414.有料プラグイン Xfer records社のSerumを使ってみよう♪ ~シンセサイザー~

超有名シンセ、Serumさんです。
てっきり紹介したものと思っていたんですけど、紹介していなかったようですね。

Serumさん、人気ですよね。
有名ですよね。
正直、紹介するまでもなく、みんな知っているんじゃないでしょうか。

そして、セールしないことも有名ですよね。
ということで、一番下の方に、セールをしていないSerumのお得(?)な購入方法も書いておきました。

この間、シンセの音創りの基本みたいなやつをUPしたから、ついでにシンセサイザーでも紹介しようかな、と。
シンセって、機能が多すぎて、面倒なんですよね。
が、シンセの音創りの基本を参照してもらうことで、省略していけるんじゃないか?と。

ということで、しばらくシンセが続きそうな予感・・・

基本情報

ダウンロードはこちら。

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

シンセの音創りの基本はこちらで確認を。

これを理解している前提で書いていきます。

プリセット

基本的にプリセットを使えば、それで良いかと。
というのも、人気のシンセなんで、プリセットも色々と販売していたり、無料で配っていたりします。
Initと書かれているところでプリセットを選びます。

プリセットを手に入れた場合は、「Menu」の「Show Serum Presets Folder」をクリックすると、プリセットを入れるフォルダーが表示されますので、そこにプリセットを入れておけば、追加されます。

オシレーター

Serumのオシレーターは2つ。
OSC AとOSC Bですね。

上の画像では、OSC Aだけがオンになっている状態ですね。
OSC Aの横の四角が光っている状態がONの状態です。

AとBは同じなので、片方だけ説明します。

まず、Serumのオシレーターはウェーブテーブルです。
見た感じ、単なる波形っぽいですが、波形をクリックすると、3Dに変化します。

上のDefaultと表示されている部分がウェーブテーブルの選択画面です。

OCTは上下4オクターブ、SEMは上下12半音、FINは上下1半音。

UNISONは16個まで音を重ねることができます。
DETUNEは、UNISONで重ねた音のピッチの広がりの調整。
0にすると、同じピッチの音を重ねることになりますが、微妙に音をずらすことで音が太くなります。
BLENDは、UNISONで重ねた音の音量の調整。

PHASEは位相。波形のスタート位置が動きます。

単体ではあまりわからないと思います。
RANDはランダムで、位相がランダムに変化する。

WT POSはウェーブテーブルポジション。
Serumのウェーブテーブルは最大256の波形が集まったものです。
WT POSを動かすことで、波形の形が変わるので、音が変わります。

となりのOFFと表示されているものは、波形自体を変化させることができるつまみです。
デフォルトではOFFになっていますが、21種類の波形の変化のしかたが用意されていて、その分量もつまみで調整します。

PANはパン、LEVELは音量ですね。

SUB・NOISE


Serumはオシレーターが2つだけなんだけど、他にSUBとNOISEを追加できます。

SUBは低音ですね。
6種類の波形と上下4オクターブ。
Panがパン、LEVELが音量ですね。
DIRECT OUTをオンにすると、エフェクターを通らずに、そのまま出力されます。

NOISEはノイズです。
ノイズは大量に用意されています。

→のマークがついているのをオンにすると、Oneshotになります。
デフォルトではオフになっていて、鍵盤を押し続ける限りノイズが出力されます。
オンにすると、鍵盤を押し続けても、一定時間が経つと、ノイズが途切れます。

鍵盤マークをオンにすると、鍵盤に合わせてノイズのキーが変わります。

PHASEは位相、RANDは位相のランダム。

PITCHはピッチ、PANはパン、LEVELは音量。

ということで、オシレーター2種、サブ、ノイズの4種類を元に、音を創っていくことになりますね。

FILTER

左側のA、B、N、SはOSC A、OSC B、NOISE、SUBですね。
どの音にかけるフィルターかを、ここで選択します。
CUTOFFは周波数の設定。

RESはレゾナンス。

PANは左右でカットオフの周波数を変更します。
左の周波数が上がると、右の周波数が下がるというように連動しています。

DRIVEはディストーションと考えたらよいでしょう。

FATと書いているのは、FATノブではなく、フィルターによって、変更されます。

MIXはフィルターのDRYとWETの割合ですね。

鍵盤マークをオンにすると、キーによって、フィルターのカーブが変わるようになります。

ENV

エンベロープ。
いわゆる、音の出方はENV1で設定します。

アタック、ホールド、ディケイ、サステイン、リリースの5種類ですね。
これは、青い線で表示されるので、見てわかりやすいですね。

モジュレーション(ENV・LFO)

エンベロープが3つ、LFOが4つあります。
ENV1は、上に書いたように、音の出方を設定します。

で、今、ENV1を選んでいるんですが、左に十字の矢印マークがあります。
この矢印をクリックして、どこかのつまみにひっぱっていくと、それが適用されます。

ENV1なので、音の出方と同じような変化をするわけですね。
ENV2・3は音の出方に影響されないエンベロープですね。
LFOは一定時間で周期的に変化していくやつです。

ENVは先に説明したように、アタック、ホールド、ディケイ、サステイン、リリースですね。

LFOはいっぱい設定がありますね。

フォルダはLFOカーブの種類の選択。

GRIDは、LFOのカーブを書くための罫線みたいなやつの数です。

MODEはデフォルトではOFFになっています。
OFFの場合、MIDIノートが途切れたら、次のMIDIノートで、その続きからLFOが動きます。
TRIGは、前のMIDIノートでLFOの途中までであっても、新しいMIDIノートが始まったら、LFOの最初から動きます。
ENVは、MIDIノートが続いていても、LFOの左から右まで1回だけ適用されて、繰り返されない。

BPMはDAWのBPMと同期させるか、させないかですね。

ANCHはアンカースイッチで、オートメーション化した場合に、LFOの再生位置がジャンプするかどうかを決定する・・・だそうです。
すみません、ボクにはちっとも理解できない。

TRIPは3連符、DOTは付点を選択したい場合です。

RATEはLFOの速度。

RISEがよくわからんのですよね。
どうも、LFOのふり幅を最大にするまでの時間っぽいんだけど。

DELAYは、LFOの適用が始まるまでの時間。

SMOOTHはLFOのカーブを滑らかにします。

その他

VELO・NOTEは何?
ベロシティ?

VOICINGは、結構重要な感じ。

MONOはモノフォニック。
再生できる音が一つになるそうですね。
ドを押さえたまま、ミを押さえて、ソを押さえた場合、MONOの場合は、ドミソのコードにならず、ドが鳴って、ミが鳴って、ソが鳴るってわけだ。
後から鳴らした音が優先ですね。

LEGATOはMONOの場合のみに適用。
モノフォニックの場合で、MIDIが重なった場合の音の違いですね。
MIDIが重なったときに、ENVが最初から始まるか、続きから始まるか、みたいな。

POLYはMONOと逆で、同時にいくつの音を出せるようにするか、ですね。

PORTAもMONOのときに適用。
ある音から別の音へ移るときの時間。

CURVEはPORTAの変化のしかたのカーブ。

ALWAYS・SCALEDは・・・わからん。
マニュアルを読んでもわからん。

エフェクター




 
10種類あります。
ここに関しては、1つ1つは解説しません。

ちなみに、この中のCOMPRESSORが、マルチバンドコンプで、みんな大好きOTTの元です。

見た目が全然違いますね。

エフェクトをかける順番も変えられます。

MATRIX

LFOやENVの割り当ては、引っ張っていけばいいんですが、ここを使うと、他にもいろいろな割り当てができます。

GLOBAL

ここでも、色々な設定ができます。
細かいめの設定。

でも、なぜか、ここにCHAOSというのがあります。
ランダムですね。
CHAOSは細かいめの設定とは言えないか。

CHAOSの割り当ては、MATRIXでできます。

まとめ

超有名シンセ、Serumさん。

何が人気って、音が良いのもそうですが、わかりやすいんでしょうね。
シンセの基本ですって感じですね。

シンセ自体が複雑なんですが、ちゃんと理解できれば、実は、それほど複雑じゃないんです。
そして、その基本みたいな画面なんですよね。

途中からほぼほぼ省略してますが、OSCの画面が理解できれば、基本、問題ないかと思います。

もう一つ、Serumの良い点が。
先ほど紹介した10種類のエフェクターですが、こちら、エフェクターとしても使用できるようになってるんです。
つまり、他の音に挿せるんです。

ピアノ音源にSerumのエフェクターとか。
別のシンセ音源にSerumのエフェクターとか。

まぁ、エフェクターの集合体ですので、複雑なことはできませんが、ENVやLFOを割り当てることもできたりするので、意外と使い道はあるんじゃないかと思います。

価格

【定価】
189ドル

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
Xfer recordsはセールをしないことで有名です。
だから、欲しい時が買い時です。
ただ、189ドルってなかなかの高額です。

で、spliceというところで、レンタルをするというのも一つので手です。

月9.99ドル(2023年3月現在)です。
しかも、spliceの良いところは、19か月払えば、Serumを所有することができる点です。
レンタルというより、分割ですね。

spliceでは、Serum以外にもレンタルをしています。
例えば、Studio Oneもレンタル(分割)しています。

ただ、セールをするものは、セールで購入する方が安いので、これまで紹介していませんが。
まぁ、セールで安くなっても一括で払うのはしんどいという場合は、利用してもよいかもしれませんね。

コメント