127.『キミに殺されたゐ(裏)』

「裏」です。

いつものように、新しい「ことのは/おといろ」を創ったので、「いんすと」を創ろうかな、と。
創ろうかなと思ったんだけど、ふと考えたわけです。

「いんすと」を創るように「ことのは/おといろ」を創ろうかなと。
で、やってみたのが、今回の「裏」。

やってみてわかったのは、別にできるもんだな、と。

基本的に、「ことのは/おといろ」と「いんすと」は創り方が全然違うんですよね、ボクの場合は。

何度か書いていますが、ボクは詞先なんです。
とにかく、「ことのは」が浮かばないことには、何も進まないんです。
曲先って、無理なんですよね。

そもそも、ボクは頭の中に曲がないんです。
曲がないんだから、創りようがないんです。

でも、「いんすと」を創るときは、当然「ことのは」がないので、曲から作り始めます。
いや、正確に言うと、曲でもないんですよね。
だいたいループから創り始めます。

ループって楽しいんですよね。

ただ、結局のところ、音階がないんだな、ボクの頭の中に・・・
致命的じゃん。

しかし、不思議なのが、ループって、ピッチが無いんですよね。
いや、正確には、それぞれの音にピッチがある。
ピッチがあるのに、組み合わせても特に違和感がない。

けど、「ことのは/おといろ」は、ピッチが合わないと違和感しかない。
何の違いなんでしょうね。

ということで、好きにループを創る。
で、「ことのは」があるので、適当にメロをつける。
「ことのは」を考えなくて良いって、すごいラクだ。

コードをつけない。
コードをつけると、どうしても、そのコードに縛られてしまう。
コードから外れた音をつけたところで、それほど違和感はない。
いや、ある音とない音があるんだけど。

で、今回は面倒なので、コードをつけずに進めてみる。

コードをつけないと、転調だってし放題。
し放題といいつつ、1回しか転調してないなぁ。

で、元の「ことのは/おといろ」は、思うところがあって、ちょっとゆっくり目にしてみたんだけど、ひたすらBPM200の16分音符という原点回帰。
原点?
原点なのか?

元と変えたから、Bメロが無くなった。
Bメロの「ことのは」はAメロのまま使用。
Aメロ、サビ(Bメロか?)、Aメロ、サビ、Cメロ(こっちがBメロか?)、サビの展開となって。

都合上、「どうせ死ぬなら」が繰り返しになって、元よりも回数が増えた。

あと、最初のAメロの後の間奏を4小節でやってみたり、まぁ、ちょっと色々やってみた。
ミクさんの声は加工しまくりで。

さて、改めて聴いてみると、やっぱりミックスがよくわからんのだな、うん。
プラグインを紹介しているくせに、正しく使えていないんだよね、きっと。
使い方を知るのと、使えるようになるのは、また別の問題。

まぁ、そんなことは、曲創りだってそうか。
曲創りって、わからん・・・

そして、困ったことに、成長しない。
何とかならんもんかのぉ。

『キミに殺されたゐ(裏)』

うたごえ:初音ミク
ことのは/おといろ:SSS

死神たちが 我が物顔で歩き廻って
半歩ずれただけで 幸と不幸が交差する
踏み出せば 目の前に広がる景色も変わって
伸ばした右手が掴もうとしていたのは 光なのか闇なのか

身体の一部を削り取られていくような この世界で
留まることも許されずに ただ生かされ続けて
台地は無限に広がっているはずなのに
透明なガラスで囲まれた閉じた空間の中で 生かされているだけ

どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ
どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ

よくわからない管を繋がれ
キミのこともわからなくなって 消えていくぐらいならば
キミのことを想いながら キミの手で

どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ
どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ

わからないことが増えていって
キミと話すこともできなくなって 消えていくぐらいならば
キミの手を握りながら キミの手で

今はまだキミに誓った夢を叶えられていないから
伝えていないけどね

理不尽なことはそこらにいくらでもあって
努力も足掻きも 全て簡単に無に帰す
積み上げてきたものも 全て一瞬で消え去って
求めていたはずのものは 誰が求めていたものだったのか

大切なものを忘れていってしまうような この世界で
振り返ることすらできないまま 朝日を見上げて
可能性は無限にあるはずなのに
目の前の道はまっすぐどこまでも続き レールの上を歩くだけ

どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ
どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ

よくわからないものに縛られ
自分の生き方も見失って 消えていくぐらいならば
キミのことを想いながら キミの手で

どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ
どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ

全て信じられなくなって
キミのことすら疑ってしまって 消えていくぐらいならば
大好きなキミのことを見つめながら キミの手で

生まれる時も 生まれる場所も
決めることができなかったボクとキミが
出会うことができた この幸運が
ボクの人生の全ての運を使ってしまったと言われても
仕方がないぐらいボクにとっての奇跡で

生まれる時も 生まれる場所も
決めることができなかったボクとキミが
出会うことができた この出来事は
キミにとっては それほど良いことではなかったかもしれないけれど

どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ
どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ

何もかもが嫌になって
キミのことも想い出せなくなって 消えていくぐらいならば
キミのことを想いながら キミの手で

どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ
どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ

何もかもがなくなっていって
心さえもなくなってしまって 消えていくぐらいならば
キミの手を握りながら キミの手で

キミはきっと怒るだろうから
死んでも伝えられないんだろうけどね

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