁ、概ね不具合なく動いてくれております。

これまで何度もPCについては買いているのですが、改めてDTMを行うにあたり、どんなPCが良いのか考えてみました。
ちなみに、ボクは自作PCなので、Windowsのお話になります。
Macユーザーの方でしたら、ごめんなさい。

あと、自作PCでない方も、ごめんなさい。

まず、最強DTM特化型PCととタイトルに付けましたが、まぁ、ただ書いてみただけで・・・
基本的なところで、CPUはより高性能なもの、メモリは大容量が良き。

そんなのは考えるまでもなく・・・

個人的には、モニターは3面が良き、も付け加えたいところ。

まぁ、CPUはより高性能なもの、とか言って、熱でやられてしまったんですけどね。

とにかく、なんだって高性能、大容量が良き。
あとは、予算との相談です。

で、今回はストレージについて、少し書いてみようと思う。
前にも書いた気はするけど。

現在のボクのPCの現状。
Cドライブ:M2SSD(2TB)×4 Raid0で8TB。
Dドライブ:SSD(4TB)×2 Raid0で8TB。
Eドライブ:HD(4TB)×2 Raid0で8TB。Dドライブのバックアップ用。
外付けハードディスク:HD(8TB)×1。Dドライブのバックアップ用。

という状態。

最初から、こうなっていたわけではなく、不具合が起きたり、故障したりするたびに、腹が立つので、ちょっとバージョンアップしてやろうと思ってしまうんですよね。
その結果がこれ(笑)

で、DTM特化型PCにするために、どうするのが良いか、色々試したんです。
基本的にCドライブというのは、そもそもOSを動かすのに必要なわけです。

そして、PCの不安定は概ねCドライブに関係するわけです。
あくまで、ストレージの話ですよ。

よく言われるのは、Cドライブが満タンだと、よろしくないよ、と。

そこで、Cドライブをできるだけ空けた方がよいのかな、と。
例えば、KONTAKTのプラグイン自体はCドライブに入れないといけないんだけど、音源はDドライブに入れる、なんて選択肢もあるんですよね。
実際にやっている方もおられると思います。

また、ボクの使っているStudio Oneなんかは、そもそも、Studio One自体をDドライブにインストールすることもできるんです。

が、やってみたんですが、不具合が起きたことがあるんですよね。
まぁ、その不具合が、果たしてDドライブに入れたからなのかどうかは不明なんですけど。
かなりの確率で、別のパーツの問題という可能性も無きにしも非ず・・・

ただ、そんなことを、色々試しに試した結果、行きついた結論がこれ。

デフォルトの設定のままインストールするのが良き。

そう、インストールするときは、ただただ、「Next」を押していくのが、結局のところ、一番良い気がします。
もちろん、VST3だけを選択する、とかはしますけど。

そうなると、Cドライブが満タンになるじゃないか。
プラグインを減らせばよいのか。
いや、違う。

Cドライブが満タンにならないように、容量を増やすのだ。

M2SSDというのは、SSDよりも速いストレージです。
SSDというのは、HDDよりも速いストレージです。

他にも違いはありますが、そこらへんはよいでしょう。

で、DTMをするのに、どれがよいかというと、

速いに越したことはない

ぐらいでしょうか。

とはいえ、ストレージの速さってのは、読み書きの速さなんですよね。
DTMを行う上で、読み込みの速さってのは、そこまで重要かというと、そこまででも、って気はします。

もうOSをHDDに入れていた頃の状態は覚えていませんけど、できなくはないのではないか?
とは言え、やっぱり、Cドライブについては、最低限SSDがいいかなぁ、と思います。

で、Raidを組む。

Raidっていうのは、複数のストレージを、1つのストレージとして扱うっていう方法ですね。

8TBのM2SSDなんて10万以上するみたいですね。
けど、2TBのM2SSDは、1万5千前後で買えるわけです。
4つ買っても、半額ぐらいで手に入るんじゃないでしょうか。

8TBのM2SSDを買うよりは、2TBのM2SSDを4つ買う方が安い。
なんなら、とりあえず2つから始めて、3つ、4つと増やしていくことだってできる。
その度に、OSをインストールしなおさないとだめですけど。

一応、Raidっていうのは、同じ容量であれば、1つよりも2つでRaidを組む方が読み書き速度が速くなるといいます。
雑に言えば、1つのデータを保存するのに、2つのストレージに分けて保存するような感じで、その理屈でいえば、半分の時間(2倍の速度)でいけるわけです。
4つのストレージでデータを保存すれば、1つのデータを4つに分けて保存するから、1/4の時間(4倍の速度)でいける。

まぁ、実際には、そんな簡単ではないので、たぶんそこまでではないと思うんですけど、Raidを組んでおけば、HDDでもSSDぐらいの速さを実現できるのではないでしょうか?
知らんけど(笑)

あっ、ただ、4つのストレージでRaidを組むとリスクも4倍ですから。
4つのストレージのうち1つでも壊れたら、それでCドライブのデータは全てパーですから。

で、ボクのCドライブには、全てのプラグインが入っているわけです。
現在、3.19TB使っているようです。
もちろん、DTM関係以外も含まれていますが。

それでも半分にいっていない。
素晴らしい♪

で、Dドライブは何に使うのか。

Dドライブには全てのデータを保存する

のが良いわけです。
PCの不具合の多くはCドライブだと書きましたが、Cドライブが壊れると、当然、全てのデータが消えます。
となると、消えては困るデータはDドライブに入れるわけです。

で、DTMerにとって、Dドライブに保存しておくとよいものはなんでしょうか。

まず、

創った曲のデータ

ですね。
創るときからDドライブでも良いのですが、ボクは創っているときはCドライブに入れています。

そして、完成したらDドライブに移すようにしています。
前は、そこまで意識していなかったので、昔の「ことのは/おといろ」は全て飛んでしまいました。
youtubeにUPしているので、「ことのは/おといろ」自体は消えていませんが、もう、アレンジしなおしたり、リミックスしたりすることはできなくなりました。

で、もう一つ、これは絶対やった方が良いと思うおすすめが、

プラグインのインストールファイル

なんですよね。

これをすることにより、クリーンインストールが苦でなくなるんです。
いちいち、メーカーのページとかに行って、ダウンロードして・・・という時間が無くなるんです。

とにかく、上から順番にフォルダを開いて、インストールファイルをダブルクリックしていくだけでいいんですから。

あと、何度も書きますが、プラグインのIDはエクセルなどでまとめておいたものをDドライブに入れておくと、よりラクです。

たまに、バージョンが古くなっている場合もありますが、それとて、バージョンアップすればよいだけですし。
バージョンアップしたら、また、Dドライブのファイルを入れ替えておくと良いですね。

たまにライセンスファイルが必要なプラグインとかもあるので、それもまた保存しておくとより良いです。
あとは、Studio OneのSnapshotsのフォルダもボクは保存しています。

Dドライブは満タンになっても、それほど問題はないのですが、それにしても、インストール用ファイルでも、そこそこ容量が必要ですから、Dドライブもより容量が大きい方が便利です。
ちなみに、ボクは、圧縮していない状態で保存しています。

圧縮を解除する時間も無駄だし。

だから余計に容量が必要なんですね。
まぁ、Dドライブなんて、多少遅くても問題ないのだから、HDDでも全然問題ないですよ。
HDDなんて、8TBでも1万5千前後で手に入るんだから。
32TBとかもで可能なんじゃないかなぁ(笑)

あとは、Dドライブのバックアップ用に、もう1つのストレージが必要ですね。

ボクはHDDが余ったから、外付けにして、バックアップ用が2つになってますけど。
ちなみに、NASもあるから、バックアップが3つですね。

そうそう、バックアップをするときは、FastCopyっていう無料のソフトが便利ですよ。

PCが不具合を起こしたり、壊れた時に、何が悲しいって、データがなくなることなんですよ。
プログラムやプラグインなんて、入れなおせばいいだけなんだから、プログラムやプラグインしか入っていないCドライブなんて、とんだって何も問題なし!

ということで、8TBのHDDを4つ買って32TBも面白いけど、それよりも16TB×2、もしくは8TB×4とした方が良いですね。
まぁ、8TB×4はあまり必要性がなさそうだが。

逆に言えば、データさえ残していれば、クリーンインストールだって、時間は必要とはいえ、それほど面倒ではなくなります。

だから、M2SSDやSSDをちょっとずつ買い足して、Raidを組んでいくというのは、アリです。

ただ、Raidを組む場合は、同じモノの方がより良いと思います。
だから、ちょっとずつ買い足すにしても、あまり日が経ちすぎると、同じモノがなくなっている可能性がありますよね。

もちろん、できなくはないんですけどね。

一応、容量が違うストレージ同士でも、読み書き速度の違うストレージ同士でもRaidは組めるので、ダメではないんだけど、やっぱり同じものを使うのが一番良いといわれていますね。

いずれにせよ、PCっていうのは、使い続けると、いろいろな無駄なデータが増えてきますので、定期的にクリーンインストールする方がいいんです。
だから、ストレージを買い足して、Raidを組むことで、強制的にクリーンインストールしなくてはいけなくなりますが、それはそれでアリなんじゃないかなぁと思います。

あと、DTMがらみで面倒なのは、アクティベート関係ですね。
これだけは、どうしようもない(笑)

できる限り、ディアクティベートをする以外に方法がない。

とはいえ、最終的にはメーカーに連絡したら、ほぼアクティベートは可能なので、それほど心配しなくて大丈夫です。
プラグインのメーカーって、外国が多いんだけど、結構、すんなりとやってくれます。

My PC is broken. Cannot deactivate.

って送れば、だいたいOKって言ってくれますよ。

ということで、最強DTM特化型PCっていうのは、

CPU・・・可能な限り高性能。
メモリ・・・可能な限り大容量。
モニター・・・3枚以上が吉(個人的な見解)。
電源・・・可能な限り大容量。
ストレージ・・・Cドライブ、Dドライブ、Eドライブ(D・Eは外付けでも可)。

CドライブにDAW、プラグイン。
Dドライブに完成した曲のデータ、プラグインのインストールデータ(圧縮されていない方が良い)。
EドライブはDドライブと全く同じ状態(バックアップ)。

あっ、けど、最近のCPUは高性能すぎると爆熱問題があったり、不安定さがあったりするので、やや落としてもよいかも。
最近のやつは、やや落としても高性能ですから、安定性を求めるなら、下げるのも十分ありですね。

ということで、最強DTM特化型PCのお話でした。

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