712.有料プラグイン iZotope社のNeutron5 Phaseを使ってみよう♪ ~位相~

Neutronを5にするかどうか悩んでいたんだけど、5にした一番の理由は、これが気になってたんですよね。
新しく追加された、これ。

ボクの認識では、波形の上下のずれ、非対称性を修正してくれるものだと思ってるんですけどね。
はたして、これで合っているのかどうか。

基本情報

ダウンロードはこちら。

インストール方法

iZotope Product Portalというソフトからインストール

見た目はこんな感じ。

わからない言葉などが出てきたら、こちらで確認を。

Learn

このプラグインに関しては、概ね、このLearnを押して、DAWで音源を再生すれば、それでよいかと思われます。
で、それにより何が起きるか、ですね。

上の段(水色)が元の音源、下の段(黄色)がPhaseを挿した音源です。

中心に赤い線を入れましたが、元の音源は、波形が中心から、上に偏っています。

音は波なわけです。
上に上がったり、下がったりして、音が成り立っているわけです。
この上、あるいは下にいけばいくほど、音量が大きいということです。

これって、耳で聴いても、ほとんどわからない程度なんです。
しかし、機械が判断するのは、当然、大きい方の音量になるわけです。

たとえば、リミッターを挿した場合、大きい方の音量でひっかかるわけです。
あるいは、リミッターを挿していなくても、単純にクリップにひっかかるわけです。

これ、音量の大きい方を上げて、音量の小さい方を下げて・・・つまり、中心から対称になる程度にすれば、ちょっとだけ音量を下げることができるわけです。

それをするためのプラグインです。
上に、あるいは、下に、ちょっとだけ偏っている波形の偏りをとるんですね。

それをしたのが、下の波形ですね。

これ、単体では、ほぼ何もかわらない程度なんですが、そんな音源が、5、10、20、30と重なっていくと、「ちょっとだけ」が「ちょっとだけ」じゃなくなってくるわけです。
そうすると、クリップにひっかかることなく、音量を上げることができるわけです。

まぁ、いわば、それだけなんです。

うん、何も違いがない。
違いがないんだけど、違うんですよね。

Rotation・Delay

一応、手動でも設定できます。
Rotationで、波形をずらすことができます。
これが、非対称を対象にするためのつまみです。

Delayは、音のスタートをずらすもののようですが、これは・・・何のためにあるんでしょう?

Delta・Oscilloscope Type Display・Oscilloscope Time Display

Deltaはエフェクトのかかった音だけを聴くやつ。
右側のやつは、エフェクトの設定ではなく、オシロスコープの表示の切り替えの設定ですね。

まとめ

正直、動画がなくていいかなとは思うんだけどね。
これが、一番気になっていたんですよねぇ。

そして、確認してみて、やっぱり、これのためにNeutron5にする価値はあるかもしれない、と思った。

価格

価格は、Neutron5の方でご確認を。     

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