521.有料プラグイン UJAM社のIRON2を使ってみよう♪ ~エレキギター音源~

エレキギター音源ですね。

DTMでは難しいといわれるエレキギターの打ち込み。
それを指一本でもできちゃうやつ。

とは言え、どうしたって、そういうやつって、フレーズの制限があるわけですよね。
ですが、このIRON2さんは、自分で打ち込むモードもちゃんと用意してくれています。

ということで、ロック系はこれで十分じゃないかというぐらいの機能をもったプラグインですね。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

コードフレーズの演奏

とりあえず、この右側で演奏したいキーを押せば、ギターのフレーズを演奏してくれます。

楽ちんですね。
とりあえず、立ち上げて、MIDIを打ち込んだだけで、こんな感じです。
打ち込みも、コードとかではなく、F・G・E・Aを1小節分打ち込んだだけ。

こんな感じ。

これだけで、先ほどの演奏になります。
便利。

コードフレーズの選択(Common Phrases)

とは言え、先ほどのフレーズだけがなるのであれば、ループ素材でいいわけです。
もっと色々なフレーズを使いたいですよね。

その設定が、この左下の部分。
Common Phrasesと表示されているところで、フレーズの選択ができます。
それぞれ、どんなフレーズなのかは、右側のKeyboardと書かれたところをクリックすると、上に表示されるようになっています。

ということで、ここにMIDIを打ち込むことで、フレーズも選択できるわけです。

コードフレーズの選択(Style Phreses)

フレーズは実は他にも選ぶことができます。
先ほどの部分がCommon Phrases、つまり、共通のフレーズでした。

それに対して、真ん中にStyle Phresesというのがあります。
これは、左側のStyleで選択したスタイルごとにフレーズが入っているわけです。

各スタイルに11のフレーズ。
で、スタイルが30種類。
つまり、330のフレーズが選択できるわけです。
すごい数ですね。

Latch

ここで気をつけないといけないのが、このプラグインに入っているフレーズは2小節で1フレーズになっていることです。
先ほど、1小節ずつMIDIがキーを変えていました。
そのまま演奏すると、フレーズの半分で終わってしまいます。

つまり、MIDIの始まりで、常にフレーズが最初に戻るようになっています。
そこで、左にあるLatchをオンにすると、次のMIDIが始まっても、フレーズは最後まで続くようになります。

ちなみに、フレーズのどの部分を演奏しているかは、Style Phrasesの上の部分に、こっそりと表示されています。

Latchをオン、オフにすると、こんな感じになります。

1小節とかなら、Latchがオフでも、それほど困らないフレーズが多いですが、それよりも短いと、フレーズでもなんでもなくなりますね。

Studio Oneのピアノロール

UJAMさんは、PreSonusさんと仲良しなのか、なぜかStudio Oneでは、このように、スタイルを選択する部分を赤色で表示してくれるんです。
マニュアルを見ている限り、Studio Oneだけだと思うんですけど。

しかも、ピアノロールの鍵盤部分にカーソルを持っていくと、「Rhythm 1/16」と、何のフレーズの鍵盤か教えてくれます。
無くてはできないわけではないのですが、Studio Oneを使っている人は、ちょっとだけ得ですよね。

コード

ずっと、フレーズのことばかり書いてきましたが、見ていて気付いた方もおられると思いますが、ずっとパワーコードなんですね。
パワーコード以外弾けないのか、と思われるかもしれませんが、ちゃんと他のコードも弾くことができます。

今まで、鍵盤1つだけを鳴らしていましたが、複数の鍵盤を押すことで、他のコードも出すことができます。

Play Mode・Key

Play ModeはデフォルトでChordになっていますが、Noteというのも選べます。
Noteを選ぶと、単音弾きになります。
単音というか、複数同時にも打ち込めるので、MIDIで打ち込んだままの音が鳴るというのが正しいですね。

ただ、フレーズは左で選択します。

Keyは、選択しなくてもよいのですが、選択した場合、打ち込んでいるMIDIが、そのキーにあっていない場合は、そのキーに合うように自動的に変えてくれます。
これは、便利なのか、大きなお世話なのか、微妙なところですが。

Instrument

フレーズは自分でつくりたいんだ、選ぶとかじゃないんだ、という方は、Instrumentの方を選択します。
そうすると、左で演奏方法、右でキーを設定して、通常のエレキギター音源として使用できます。

これで、思う存分、自分でフレーズを作れるわけです。
先ほど紹介した、Keyboardの画面も、Instrumentに切り替えたら、ちゃんと変わります。

MIDIの書き出し

Instrumentで打ち込むのは無理。
けど、Playerのフレーズはもう少し、変えたい。

そういう人もおられると思います。

その場合は、PlayerモードからフレーズのMIDIを書き出して、InstrumentでMIDIを修正するという方法があります。
というか、先ほどの、Instrumentの動画は、ボクが打ち込んだわけではなく、この方法を使いました。

上の画像にもあるように、Playerモードのフレーズの鍵盤の上に、3つの点が2段になっているマークがあります。
ここをクリックして、DAW側に引っ張っていけば、MIDIで書き出しをすることができます。

それを、Instrumentで演奏する、という方法ですね。
必要があれば、MIDIを変更すればいい。

実は、これが一番、実用的なのかもしれません。
そもそも、こういうプラグインを使う人は、ギターが弾けない人が多いでしょうから、とりあえず、それっぽいフレーズを探して、自分の好きなようにいじるというのが一番なのではないでしょうか。

Pickup・Character・Stomp Box

エレキギターって、音が色々あるんですよね。
このあたりで、音の調整を行います。

ちなみに、Stomp Boxはエフェクターで、現在Overdriveになっていますが、色々と選択できます。

Amp・Drive

右側にアンプ関係があります。
アンプは、別のアンプシュミレーターを使いたいという場合は、Directを選びます。

Finisher

基本的には、ここまででエレキギターの設定としては十分なのですが、最後に、このFinisherというのがあります。
これはもう、特殊エフェクトぐらいに考えておけばよいかと。

デフォルトでコンプレッサーになっていますが、問題なければ、そのままで。

たぶん、名前から推測するに、これを別で使えるようにしたのがFinisherシリーズだと思うんですよね。

まとめ

エレキギター音源としては、かなり使えると思います。

音も、なんら問題ないと思うんですけどね。

そして、初心者に優しい。

価格

【定価】
149ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年9月 49.17ドル(本家さま)
2023年10月 20.9ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2023年11月 49.17ドル(本家さま)
2023年12月 49ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年2月 20.9ドル(PLUGINBOUTIQUEさん)
2024年2月 64ドル(本家さま)
2024年5月 64ドル(本家さま)

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