380.有料プラグイン IK MULTIMEDIA社のDYNA-MUを使ってみよう♪ ~コンプ~

アナログコンプレッサーです。
Manley Variable MU Compressorというコンプレッサーのモデリングのようです。

もちろん、ボクはよく知りませんが、とても有名で、とても人気のコンプらしいですね。
まぁ、実機がどうあれ、実際に使ってよいかどうかですからね。

基本情報

ダウンロードはこちら。

インストール方法

IK Multimedia Product Managerというソフトからインストール

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

THRESHOLD・ATTACK・RELEASE・OUTPUT・ON

コンプの基本的なつまみですね。

デフォルトの場合は、上のつまみを動かせば、下のつまみも動きます。
逆に、下のつまみを動かせば、上のつまみも動きます。

THRESHOLDだけわかりにくいかもしれないですが、MINの側がより圧縮する側です。
MINとMAXだとMAXの方がより圧縮する側かと感じますが(ボクだけかもしれませんが・・・)。
ONは電源です。

ほんのりとした感じですかね。

HARD


ほんのりとした感じと書きましたが、そもそも、何か足りないですよね。
何って、そう、レシオです。

レシオの設定がないですよね。
レシオ1.5:1で固定です。

そりゃあ、ほんのりですね。

ただ、もう少しがっつりかけたいという場合もあるでしょう。
それが、このHARDです。

HARDにすると、4:1になります。

まぁ、この2種類しかないんですけど。

INPUT

INPUTは入力です。

INPUT固定でTHRESHOLDを下げると、THRESHOLDで設定した音量より大きい音量が多くなります。
THRESHOLD固定でINPUTを上げると、THRESHOLDで設定されている音量より大きい音が多くなります。
つまり、THRESHOLDを下げることと、INPUTを上げることは、意味としては同じです。

意味は同じなんですが、このプラグインの場合、両者で音が変わります。

というのも、アナログコンプなので、INPUTを上げることで、倍音の付加が強くなるからです。

そして、INPUTを上げて、THRESHOLDを下げれば、最大に圧縮されるわけです。

このプラグインの右上にA、B、C、Dとあるのですが、これ、設定を4つ用意できるんですね。
今回はAは電源オフ、BはINPUTを変えずにスレッショルドを下げたもの、Cはスレッショルドを変えずINPUTを上げたもの、DはINPUTを上げてスレッショルドを下げたもの。
全て、最終の音量が同じようになるようにして、順番に聴いてみましょう。

INPUTを動かした場合とスレッショルドを動かした場合では、音の感じが少し違いますね。

SC

SCは低音部分の音を無視する設定です。
低音部分、つまりキックとかがある部分ですが、キックなどは音量が大きいわけですよね。
それを含むと、キックが鳴っているときにコンプがかかりすぎるような場合が出てきます。

そこで、SCをONにして、キックの音量と関係ない状態でコンプをかけるようにするわけです。
ちなみに、デフォルトでSCはONになっています。

ドラムがわかりやすいと思いますので、ドラム音源で。
また、SCの効果がわかりやすいような設定にしています。

今回もA、B、Cがそれぞれ、バイパス、SCがON、SCがOFFの設定になっていますので、順番に聴いてみましょう。

SCがオフになると、なんというか、不安定なかかり方になりますね。
つまり、キックが鳴っているときと、鳴っていないときで、かかり具合が変わってしまうんですね。
だから、マスターなどに挿す場合は、SCはオンのままにした方がよいかと思います。

GANG


L/Rの時だけ使えるやつです。
これは何かというと、リンクです。
LとRの設定をリンクさせます。

逆にこれをオフにすると、LとRで別の設定ができます。

後で説明しますが、その隣にLINKがあります。
が、GANGがリンクです。

よくわからないです。

LINK


謎のLINKです。

リンクと聴いてイメージするのは、GANGのLとRで同じ設定になるやつですね。
で、このLINKはマニュアルを見ると、SCが関係するらしい。

が、Plugin Doctorで確認したり、音を確認したりしていると、SCとHARDが関係しているようです。
特にHARDがわかりやすいです。

これもドラム音源の方が違いがわかりやすかったので、ドラム音源で確認しましょう。
ちなみに、LINKをオンにしても、オフにしても、GANGがオンになっていては、何も変化しません。
LINKを切り替えるときは、GANGをオフにしておくことが必須です。

わかりますか。
まず、LINKをオフにしているときは、LをHARDにするとLがHARDに、RをHARDにするとRがHARDになる。
当たり前ですね・・・
SCについては、ちょっと微妙で難しい。

で、LINKがオンになっている状態が不思議な状態なんです。
LINKがオンになっているときに、LをHARDにすると、LもRもHARDになります。
RをHARDにすると、LもRもHARDになります。

これがLINKなんでしょうけど、ここで不思議なのが、LをHARDにしても、RをHARDにしても、LとRの両方がHARDになる・・・のですが、微妙に違うんですよね。
つまり、LがHARD、RがNORMALの状態とLがNORMAL、RがHARDの状態では、音が違うということです。

さらに、LもRもHARDにした場合も、音がさらに変わるんですね。

これ、わざとそういう仕様なんでしょうけど、実機がそうなんですかねぇ。

このLINKとGANGの意味を理解するのに時間がかかって、しばらく更新ができませんでした。

ちなみに、M/Sの場合は、LINKとGANGをONにできません。
強制的に別設定をさせられます。

非常に不思議なプラグインです。

まぁ、LINKとGANGの切り替えをフルに使って使用する人って、そんなにいないのではないかという気もします。

T-RackS5のプラグインはこちら

価格

【定価】
99.99ユーロ

【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
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