コンプと並ぶ基本的なエフェクター、EQ。
正しくはEqualizer(イコライザー)。
コンプは音の大きさに関係するエフェクターでしたが、
EQは音の高さに関係するエフェクターです。
まずは使ったらどうなるかを確認しましょう。
これが元。
で、EQを使ったのがこれ。
ベースがはっきり聴こえるようになりましたね。
これがEQの役割の一つ。
音の高さは周波数で表されます。
Hz(ヘルツ)という単位を使います。
キックの低音の代表ですが、実際にはこんな感じです。
意外と低音から高音まで出てるんですね。
ベースも低音ですが、こんな感じ。
両方合わせたのが、これ。
よく見たらわかりますが、両方合わせたものと、キックの音は、ほぼ同じです。
つまり、ベースの音は、完全にキックと重なってしまっているんですね。
ということで、ベースのベースらしい音のところだけ、
キックの音を下げてみましょう。
このように、EQは特定の高さの音だけ音量を上げたる下げたりできるエフェクターです。
逆にベースの方もキックらしい音のところを下げてみます。
こんな感じ。
で、どうなるか聴いてみましょう。
最初の1小節はEQなし。次の1小節はEQあり。
極端にやったので、やっぱり音が少し変化してしまいますねぇ。
まぁ、いいや。
さらに、キックのキックっぽいところと、ベースのベースっぽいところを、逆にあげてみましょう。
キック。
ベース。
はい、そうすると、こうなります。
まぁ、こんな極端に使うものではないのですが、わかりやすいように。
ちなみに、今回使っていたのは、Studio Oneに搭載されていた。Pro EQ2というプラグイン
使い方はそんな難しくなくて、基本的にはカラフルな点を動かすだけ。
縦がボリューム、横が周波数。
左の方が低い音、右の方が高い音。
これは、下の数字が書いているところでも調整可能。
Gainがボリューム、Freqが周波数。
で、Qって書いているところの数値を変えると、次のように変わります。
あぁ、下の部分をカットしてしまった。
オレンジのQが0.10(最小)、黄色のQが2.26、黄緑のQが24.0(最大)。
数字が小さいとなだらかに、数字が大きいと尖ってますよね。
その点を中心に全体的に上げるか、ピンポイントで上げるか、が設定できます。
そして、LC、HCというのが、左下、右下にあります。
これは、Lowcut(ローカット)とHighcut(ハイカット)。
低い方、あるいは、高い方をばっさり切ってしまう。
もしかしたら、こっちの方がよく使うかもしれませんね。
低音楽器以外は、低音をバッサリ切ってしまうとか。
LLCというのは、ローカットのきつめのやつなのかな?
80Hz、50Hz、20Hzの3種類で、普通のとSoftって設定がある。
カーブは、SoftにしてもLCよりきつめのラインになる。
Softにしなければさらにきつめ。
前のLは何だろう?
Low Low Cutなのか?
ちなみに、WAVES社のQ10というイコライザーはこんなの。
10か所を設定できる。
そこまで作りこめるものなのか?
プリセットの設定があった。
なんか密集してるけど、この密集しているところ、全部いるんですか?(笑)
ということで、イコライザーでした。
今回のように、音が重ならないようにできます。
あとは、要らない音をカットしたりもできます。
カットしても、耳で聴く限りは変化がない部分もあったりするんですよねぇ。
変化がないのでほっておいてもよいのですが、ほっておくと全体の音量がオーバーして、
必要なところも含め全体的に音量を下げないといけなくなってしまったりするのです。
あとは音創りですね。
この音のこの部分が好きで、もっと強調したいとか、
この音は好きなんだけど、なんかここだけ耳障りだな、とか。
コンプもEQもこういう設定がいいよ、と色々なところに書いてありますが、
最終的には好みも大きいと思います。
色々と試してみて下さい♪
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