何よりも見た目のインパクト大。
最近のWAVES社のプラグインは、随分変わってきましたね。
色んな人が関わっているようです。
このプラグインは、あの超有名なロックプロデューサーのButch Vigが関わってるとか。
知らんけど・・・
見た目も派手なものが増えてきました。
そして、わかりにくい(笑)
とは言え、一度理解したら、それほどややこしくないようです。
EQやコンプやディストーションなどがありますが、中身は色々と調整されているようで、単純な動きをするわけではなさそうです。
基本情報
ダウンロードはこちら。
見た目はこんな感じ。
わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。
INPUT・OUTPUT
このプラグイン、挿すだけでもややハイカットされたり、コンプがかかったりしているようです。
単純に挿した状態で、このカーブです。
ちなみに、音量の方がこんな感じ。
線が2本ありますが、濃い方のピンクはINPUTを最大まであげた状態です。
INPUT・OUTPUTのみをいじっただけで、これだけエフェクトがかかるんですね。
また、エフェクトの挙動もINPUTの量で随分かわるようです。
どのプラグインでも、INPUTの量を上げると、エフェクトのかかりかたが強くなるものですが、このプラグイン、どうも強くなるだけじゃないみたいなんですね。
ベタ打ちのミクさんに挿してみましょう。
バイパス、挿しただけの状態、INPUT最大の順で聴いてみます。
随分、変わりますね。
INPUT最大にした場合、OUTPUTをそれほど下げなくても、音量に変化が出ないぐらい圧縮がかかっています。
フィルター(LoCUT、HiCUT、MidDIP)
マニュアルによると、まず、このフィルター系のエフェクトがかかるそうです。
ローカット、ハイカットはよいとして、MidDIPはシンガーの声質によって、特定の周波数を除去するためのもののようです。
ただ、これもINPUTによって、全く挙動が変わります。
INPUT最大にしたらこんな感じ。
何がどうローカットで、何がどうハイカットになっているのかわかりません。
何より、MidDIPがプラス方向に変わってます。
INPUTが13ぐらいで、マイナスからプラスへ変わるようです。
ということで、ミクさんで。
INPUTが通常であれば、まぁ、普通の感じですね。
INPUT最大にしたら、ちょっと極端すぎて参考になりませんね・・・
De-ESSER
マニュアルによると、6KHzに設定されているそうですが、
最大に設定して2.5KHzぐらいまでは、これぐらいの圧縮です。
2.5KHzから段々圧縮が強くなってきて、6KHzがこれぐらい。
さらに9KHzぐらいまではさらに圧縮が進みます。
15KHzぐらいになるとまた変わってきます。
ということで、これまた複雑な動きをしているようですね。
やっぱり、INPUTをやや上げると、よりはっきりしますね。
COMPRESS
コンプですが、これまた単なるコンプじゃないですね。
COMPRESSを100に設定していますが、このように、音の小さいところを持ち上げて、音の大きいところは抑えるという形になっているようです。
まぁ、良き感じになるところを探すのがよいのでしょう。
LOWS・PRESENCE・AIR
EQですね。
これは、まぁ、ほぼ通常のEQです。
ブースト(カット)した時に、周辺がややカット(ブースト)するようですが、まぁ、概ね、通常のEQです。
LOWSが300Hz、Presenceが3kHz、Airが15kHzだそうです。
FOCUS
1は1kHzを中心に、2は2kHzを中心にブーストされます。
音量も全周波数でやや上がってます。
SATURATION
真空管とソリッドステート。
めっちゃ歪みます。
ソリッドステートは特に。
100にしたら、聴けないぐらいの歪み用です。
ギターとかでも使えるんじゃないでしょうか。
サチュレーションの後にLoCUTとHiCUTもかけられます。
プリセット
個別の設定を見てきましたが、プリセットで、全部まとめて確認しましょう。
ということで、このプラグインだけで、ボーカルの調整は十分というところでしょうか。
価格
【定価】
149ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2022年6月 35.99ドル
2022年11月 24.99ドル
2023年4月 29.99ドル
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