574.有料プラグイン Brainworx社のMäag Audio Magnum-K使ってみよう♪ ~コンプ~

不思議コンプ(笑)
なかなか、癖のあるコンプですね。

そもそも、コンプが2つある。
で、コンプも、一般的なコンプとつまみが違う。

そして、リミッターもある。
さらにEQ的なものもある。

で、こうなると使う気がなくなる・・・

なんだけど、これだからできる音もあったりするんだろうな、と言い聞かせてみる。

基本情報

ダウンロードはこちら。

インストール方法

Plugin Alliance Installation Managerというソフトからインストール

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

INPUT ATTN・INPUT GAIN

INPUT ATTNはインプットの音量を下げる。
INPUT GAINはインプットの音量を上げる。

入力の音量に問題がなければ、触る必要がないんですけど、入力音量によって、コンプのかかり具合は変わってきますからねぇ。

COMP RANGE・RATIO・THRESHOLD

1つめのコンプがMAGNUM COMPというコンプらしいです。

で、THRESHOLDはスレッショルドでよいでしょう。

COMP RANGEって何?って感じです。
レシオか?と思ったら、RATIOもある。

で、この挙動がなかなか面白い。

RATIOを上げていっても、いわゆるコンプ的な圧縮の仕方をしない。
ちょっと圧縮されるけど、完全に圧縮はされない。

COMP RANGEを16まで上げると、一般的なコンプ的な感じになります。

で、実際の音だと、こんな感じ。

SIDECHAIN・ATTACK・RELEASE

ここはわかりやすいやつです。
SIDECHAINは、低音にコンプをかけない仕様ですね。
40Hz、80Hz、120Hz、220Hz以下の音にコンプをかけない設定で、EXは外部サイドチェーンになります。
ダッキングとかに使うことが多いですね。

ATTACKとRELEASEはアタックとリリースです。

やっと、わかるやつがきました(笑)

FB・FF

これがまたよくわからん(笑)

フィードバックとフィードフォワードらしいんですけど、制御信号を増幅回路の入力から取るか出力から取るかを選択するらしいです。
・・・つまり???

とりあえず、FFの方がコンプが強くかかるらしいです。
こんな感じ。

音で確認してみるとこんな感じ。

K COMP

MAGNUM COMPとは別に、K COMPというのがあります。
INをオンにすると機能します。

THRESHOLDを上げていくと、コンプがかかっていきます。

で、このコンプ、高音のみにかかるコンプのようです。
3kHz付近にフォーカスしているらしいです。

音で確認してみましょう。

PARALLEL EQ2

左側のLMFはベルカーブのEQ。
QのWがWideで広め、TがTightで狭めのカーブ。
周波数もGAINも、WかTかで変わるようです。

周波数は表示が変わりますが、GAINは表示が変わらないです。
GAINはWのときが最大15dB、Tのときが最大12dB。

右側のAIR BANDはシェルフカーブになっています。
10kHz~40kHzまで。

で、PARALLELとあるように、このEQは原音に対してかかるEQで、コンプがかかった音と、混ざる形になっています。
コンプがかかった音に対してEQをかけるわけではないんですね。

さぁ、複雑になってきました。

MAKE UP GAIN・SOFT LIMIT・THRESH

MAKE UP GAINは、コンプで圧縮した分を戻すゲインですね。
SOFT LIMITをオンにすると、ソフトリミッターがかかります。
THRESHがソフトリミッターのスレッショルドになります。

ENGAGE

バイパスですね。
上2段、それぞれのバイパスになります。
見たらわかるように、LとRで別の設定ができるようになっています。

つまり、LのバイパスとRのバイパスですね。

PARAM LINK・M/S・SC LINK

PARAM LINKをオフにすると、LとRで別の設定にできます。
M/Sをオンにすると、上段がM、下段がSになります。
SC LINKがオフの場合は、外部サイドチェーンを使用した場合に、LとR、MとSで別の信号を扱います。
オンにすると、LとR、MとSの信号を混ぜて、一つの信号として、扱います。

TMT・MONO MAKER・STEREO WIDTH・MIX

3段目はBrainworx用って感じですね。

TMT・MONO MAKERについてはこちら。

STEREO WIDTHは音の広がり。
MIXはDRYとWETの割合。

HIGH PASS・PRE/POST

HIGH PASSはハイパスですね。

PREを選ぶと、INPUT GAINの後で、ハイパスがかかります。
つまり、コンプに低音が入らないようにするわけですね。

POSTを選ぶと、ソフトリミッターの前に、ハイパスがかかります。
コンプ、EQの後ですね。

ENGAGE

TMT、BX SECTIONのバイパス。
一番下段のみのバイパスですが、PARAM LINK・M/S・SC LINKはバイパスされません。

まとめ・プリセット

設定できることが多すぎて、難しいですね。

低音から高音までコンプ等がわかりやすいようにドラム音源にしてみましたが、設定が難しいですね。

とりあえず、プリセットを使ってみましょう。

まぁ、ドラム用じゃないプリセットもあるので、これはこれでどうなんだ、という話なんだが(笑)

ただ、これだけ音が変わるんだということはわかったかもしれませんね。

とにかく、いろいろ設定ができるので、使い甲斐がありますねぇ。
お手軽を求める人には、向かないかもしれませんけど。

価格

【定価】
299ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年11月 49.99ドル
2024年2月 29.99ドル(Plugin Allianceさん)
2024年5月 39.99ドル(PluginAllianceさん)
2024年6月 29.99ドル(PluginAllianceさん)
2024年8月 2つで39.99ドル(PluginAllianceさん)
2024年9月 24.99ドル(PluginAllianceさん)

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