２７６．有料プラグイン　WAVES社のWLM Plus Loudness Meterを使ってみよう♪　～ラウドネスメーター～

2022.04.032024.03.02

最近はよく使われているラウドネスメーター。

このプラグインはWLM MeterとWML Plusの2つがあって、それぞれmono、stereo、5.0、5.1の4種類あるので、全部で8つのプラグインのセットです。
WLM Meterはメーターだけ、WML Plusはメーターの機能に、メーター以外の機能のプラスαがある便利な奴。

メーターなので、マスターの一番最後の最後に挿さないとダメですよ。

基本情報
プリセット
主要なメーターの見方
細かいメーターと操作
WLM Plusのみの設定
さらに細かい設定
価格
WAVES社の他のプラグインはこちら

基本情報

ダウンロードはこちら。

www.waves.com

Loudness Meter Plugin – WLM Plus | Waves

https://www.waves.com/plugins/wlm-loudness-meter#image

The Waves WLM Plus Loudness Meter plugin provides precision loudness measurement, metering, correction and adjustment tools for broadcast, movie trailers, games, packaged media and more.

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

SSS／がらくてぃっく＝すぺぇす

2022.02.03

エフェクターの役割と基本の設定を知ろう♪

https://sss-music.xyz/2022/02/03/pluguin

色々なプラグインを紹介しつづけることにより、ボク自身もちょっとずつエフェクターについての理解が深まってきた。そうなると、エフェクターの基本的なつまみも覚えてくるわけです。例えば、コンプのthresholdやratioとかEQのfreqとかQとか。そうなると、自分で理解していることの説明が、どうしても雑になってしまうんですよね。thresholdはスレッショルドですよね、なんて。また、各エフェクターで基本的なつまみに関する説明を毎回書くのも、それはそれで面倒くさい、・・・情報過多で、見にくいですよね。ということで、基本的な...

プリセット

基本的に、UPしたい配信サービスを選ぶ形です。
YoutubeにUPするなら、You Tubeのプリセットを選ぶことで、最適なラウドネス値を教えてくれます。

主要なメーターの見方

ラウドネス値を測定してくれます。
基本的にはShort TERMとLONG TERMの2つを見ればよいかと思いますが、表示は色々とあります。

Short Term・・・短時間のラウドネス値
Long Term・・・音源全体のラウドネス値
Range・・・ラウドネス値の最大、最小の差
Momentary・・・瞬間的なラウドネス値
True Peak・・・ピークメーター

プリセットを選んでいれば、その配信サービスに最適な場合は、SHORT TERM、LONG TERMには、このように緑のチェックマークで表示されます。

大きすぎる場合は赤、小さすぎる場合は青い数字で表示されます。

ラウドネスメーターとしての使い方で言えば、SHORT TERM、LONG TERMに緑のチェックマークがつくようにすれば、まぁ、それで良いと思います。

細かいメーターと操作

Unders・・・下のShort Minを下回った回数

Overs・・・下のShort Maxを上回った回数

再生と一時停止・・・測定を行うか、一時停止するか

右向き矢印・・・ON（緑）になっていると、DAWで音楽を再生すると測定、停止すると測定を止める。OFFにすると、再生、一時停止を手動で行う。

時間の表示・・・測定した時間

Reset・・・測定結果をリセット

基本的には、Resetぐらいしか使わないと思われる部分。

WLM Plusのみの設定

最初に書いた、メーター以外のプラスα機能です。

見たまんまですね、リミッターとゲインがついています。

True Peak Limiter下のON/OFFは、リミッターのON、OFF。

右側の数値は、リミッターの減衰量。

Gainのつまみはゲイン。

Trimは再生中に押せば、Gainをイイ感じに調整してくれる

メーターですので、本来は、全てを調整した上で確認するんですが、確認しながらゲインを調整したりできる。
なかなか、便利な機能ですね。

さらに細かい設定

さらに細かい設定って書きましたが、本来、一番重要な設定・・・なのですが、最初に書いたように、プリセットを選べば勝手に設定してくれるので、さわる必要がないんですよね。

Method
EBU・・・規定のゲート適用後のサウンドをラウドネスのアンカーとして計測、記録
LM1・・・プログラム全体のサウンドから平均ラウドネス値を計測
DIAL・・・ダイアログをラウドネスのアンカーとし、ダイアログが検知されている間だけ、ラウドネス値を計測、記録

Channel
Stereo、Left、Rightから選択

Weighting
ITU-R.B.S.1770、Leq(a)、Leq(b)、Leq(c)、Leq(m)、noneから選択

Short Time
LM1、DIALを選択している場合のみ設定可能。
Short Termの測定時間。

Short Max
Oversで表示される基準の数値

Srort Min
Undersで表示される基準の数値

True Peak Max
リミッターのスレッショルド

Target
目標とする数値。
この数値に合ったときに、緑のチェックマークがつく。

Custom Pre Filtering
測定する周波数の範囲の設定。
リミッター、ゲインと違い、元の音を加工するわけではない。

Momentary Scale
表示する数値の単位の設定。

Logging
測定結果をCSVファイルでエクスポートできる

このあたりは、よほどこだわらない限り、さわる必要はないかと。
リミッターを使用する場合のTrue Peak Maxぐらいか。

あると便利なラウドネスメーターでした。

価格

【定価】
399ドル
【セール等の価格】※全てのセールを把握しているわけではないので、参考までに・・・
2021年11月　29.99ドル
2022年3月　29.99ドル
2022年4月　35.99ドル
2022年11月　27.99ドル
2023年4月　29.99ドル
2023年6月　4400円
2023年8月　29.99ドル（本家さま）
2023年9月　35.99ドル（本家さま）
2023年12月　29.99ドル（本家さま）
2024年2月　29.99ドル（本家さま）

SSS／がらくてぃっく＝すぺぇす

2023.08.13