449.有料プラグイン Brainworx社のShadow Hills Mastering Compressor Class Aを使ってみよう♪ ~マスタリングコンプ~

Shadow Hills Mastering Compressorを紹介しましたが、その上のクラスですね。

ちなみに、下部分以外は全く一緒。
設定も一緒。
だから、前のやつをコピペですませます。

と言いつつ、同じ設定にしても、コンプのかかり方が微妙に違う。
そして、この微妙な違いが、やっぱり良い方向に微妙に違うんですね。

だから、こっちを買った方が良いという方も多いですね。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

STEREOとDUAL MONO


つまみがたくさんありますが、そもそも左半分がL用のコンプ、右半分がR用コンプです。
だから、いわば、つまみとしては半分です。

STEREOに切り替えると、全体にかける形になります。
STEREOの場合の設定は、左側のみで行います。
真ん中の部分をDUAL MONOにすると、LとR、別々にコンプをかけることができます。

とりあえず、STEREOの方で説明していきます。

オプトコンプ


オプトコンプはレシオは2:1で固定。
アタック、リリースも固定で、アタックは遅め、リリースは80%が早め、20%が1秒かけて戻るという2段階のリリースになっているそうです。

ということで、OPTICAL THRESHOLDでスレッショルド(圧縮を始める入力レベル)を設定して、OPTICAL GAINでどれだけ音量を持ち上げるかを決めるだけです。
OPTICAL GAINはデフォルトが7で、いわば、ここが0と考えると良いかと思います。

OPTICAL BYPASSをOUTにするとオプトコンプがバイパスされます。

VCAコンプ

こちらは、レシオ、スレッショルド、アタック、リリース、ゲインの設定ができます。
DISCRETE RATIOがレシオ。
1.2、2、3、4、6、FLOODから選択。
FLOODは20:1です。

DISCRETE THRESHOLDがスレッショルド。

DISCRETE ATTACKがアタック。
0.1秒、0.5秒、1秒、5秒、10秒、20秒から選択。

DISCRETE RECOVERがリリース。
0.1秒、0.25秒、0.5秒、0.8秒、1.2秒、DUALから選択。
DUALはオプトコンプの2段階と同じ設定です。

DISCRETE GAINがゲイン。

DISCRETE BYPASSがOUTのときにVCAコンプのバイパス。

ということで、オプトコンプ→VCAコンプという流れになります。

Transfomer Switching Matrix


音色や雰囲気を変えることができるらしいです。

NICKEL、IRON、STEELから選択。

NICKELは歪みが少なく、超高域がやや強調される。

IRONは高調波歪みを加え、低域の中でも高めの部分をブーストする。

STEELは歪みが強く、低域がブーストされる。

SIDECHAIN


このサイドチェーンは、ダッキングとかをするような、いわゆるサイドチェーンではなく、サイドチェーンフィルター(ハイパス)らしいです。

90Hz以下の信号だけコンプをバイパスするものらしいです。
INにすると、作動します。

ちなみに、90Hz以下というのは、右下のHP-SC FILTERで設定できます。
つまり、デフォルトが90Hzということですね。

VUメーター

DUAL MONOにしている場合は、左はLの、右はRのメーターになります。
それぞれ、METER SELECTでOPTICAL(オプトコンプ)、DISCRETE(VCAコンプ)、OUTPUT(出力音量)を選択できます。

STEREOにしている場合は、メーターが2つあると考えればよいので、例えば、左のメーターでオプト、右のメーターでVCAという使い方もできます。

スロット、Key IN、Solo M・Solo S

ABCDの4種類の設定は保存できます。
Copy、PasteはAの設定をコピーして、Bにペースト、という場合に使います。
Resetはデフォルトに戻す。

Key Inは、こっちこそ、いわゆるサイドチェーンです。
Key InをONにすることで、サイドチェーンに設定した音源の音量をコンプの基準にします。

Solo M・Solo SはMidのみ、Sideのみの音の確認ができます。

今回は、DUAL MONOを使いませんでしたが、これらの設定が、左右で別にできるわけですから、色々と使えそうですね。

TMT・RANDOM CHANNEL・PARAMETER LINK・M/S

TMTは、Brainworx特有の機能ですね。
実機の場合、同じものをつくっても部品の微妙な差異により、音にも微妙な違いが出てくるわけです。
それを再現しています。
もちろん、微妙な違いです。

RANDOM CHANNELは、チャンネルをランダムで選択してくれます。

PARAMETER LINKは左右のつまみを同期させるものですね。

M/Sは左と右の設定だったものをMidの設定を左、Sideの設定を右でできるようにするボタンです。

HEADROOM・MONOMAKER・STEREO WIDTH・PARALLEL MIX

HEADROOMは最終音量の微調整でしょうかね。
MONOMAKERは設定した周波数以下をモノラルにします。
STEREO WIDTHは、音の広がり。
PARALLEL MIXは、DRYとWETの割合ですね。

うん、いい音です。

価格

【定価】
329ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2022年11月 34.99ドル
2023年1月 79.99ドル
2023年6月 49.99ドル
2023年6月 29.99ドル
2023年8月 29.99ドル(2つ買うと2つ無料)(Plugin Allianceさん)
2023年11月 49.99ドル(Plugin Allianceさん)
2024年2月 29.99ドル(Plugin Allianceさん)

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