bx_masterdesk True Peakを紹介しました。
で、さらにバージョンアップしたのが今回紹介するProです。
そもそもbx_masterdeskがあって、True Peakが出たんですよね。
で、Proなんだから、やけに力入っていますよね、Brainworxの中で。
ということで、立ち上げてみると見た目がびっくりするぐらい変わってますね。
完全に、bx_limiter True Peakですね。
今後、Brainworxのプラグインは、この見た目でいくつもりなのかなぁ。
基本情報
ダウンロードはこちら。
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
挿した時の音の変化
MasterdeskもTrue Peakもそうでしたが、Proの方も挿すだけで音が変わります。
ピンクがProのEQカーブです。
青と赤がTrue Peakのカーブです。
True Peakに比べると柔らかめですが、挿すだけで周波数が変わっていますので、当然音が変わります。
コンプも少しかかった状態です。
たしかに、True Peakほどの音の変化はないような気がします。
主観ですけど。
VOLUME・FOUNDATION
Masterdeskですので、設計思想は同じです。
1.VOLUME
2.FOUNDATION
3.TONE
の順番に設定すればOK。
後はオプションということです。
オプション多っ!
とりあえず、VOLUMEはダイナミックレンジ6~8ぐらいになるように目指すらしい。
まぁ、好みでしょうけど。
次にFOUNDATION。
これはチルトEQ的な感じです。
もちろん、カーブはもっと複雑ですが、右に回すと1kHz以下をブースト、1kHz以上をカット。
左に回すと逆です。
1kHz以下と書きましたが、実際には、200Hz周辺の低音が強調される感じです。
TONE
表記が変わっていますが、BASSが低音、MID、HIGH、PRESENCEと高音になっていきます。
一応、これで完了として良い、ということです。
が、オプションと呼ばれるものが多すぎます。
まだまだ終わりません。
COMP.LINK・COMP MIX
COMP.LINKは左右のコンプのかかりぐあいをリンクさせるかどうかですね。
パーセントで設定できるようになったんですね。
COMP.MIXは、WETとDRYの割合ですね。
デフォルトの93%がおすすめらしいです。
TMT・RATIO・RELEASE
TMTはBrainworxの発明ですね。
実機の場合、同じコンプでも、同じEQでも、部品の微妙な違いで音が微妙に変わってしまうわけです。
それを実現したのがTMT。
True Peakは4種類だったのが、10種類から選べるようになっていますね。
ANALOGは左右で別、DIGITALは左右同じ設定になります。
さらに、RATIOとRELEASEも調整できるようになっています。
GLUE・CLIPPER
GLUEというのは糊という意味で、それぞれの楽器の音を良い感じに一体感を生む。
と、何度見るんだけど、非常にわかりにくい。
まぁ、そのためのつまみが増えてますね。
CLIPPERは、リミッターみたいなやつですね。
クリップしないように音を止めるんだけど、リミッターとはやや仕組みが異なるやつです。
XL・THD
XLはBrainworxのリミッター系によくついていますが、倍音を付加してくれます。
サチュレーター的なやつですね。
THDは、実機に生まれるノイズですね。
このノイズが良い感じに影響する・・・らしい。
LIMITER
これ、完全なリミッターですね。
これだけでプラグインじゃないですか。
TURBOはよりラウドにする、LIM.LINKは左右を同じにするかどうかって感じですね。
あとは、まぁ、見たままですが。
DE-ESSER
DE-ESSERはボーカルの歯擦音やシンバルなどの高音の耳障り感を減らすやつですね。
周波数とかかり具合のどちらも調整できるようになっています。
RESONANCE FILTERS
レゾナンスフィルターは、ものすごいピンポイントでカットするフィルターです。
ピンポイントでカットすることで、音がすっきりするらしいです。
カーブのタイプが2種類ありますが、上はやけに丸みを帯びていますが、これもこの見た目ほど丸くなく、どちらも結構ピンポイントです。
EQUALIZER・HPF/LPF
EQとハイパス、ローパスですね。
M/S
ST.ENHANCEはステレオエンハンスで、どうも低音を広げないで、楽器を良い感じに広げてくれるようです。
PAN MはMidを左右に振る。
MONO MKR.はMono Makerのことのようで、設定した周波数以下をモノラルにする。
ST.WIDTHは、全体的に音を広げる感じ。
これもまた、よくわからないですが、やけにつまみが増えていますね。
まとめ
ものすごい機能満載になっていますね。
もう、1.2.3.の数字がついていないものが、ものすごくあります。
じゃあ、もう、この数字、いらなくない?と思わなくもないが・・・
3ステップで終わらせないのであれば、フル装備って感じでよいですよね。
逆に、3ステップでいいじゃん、という人は、いっそ無料のCLASSICでもよいのではないか?と思ってしまいますね。
もちろん、3ステップで終わらせるにしても、それぞれの機能の性能が向上しているのでしょうから、お金が許すなら、こちらの方がよいのでしょうけど。
価格
【定価】
349ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2023年6月 79.99ドル
2023年6月 29.99ドル
2023年9月 29.99ドル(本家さま)
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