503.有料プラグイン AIR Music Technology社のVACUUM PROを使ってみよう♪ ~シンセサイザー~

AIR Music Technologyのプラグイン。
ボクはちょっと信頼していないんだけど、確認してみると、かなりしっかりしたプラグイン。

ちょっと信頼していない理由は、バカみたいな値段で売っていたから。
正確には覚えていないけど、AIR Essential Synths Packという、3つのシンセがセットで、1000円ぐらいだったんじゃないかな。

前に紹介したThe Riserも入っていた。

The Riserも、ものすごく便利なプラグインだったんだが、なんか、あるじゃない、安物って、ちょっと不安感がある、みたいな。

AIR Music Technologyは、そういう不安感をもたらすような価格のセールがあるんですよね。
しっかりしているんですよ、プラグインは。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

プリセット

プリセットがものすごくあるんですよ。
で、左上のSMARTを押すと、こうなります。

プリセットも多いし、別に、音づくりとかどうでもいい人は、この状態の方が便利かもしれない。

マクロつまみ

この簡易バージョンにしたら、マクロつまみが出てきます。
これは、1つのつまみに、複数のつまみがつながっているんですけど、簡易バージョンの場合、ここを変えるだけで音が変わります。
1つのつまみに、複数のつまみがつながっているので、何がどうというのは説明しようがない。
上に書いている表示で、なんとなく把握してください。

右下のAPPLYで元に戻ります。

アルペジオ・コーラス・フェイザー・ディレイ・マスター

左下にアルペジオ、右下にエフェクター関係があります。
アルペジオはそんなに複雑なものはないようですね。

思いの他、音がいいんですよねぇ。

オシレーター

オシレーターが2つありますね。
設定はどちらも同じのようです。

わかりづらいですが、下の方の緑の部分が波形を選ぶ場所みたいですね。
ビンテージ感を出しているのだろうけど、見にくい・・・

RANGEは、右に回すと高音、左に回すと低音になります
WIDEは、低音から高音へ全体的に音が出るみたいですね。

QUADをONにすると、音が4つになるらしいです。
分厚くなるわけです。
で、DETUNEで4つの音を微妙にずらす。

FINEはピッチ。

ENV 2 TO SHAPEは、たぶん、ENV2で波形を変更するんだろうなぁ。

DELAY AMOUNTでディレイの適用量と、DELAY TIMEで長さを調整。

MIXER

MIXERのVTO1、VTO2で、それぞれの音の量を決めます。
先ほどは、VTO1だけの音を出していたので、さらにVTO2も足せるわけですね。

あとは、DRIVEとRINGMODの設定もありますね。

フィルター

左側がハイパスかバンドパス、右側がローパス。
ROUTINGでSERIAL(ハイパス→ローパス)か、PARALLEL(ハイパスにもローパスにも音を通して合わせる)か、COMPLEX(お互いに通した音を、お互いに送るという謎仕様)を選びます。
あとは、基本的なフィルターの操作かと。

KEY TRKは・・・なんだ?
マニュアルにもないし(涙)

ENV

1段目がフィルター用のエンベロープ。
2段目がアンプ、実際の音の出方を調整するエンベロープ。
3段目がモジュレーション用のエンベロープですね。

LFO・MOD

LFOとモジュレーション。
概ね、見たままなんだけど、MODのLFO1×MWってのが謎なんだよなぁ。
上の段がLFO1だと思うんだけど、MODのSOURCEにLFO1は表示されないし・・・
うーん。

シンセの重要部分なのに、うまく扱えない(涙)

AGE・VTA・SETUP

AGEは古さアピール。
DRIFTはピッチがぶれる、DUSTはノイズかな。

VOLはボリューム、PANはパン。
SHAPEはボリューム、パンがぶれるってことでいいのかなぁ。

GLIDE TIMEはある音から次の音へいくときの時間設定ですね。
ムニョーンってですね。

GLIDE ALLは常にグライドするのか、すでにノートが押されているときのみグライドするのかのつまみ。
ENV RETRはエンベロープリトリガーは、打鍵ごとにリトリガーされるかどうかですね。

GLIDE ALLは使い勝手が悪そうだけど・・・

マスターセクション

ずっと見て見ぬふりをしていましたが、PART A、PRAT Bとありますよね。
つまり、今までやったのを、もう一つやって、同時に出せるんです!

創り甲斐のあるシンセですねぇ。

ちなみに、この2つもプリセットから選べます。
で、Aの設定を、そのままBにする、とか、RANDはランダムとか、いろいろありますね。

一番右に、6VOICESというのがありますが、これは同時に出せる音の数ですね。

まとめ

最初にも書きましたが、安く手に入れてしまったがために、どうもダメプラグインっぽく認識してしまいがちなのですが、こうやって、ちゃんと確認すると、しっかりしたプラグインです。
このときに同時にかったやつが、いくつかあるんですけど、また、紹介していきます。

しかし、よく見たら、定価が2万超えてるじゃないですか。
そりゃ、これで使えなかったら、ひどいですよね。

価格

【定価】
21834円

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2021年6月 AIR Essential Synths Pack(LoomⅡ、Vacuum Pro、The Riserのバンドル) 7.18ポンド
2023年9月 4694円(PLUGINBOUTIQUEさん)

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