58.『リアリテ』

ネットの世界の良さは匿名性にある。
男だからって男である必要もない。
女だからって女である必要もない。

SSSは男であるが、中の人(?)は男か女かわからない。
まぁ、男なんだけど。

匿名性により、
本当の自分をさらけ出すこともできる。
匿名性により、
本当の自分を隠すこともできる。

ボクは、現実の世界では仮面を被っている。
ボクは、ネットの世界では猫の着ぐるみを被っている。
って、前に書いた気がする。

どっちも、たぶん、本当の自分ではないんじゃないかな。

で、この「ことのは/おといろ」は、
ネット世界への批判というつもりはないんだが、
なんか、そんな感じになっちゃってるのかなぁ。

リアルはリアルで存在していて、
ヴァーチャルはヴァーチャルで存在する。
それが現実で。

さて、今回の「ことのは」は、
なかなか、凝ってるなぁと思ふ。

「三原色」
「虚像」
「網膜」
「視覚で行うコミュニケーション」
「直線と曲線で構成された記号」
「モニター」
「0と1で表せないボクら」

ネット世界をボクなりに表現した「ことのは」たち。

そして、
「肌を焼く赤も
 肌を切る白も
 肌濡らす青も」

ボクの記憶が確かであれば、
たぶん、この「ことのは/おといろ」の原点は
これだったと思ふ。

ここスタート。

それぞれ、太陽、雪、雨を表しているんだと思ふ。

なんか、色を表現したかったんだよね。
で、このフレーズができて、
じゃぁ、そっからどう広げるかねぇ、と思ったときに、
ネット世界とリアル世界の話になっていったんだな。

だから、ネット世界を批判しようと思って書いたというより、
この言葉から進んだら、そんな「ことのは」になっちゃったんだね。

「切ると赤い血が流れるボクら」
これも、現実を象徴する「ことのは」として表現している。

リアルもヴァーチャルも
どっちも大切で、
どちらかに偏らないことが大切なんじゃないかな。

『リアリテ』

Vocals by 初音ミク
ことのは/おといろ:SSS

ただ三原色で創られた虚像
無感情に眺め
針だけがぐるぐると回り
虚無感のみ沈殿してく

見ず知らずの何処かの誰かの
想いを網膜に刻み
何処の誰に宛てたのかわからない
悪意で心を病む

そのままの私を見せることもできなくて
でも、偽りの私は自分ですらないのだから

さあ、翔び出せ!青空のもとへ
切ると赤い血が流れるボクら
さあ、翔び出すんだ 
痛みのあるリアルへ

直線と曲線で構成された
記号を読み取り
同じ座標で世界を眺め
求めるモノに埋もれていく

声の届く範囲 
視覚で行うコミュニケーション
無制限に生まれては消える
情報に溺れていく

モニターではぬくもり 感じること できなくて
でも、リアルの触れ合いに不安感じてしまうから

さあ、翔び出せ!星空のもとへ
0と1で表せないボクら
さあ、翔び出すんだ
ぬくもりあるリアルへ

肌を焼く赤も
肌を切る白も
肌濡らす青も
肌で感じる

創られた虚構
蓄積する虚無
溢れ出す虚栄
ただ虚しくて

さあ、翔び出せ!自分を信じて
永久の命をもたないボクら
さあ、翔び出すんだ
愛溢れるリアルへ

さあ、翔び出せ!日の光のもと
人のぬくもり 必要なボクら
さあ、翔び出すんだ
キミが生きるリアルへ
ボクらが生きるリアルへ

コメント

  1. アイソスタシー より:

    このブログはなるほどと共感しました。
    たまに「ネットの意見は本音で、リアルは建前」みたいな事言う人いるけど、そんな簡単じゃない気がするんですよね。
    ネットは匿名だから、本音は吐きやすいだろうけど、偽る事も簡単にできちゃいますからね。
    僕もリアルでもネットでも自分の見せたくない部分だけは隠して、あとはリアルでは口下手だけど、ネットでは大分饒舌になってるかも(笑)
    リアルタイムの会話が苦手で全然喋れなくて、電話とかも苦手なんですよね。メールとかTwitterとか、ゆっくり考えて文章打てると失言しなくて済むし楽なんですよ。とっさに自分の嫌な所を隠すのが下手なのかもしれないですね(笑)

  2. SSS より:

    もう、曲の解説でもなんでもなくなってきてますね(笑)
    ネットは本音なんてことはないですよね。
    本音なんて、誰にでも出せるものじゃない。
    匿名であっても・・・
    ただ、いろんな自分、本当の自分じゃなくても、
    それが自分のためになるなら、それもありなんじゃないかなぁ。

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