126.『キミに殺されたゐ』

なかなか新曲が創れない・・・
とほほ・・・です。

さて、久しぶりの新曲ですが、今回はなかなか「ことのは」が気に入ってる♪
タイトルが結構きつめですが、ボク的にはラブソングです。

今回は、完全にタイトルにもある「どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ」がメインです。
なかなか物騒な言葉なので、「殺されたい」のままは嫌だったので、「殺されたゐ」。
一度、「殺されたひ」にしてみたんだけど、ちょっと読みにくいかな、と。
まぁ、「殺されたひ」も捨てがたかったのですけど。

「どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ」が浮かんでからは、結構早かった。

サビの最後の
「今はまだキミに誓った夢を叶えられていないから 伝えていないけどね」
「キミはきっと怒るだろうから 死んでも伝えられないんだろうけどね」
も、ほぼ同時に決まった。

同時というか、セットですね。
本当に伝えてしまうと、ちょっと引くよね(笑)

「生まれる時も 生まれる場所も・・・」のところも、本当は「死ぬときは自分で決めたい」みたいなことを考えていたんだけど、これまた、ちょっと重くなりすぎるしなぁ、と。

とまぁ、こんな感じですね。
あとは、前後を適当に合わせて・・・(笑)

さて、メロディで困ったのが、「どうせ死ぬなら」の「どうせ」の部分。
2番なんて顕著なんだけど、やっぱり、しゃくりたいですよね。
しゃくりを入れること自体はいいんだけど、どれだけひっぱるかが難しかった。

ひっぱったときの、音の長さが、なかなかすんなりと決まらなくって、どれだけ「どーおーせー」を聴いたことやら。
これ、ダメらしいですね。
繰り返して聴いたら、耳が慣れてしまうということで。

これで完璧!と思っても、しばらくして聴いたら、何じゃこれ、って感じで。

「おといろ」の方は、裏コードを意識して使ったことぐらいかなぁ。

とりあえず、全体的にコードが決まって、さぁ、間奏をどうするかな、と。
いつも、これで困る。
ちょうど、その頃に、ブログでTACTICについて書いていたから、使おうっと。

ちょっと遊んでいたら、なかなか良き感じになってきたので、そのまま採用。
結局、ループになってしまうボクの「おといろ」。

そして、ついついやっちゃうピアノ。
ピアノって、意外といいんだよねぇ。

今回はストリングスも投入。
せっかくしっとりしたのに、最後はFXでぶち壊すという、ボクにありがちな展開。

どうも成長がないなぁ。

とはいえ、今回の「ことのは/おといろ」は結構気に入ってる♪
ぜひぜひ、楽しんでいただけたらと思います。

『キミに殺されたゐ』

うたごえ:初音ミク
ことのは/おといろ:SSS

キミに殺されたゐ

死神たちが 我が物顔で歩き廻って
半歩ずれただけで 幸と不幸が交差する
踏み出せば 目の前に広がる景色も変わって
伸ばした右手が掴もうとしていたのは 光なのか闇なのか

身体の一部を削り取られていくような この世界で
留まることも許されずに ただ生かされ続けて
台地は無限に広がっているはずなのに
透明なガラスで囲まれた閉じた空間の中で 生かされているだけ

どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ
どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ

よくわからない管を繋がれ
キミのこともわからなくなって 消えていくぐらいならば
キミのことを想いながら キミの手で

わからないことが増えていって
キミと話すこともできなくなって 消えていくぐらいならば
キミの手を握りながら キミの手で

今はまだキミに誓った夢を叶えられていないから
伝えていないけどね

理不尽なことはそこらにいくらでもあって
努力も足掻きも 全て簡単に無に帰す
積み上げてきたものも 全て一瞬で消え去って
求めていたはずのものは 誰が求めていたものだったのか

大切なものを忘れていってしまうような この世界で
振り返ることすらできないまま 朝日を見上げて
可能性は無限にあるはずなのに
目の前の道はまっすぐどこまでも続き レールの上を歩くだけ

どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ
どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ

よくわからないものに縛られ
自分の生き方も見失って 消えていくぐらいならば
キミのことを想いながら キミの手で

全て信じられなくなって
キミのことすら疑ってしまって 消えていくぐらいならば
大好きなキミのことを見つめながら キミの手で

生まれる時も 生まれる場所も
決めることができなかったボクとキミが
出会うことができた この幸運が
ボクの人生の全ての運を使ってしまったと言われても
仕方がないぐらいボクにとっての奇跡で

生まれる時も 生まれる場所も
決めることができなかったボクとキミが
出会うことができた この出来事は
キミにとっては それほど良いことではなかったかもしれないけれど

どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ
どうせ死ぬなら キミに殺されたゐ
いつか死ぬなら キミに殺されたゐ

何もかもが嫌になってしまって
キミのことも想い出せなくて 消えていくぐらいならば
キミのことを想いながら キミの手で

何もかもがなくなっていって
心さえもなくなってしまって 消えていくぐらいならば
何よりも大切な キミの手で

キミはきっと怒るだろうから
死んでも伝えられないんだろうけどね

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