417.有料プラグイン Brainworx社のTOMO Audiolabs LISAを使ってみよう♪ ~ダイナミックEQ~

TOMO Audiolbas社のLISAというエフェクターをプラグインにしたやつ。

見ただけで、こいつは、自分の曲を、なんかいい感じにしてくれそうな気がします。
まぁ、プラグインは見た目ではないんだが。

で、とりあえず言えることは、「考えるな、感じろ」的なプラグインです。

もう、正直、ボクにはわかんないです。
マニュアルを読んでも、Plugin Doctorを使っても、よくわかんない(笑)
ただ、いじったら、わかりやすく音が変わっていって、非常に楽しい。

そして、何が起きているかはさておき、つまみ自体はわかりやすいので、もう、以下、読まなくても、触ってみればいいのではないか、と思う。

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

デフォルトのカーブ


挿しただけの状態で、このようにローがカットされております。
実機のモデリングなので、倍音もやや付加されます。

まぁ、そんなに劇的に変わるほどのものではないですが。

Lo Cut

デフォルトで、ローがややカットされていますが、こちらでがっつりカットできます。
デフォルトではオフになっていますので、ONにしたら適用されます。

Lo BOOST・HI BOOST

右上のONがロー(ハイ)ブーストのオン、オフ。
GAINがブースト量、FREQUENCYは周波数。

SLOPE HIをONにすると、こんな感じですね。

ONにしないと、いわゆる普通のブーストのイメージです。

うん、いいぞぉ。
もちろん、振り切ると、やりすぎ感はありますが、それもありかもしれません。

EQセクション

真ん中の4つが、いわゆるEQセクションです。

GAIN・FREQUENCYはLO(HI)BOOSTと同じですね。
ONも、EQのオン、オフです同じです。

その隣のBOOST/CUTはブーストとカットの切り替えです。
GAINを右に回したらブースト、左に回したらカット、とかじゃなく、ボタンで切り替えるタイプですね。

QはQです。
LOとHIだけ、シェルフがありますね。

Qの下のブースト、カットのようなマークのやつは後で説明します。

ブースト、カットの切り替えができますが、デフォルトがブーストになっているように、やっぱりブーストが楽しいプラグインですよね。

コンプセクション


コンプセクションと書いてみましたが、実際のコンプというわけではありません。
ダイナミックEQのダイナミックの部分(?)を担当するのがここです。

EQでブーストすると、元の音量が小さい場合はブーストされてよくなったとしても、元の音量が大きくなった場合も、さらにブーストされてしまうわけです。
ということで、音量が大きすぎる場合は、ブースト量を小さくするという、コンプ的な挙動をするEQがダイナミックEQです。

ということで、THRESHOLDを上げていくと、ブーストしていても、大きくなりすぎないようになるわけです。
ATT/RELはアタックとリリースです。
FはFast、SはSlow、MはMiddleです。
つまり、FFはアタックもリリースも速い、SMはアタックがゆっくりでリリースは普通、という感じです。

ONはコンプセクションのオン、オフ。

RATIOはデフォルトでオフですが、オフの状態はコンプ的、オンの状態はリミッター的レシオになります。

で、さきほど説明しなかった、ブースト、カットのようなマークは、よくわからんのだが、効果を強調するようなものみたい。
正直、よくわからんのです(笑)

マスターセクション

DRY MUTEは元の音をミュートするので、ブーストした音だけ聴くことができます。
ただし、CUT側は聴くことができません。

CH1 INはEQのバイパスだと思ったら良いかと。

OUTPUT GAINはアウトプットゲインですね。

MIXはDRYとWETの割合。

MASTER THRESHOLDは、コンプセクションのスレッショルドを一括管理するものですね。
個別にスレッショルドを設定した場合、そのバランスはそのままにして、全体的に上げたり、下げたりすることができます。

プラグイン独自機能

Brainworxのいつものやつですね。
INPUT GAINはインプットゲイン。

TMTは、チャンネルごとに、EQのカーブなどが微妙に変わります。
実際のミキサーのチャンネルが部品の微妙な差異により、音が変わるのをプラグインで実現したやつです。

PARAMETER LINK。
今まで、上段しかいじっていませんでしたが、ここをオフにすると、上段がL、下段がRと、別の設定ができるようになります。

M-Sは、上段をMid、下段をSideの設定にできます。

AUTO LISTENは周波数などのつまみを動かしたときに、その部分だけをソロで聴くことができます。

SC LINKは、上段、下段のコンプセクションのリンクなので、別の設定にしたい場合はオフにします。

MONO MAKERは設定した周波数以下をモノラルにします。

STEREO WIDTHは音の広がり。

HEADROOMはコンプセクションに送る音量の設定。
つまり、THRESHOLDの設定が同じでも、ここを調整することで、スレッショルドを超えるか超えないかが変わってきます。

TX DRIVEは、倍音の付加の量が変わります。

OUTPUT GAINは、最終的な出力の音量ですね。
上にもOUTPUT GAINがありましたが、上段と下段のリンクをはずしている場合は、上段のOUTPUT GAIN、下段のOUTPUT GAINになります。
それらを合わせた、最終的な出力音量が一番下のOUTPUT GAINになります。

まとめ

実機のモデリングプラグインは、デジタルプラグインによくみられるような、EQカーブやアナライザーがないものが多いです。
だから、実際にどんなカーブになっているのかよくわかりません。

だから、耳で聴くしかないわけです。

でも、もしかしたら、カーブやアナライザーが見えることによる弊害もあるのかもしれませんね。

正直、全てがちゃんと理解できているわけではありませんが、とにかく、触っていて楽しいプラグインだと思います。

価格

【定価】
249ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2022年11月 39.99ドル
2023年1月 99.99ドル
2023年3月 29.99ドル
2023年3月 49.99ドル
2023年4月 24.99ドル
2023年5月 29.99ドル
2023年6月 29.99ドル
2023年8月 29.99ドル(2つ買うと2つ無料)
2023年8月 59.99ドル(Plugin Allianceさん)
2023年12月 59.99ドル(Plugin Allianceさん)
2024年2月 29.99ドル(Plugin Allianceさん)

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